
京都駅 老舗の西京焼きランチ|京都やま六
旅の始まりや終わりに京都駅を利用する方にぜひ立ち寄ってほしいのが、ジェイアール京都伊勢丹の地下1階にある「西京焼き 京都やま六」。
ここは、京都の食文化を象徴する「西京漬け」を、焼き立てで提供するという新しいスタイルで話題を呼んでいます。
運営するのは、1927年創業の「京都やま六」。長年にわたり西京漬けを専門に扱ってきた老舗であり、もともとは土産物としてのパッケージ商品が主力でした。
しかし「もっと美味しい瞬間を知ってもらいたい」との思いから、2023年にこの直営店がオープン。カウンター9席とテーブル12席というコンパクトな空間ながら、味噌樽をモチーフにした和モダンな内装が施され、落ち着いた雰囲気が漂います。
味の決め手は、長年の研究により生まれた特注の「樽みそ」。職人が厳選した銀だらやさわらなどの魚を、一晩じっくり漬け込んだあと、さらに仕上げの“二度漬け”で味を染み渡らせるという、手間のかかる製法が特徴です。
保存食ではなく、魚の旨味を最大限に引き出すための加工法――そんな京都やま六のこだわりが、一皿ごとに感じられます。
やま六の名物、西京焼き定食
銀だらの西京焼き定食 2,600円
銀だらの濃厚さに魅せられる、西京焼き定食
お店の看板メニューであり、圧倒的な支持を集めているのが「銀だらの西京焼き定食」。
西京漬けに最も適しているとされる銀だらは、脂の乗りがよく、焼くと身がふっくらと仕上がるのが特徴です。
ひと口食べると、まず味噌の甘く芳ばしい香りがふわりと立ち上がり、続いて銀だらのとろけるような身が舌に広がります。絶妙な焼き加減により、外側は香ばしく、中はしっとりジューシー。噛むほどに味噌のコクと魚の旨味が一体となり、思わずため息がこぼれる美味しさです。
定食には、ご飯、季節のおばんざい4種、小鉢、味噌汁が付き、満足感も抜群。どの副菜も丁寧に仕上げられており、メインの銀だらとのバランスも考え抜かれています。
週末は整理券が配布されることもあるので、早めの来店がおすすめです。
京都の玄関口で、伝統と革新が交差する一皿に出会える「西京焼き 京都やま六」。短時間で京都らしさを味わいたい旅行者にこそ、ぜひ体験してほしい名店です。
店名 | 西京焼き 京都やま六 |
営業時間 | 11:00-15:00 , 16:00-20:00 |
住所 |
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹 B1 階 |
アクセス |
JR 京都駅 徒歩1分 |
定休日 | ジェイアール京都伊勢丹に準じる |
電話番号 |
050-5600-9084 |
公式サイト |
https://www.kyoto-yamaroku.co.jp/ |