京都国立博物館 特集展示「光琳かるたと小西家伝来尾形光琳関係資料」―光琳かるたと貴重資料でたどる琳派の世界―
小倉百人一首歌留多

京都国立博物館 特集展示「光琳かるたと小西家伝来尾形光琳関係資料」―光琳かるたと貴重資料でたどる琳派の世界―

特集展示「光琳かるたと小西家伝来尾形光琳関係資料」

京都国立博物館で琳派を代表する絵師、尾形光琳(おがたこうりん)が手掛けた「小倉百人一首歌留多(光琳かるた)」と、小西家に伝わる光琳関係資料が同時に紹介される特集展示「光琳かるたと小西家伝来尾形光琳関係資料」が開催されます。


重要文化財 百人一首画稿(小西家伝来尾形光琳関係資料のうち) 尾形光琳筆 京都国立博物館蔵

今回の展示の大きな見どころは、光琳が描いた「小倉百人一首歌留多」、通称「光琳かるた」です。百人一首の和歌と、光琳独自の装飾的で鮮やかな筆致が融合した作品は、絵画と文学が響き合う特別な存在です。歌と絵で古典の世界を楽しめるこのかるたは、光琳芸術の中でももっとも親しみやすいものではないでしょうか。


小倉百人一首歌留多 尾形光琳筆

展示には、京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」のモデルとなった光琳筆「竹虎図」も展示。躍動感あふれる筆遣いで表された竹と虎の姿は、光琳の力強さと遊び心を感じさせる作品です。国宝や重要文化財を数多く収蔵する京都国立博物館ならではの名品を、間近で鑑賞できる貴重な時間となるでしょう。


竹虎図 尾形光琳筆 京都国立博物館蔵

会期中には関連講座も企画されています。2026年1月17日(土)には「光琳かるたの絵と言葉」と題した土曜講座が予定されており、京都国立博物館保存修理指導室長の福士雄也氏が講師を務めます。光琳作品の背景や制作意図を専門的な視点から学べる機会として、展示と合わせて楽しむことができます。

展覧会名

特集展示「光琳かるたと小西家伝来尾形光琳関係資料」

会期

2025年12月16日(火)~2026年2月1日(日)

館名

京都国立博物館 平成知新館2F-4・5

開館時間

9:30〜17:00(金曜日は20:00まで開館。入館は各閉館の30分前まで)

住所

京都市東山区茶屋町527

アクセス

京阪七条駅 徒歩7分、市バス 博物館三十三間堂前下車 徒歩すぐ

休館日

月曜日、2025年12月29日(月)~2026年1月1日(木・祝) ※ただし、1月12日(月・祝)は開館し、1月13日(火)休館

電話番号

075-525-2473(テレホンサービス)

入場料

一般700円/大学生350円/高校生以下および満18歳未満、満70歳以上無料

公式サイト

https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/2025_korin/
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