
瓢亭の朝かゆ 京都で味わう、400年の伝統が宿る朝ごはん
南禅寺のほど近く「瓢亭 別館」は、格式ある本館の伝統を受け継ぎつつも、より気軽に京都の味を楽しめる場所として知られています。
瓢亭の歴史は、400年以上前にさかのぼります。もとは南禅寺の参拝者をもてなす茶屋から始まり、懐石料理の名店として発展を遂げた本館は、今やミシュラン三つ星の常連。
そんな本館の隣に建つ別館は、テーブル席が中心で、椅子に座ってゆったりと食事ができるスタイル。和の趣を残しながらも、肩ひじ張らずに利用できるのが魅力です。
「蹴上駅」からも近く南禅寺の散策と組み合わせて訪れるにもぴったりです。
名物「朝かゆ」で味わう、京都の朝の贅沢
瓢亭 別館の名物といえば、やはり「朝かゆ」。この朝食は京料理の技法を余すところなく盛り込んだ、まさに朝の懐石と呼ぶべき内容です。
朝かゆの主役であるお粥には、白かゆと鶉(うずら)かゆの2種類があります。白かゆは3月16日から11月末まで、鶉かゆは12月から3月15日までの期間限定。冬の寒い朝にいただく鶉かゆは、鶉の旨味がしっかり染み出し、体の芯までじんわりと温めてくれます。
セットには、瓢亭を代表する料理「瓢亭玉子」も含まれています。ゆで加減が絶妙で、黄身はとろり、白身はやわらかく、塩気もほんのり。これを食べるだけでも訪れる価値があると言われるほどの逸品です。
さらに、季節の八寸や白味噌の汁物なども付き、目にも舌にも楽しい構成。旬の食材を繊細に盛り込んだ小皿料理は、朝から贅沢な気分にさせてくれます。
地よい空間で、京都の朝を味わう
店内は全54席。椅子とテーブルの席が用意されており、正座が苦手な方や車椅子利用の方でも安心です。落ち着いた和の設えの中で、ゆったりとした朝の時間を過ごすことができます。
瓢亭 別館の朝かゆは、単なる朝食を超えた「京都の朝の体験」です。旅のスタートにぴったりの一杯を、ぜひ味わってみてください。
店名 | 瓢亭 別館 |
営業時間 | 08:00 - 11:00、12:00 - 16:00 |
住所 |
京都市左京区南禅寺草川町35 |
アクセス |
地下鉄蹴上駅 徒歩5分 |
定休日 | 木曜日 |
電話番号 |
075-771-4116 |
公式サイト |
http://hyotei.co.jp/ |