アサヒグループ大山崎山荘美術館 企画展「美術館で大航海！ ～コレクションをたどって世界一周～」｜歴史的建物とともに楽しむ、芸術と文化の航海記

大山崎町にあるアサヒグループ大山崎山荘美術館は、2026年に開館30周年を迎えます。その記念を前に開催される企画展「美術館で大航海！ ～コレクションをたどって世界一周～」は、古今東西の多彩な作品を紹介する特別な展覧会。初出品作を含め100件以上が展示され、訪れる人々は世界各地の美術と工芸をめぐる旅を体験することができます。

今回の展示では、幕末に日本の町絵師が盛んに描いた「泥絵」の《オランダ船図》や、18世紀イギリスの《スリップウェア鳥文鉢》など、歴史的背景とともに鑑賞できるのが魅力。時代や地域を超えて紡がれる美術の物語は、旅をするような感覚で楽しめます。


《オランダ船図》　18世紀　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


《イギリス　スリップウェア鳥紋鉢》　1769年　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


ポール・シニャック《ヴェネツィア》　1908年　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


《ペルシア　白地藍彩双獣把手壺》　12世紀　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


《ドイツ　ビールマグ》　18-19世紀　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


《明　萬暦赤絵花入》　16-17世紀　アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵


展覧会の会期中には、修復家による講演会や建物探訪のツアーなど、作品や建物をより深く理解できる下記の企画も行われます。

• 講演会「絵画作品の損傷と保護」
• 大山崎山荘ツアー（館内一部の写真撮影可）
• 大山崎山荘ゆっくりツアー
  ※詳細はWebサイトでご確認ください。

大山崎山荘の歴史や保存修復の現場を知ることができ、展覧会と合わせて学びの機会を得られる点も見どころです。


さらに、会期中は館内の喫茶室で展覧会にちなんだ限定スイーツが楽しめます。美術鑑賞の余韻を感じながら味わう甘味は、企画展ならではの楽しみ。美術と食の両面から特別な体験ができるのは、アサヒグループ大山崎山荘美術館の魅力といえるでしょう。