京の美しき味わい、いづ重の「上箱寿司」

京の美しき味わい、いづ重の「上箱寿司」

GO KYOTO編集部 グルメ専門チーム
2025年3月31日

八坂神社の麓に佇む老舗の味

京都・祇園、八坂神社の石段を下ったすぐの場所にある「いづ重」は、明治45年創業の京寿司の名店です。100年以上の時を超えて受け継がれてきた味は、観光客はもちろん、地元の人々にも愛されています。外観は趣のある木造建築で、どこか懐かしさを感じさせてくれる佇まい。暖簾をくぐると、京都ならではの丁寧な接客と共に、手間ひまかけた寿司の世界が広がります。

見た目も味も華やかな「上箱寿司」

上箱寿司 2,333円

数あるメニューの中でも、ひときわ目を引くのが「上箱寿司」。まず目に入るのは、その市松模様の美しさ。まるで一枚の和のアート作品のような押し寿司で、小鯛、えび、とり貝、厚焼き卵、さらに季節によっては夏のハモや冬の鰆といった旬の魚が並びます。
この美しい模様、実は一つひとつの具材を切って並べているのではなく、一枚の押し寿司を切り分けて模様になるように組み直しているのです。そんな手の込んだ作り方に、職人の技と京寿司の伝統が感じられます。
味わいは、どのネタも丁寧に下処理され、少し甘めの味つけ。ふんわりと香る木の芽がアクセントになっていて、口に運ぶたびにやさしい風味が広がります。目で見て楽しく、食べて心がほぐれる、まさに五感で楽しむ京寿司です。

手軽に買える、祇園と駅の2つの窓口


この上箱寿司は、祇園の本店で味わえるのはもちろん、新幹線京都駅構内でもミニサイズが販売されているので、旅のお供にもぴったりです。特に駅構内では、京都らしいお弁当として人気が高く、新幹線に乗る前に購入して車内で楽しむ人も多いとか。
本店での価格は2,333円。少し特別感のある値段ですが、その美しさと味わい、そして旅の思い出になる一品と考えると、納得の内容です。なお、過去には1,944円で販売されていた時期もあるようなので、価格は時期によって変わる可能性があります。

ほかにも楽しみたい、いづ重の多彩な寿司


いづ重では上箱寿司以外にも魅力的な京寿司が並びます。鯖寿司は特に有名で、長崎県対馬産の鯖を使用したこだわりの一品。脂が乗った鯖と酢飯のバランスが絶妙で、ファンが多いのも頷けます。
さらに、いなり寿司、京ちらし、巻寿司、海そう巻、小鯛笹巻、穴子の蒸し寿司など、種類も豊富。いづ重ならではのやさしい味つけと、手仕事の丁寧さが感じられる寿司ばかりです。

京寿司の文化を未来へ


いづ重では、古くから伝わる京寿司の技法を今に伝えながら、新しい世代にもその魅力を伝えようとしています。職人を育てるために調理師や補助スタッフの募集も行っており、京の味を守るための努力を惜しみません。
寿司一貫一貫に込められた思いと技術は、口にすればするほど伝わってくるもの。観光で京都を訪れる方はもちろん、京都に住んでいる方も、一度はこの伝統の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

店名

いづ重

営業時間

10:30~17:00 ※完売次第、早仕舞いする場合あり

住所

京都市東山区祇園町北側292-1

アクセス

京阪 祇園四条駅から 徒歩8分

定休日

水・木曜日

電話番号

075-561-0019

公式サイト

http://gion-izuju.com/

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