一念坂 清水寺へとつづく古都を感じる石畳
八坂神社から、ねねの道を通って清水寺に向かう途中にある「一念坂」。
この界隈は歴史的な街並みと職人の手仕事が息づく名所として、国内外の観光客から長く愛されてきました。石畳、風に乗る香り、店先に並ぶ工芸品の温かさ。その一つ一つが、旅の特別な瞬間を生み出してくれます。
この記事では、そんな「一念坂」の魅力を、紹介します。
目次
一念坂とは
一念坂は、東山の清水寺へ向かう途中に位置する風情ある通りで、その正式名称は「一念坂」または「一念坂通」です。祇園から清水寺へ向かうと「二寧坂」「産寧坂」の手前にあり、石畳と町家建築の町並みがそのまま残っていることで人気を集めています。
一念とは「心にひとつの思いを起こす」ことを意味しており、歩くたびに気持ちが整っていくような静かな空気が漂います。
京都の数ある通りのなかでも、特に落ち着いた雰囲気に包まれているのが一念坂。観光シーズンを避ければ人通りが少ない時間帯もあり、石畳に差し込む柔らかな光を眺めながら散策するにはぴったりのエリアといえます。
“坂を上る時間”が特別になる理由
一念坂のある東山界隈は、古くから参拝者が行き交う場所として発展してきました。清水寺への参道は平安時代から人の流れがあったとされ、その名残を今も町家建築の形で感じることができます。
一念坂に続く産寧坂は、子授けのご利益で知られる「産寧坂」を守る参道として整備され、一念坂も同様に、参拝を迎える通りとして役割を担ってきました。現在は景観保護地区として街並みが大切に保存されており、木製の格子、瓦屋根、土壁や漆喰壁、石畳の道など、歴史的な意匠がそのまま残されています。
一念坂の先に続く二寧坂(二年坂)も、清水寺へ向かう参道のひとつとして古くから親しまれてきた通りで、一念坂よりも長く、石畳の道と町家が連なる風景が特徴で、歩くだけで京都らしい街並みを感じられます。現在は和雑貨店や甘味処が並ぶ散策スポットとして知られ、京都らしい景観を楽しみながらグルメやショッピングが楽しめる、観光都市京都の中でも最も京都らしい場所の1つです。
町家が連なる風景と周辺のお店
一念坂周辺には、伝統工芸品や和雑貨、食事処など、女性に人気の高いお店が並びます。観光客だけでなく、地元の人にも愛される店が多いため、立ち寄る楽しさがあるのも魅力。散策しながらお気に入りの一品を見つける時間は、旅の大きな思い出になります。通りをすぎると、二寧坂につながり、さらに産寧坂から清水寺にアクセスできます。坂道そのものが観光ルートになっているので、無理なく歩きながら名所を巡れるのも嬉しいポイントです。
一念坂で立ち寄りたいお店
一念坂周辺には、京都らしい落ち着いた雰囲気の中でスイーツやランチ、コーヒーが楽しめる魅力的なお店がそろっています。石畳の散策と合わせて訪れたい店舗を紹介します。
The Unir coffee sensesの季節の味わい“フルーツサンドイッチ重”
店名 | The Unir coffee senses |
営業時間 | 11:00–18:00(17:30L.O.) |
住所 | 京都府京都市東山区桝屋町363-6マップ |
アクセス | 京阪電車「祇園四条駅」、路線バス JR京都「 東山安井」下車 徒歩約15分 |
定休日 | 毎週水・第1第3木曜 |
電話番号 | 075-746-6353 |
公式サイト | https://www.theunir.com/ |
高台寺 一念坂 金網つじ|京町家の静けさに寄り添う、伝統工芸の店
店名 | 高台寺 一念坂 金網つじ |
営業時間 | 10:00-18:00 |
住所 | 京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町362マップ |
アクセス | 京阪 祇園四条駅から徒歩20分 |
定休日 | 毎週水曜日(年末年始休業) |
電話番号 | 075-551-5500 |
公式サイト | https://kanaamitsuji.com/ |
KURODOH | くろどうのランチ【Lunch YASAKA】で味わう京素材の確かな一皿
店名 | KURODOH |くろどう |
営業時間 | 平日ランチ11:30 - 16:00/ 平日ディナー 17:30 - 22:00/ 土日祝日(※ディナーのみ) 17:30 - 22:30 |
住所 | 京都市東山区八坂通下河原東入八坂上町366マップ |
アクセス | 京阪本線「祇園四条」から徒歩10分 |
電話番号 | 075-541-3331 |
公式サイト | https://kurodoh.com/ |
徒歩圏で楽しめる名所
一念坂の近くには、京都の代表的な文化財や人気スポットが集まっています。歩いて数分の距離で巡れるため、半日あればゆったりと旅を楽しめます。ここでは坂を中心に巡りやすいスポットを紹介します。
清水寺
世界遺産として知られる清水寺は、一念坂からもすぐの場所にあります。清水の舞台で知られる本堂や、音羽の滝、季節ごとのライトアップなど見どころが多く、訪れるたびに新鮮な発見があります。
参考記事:清水寺の見どころ
高台寺
豊臣秀吉の妻ねねが建立した寺院で、四季折々の美しい庭園が魅力です。静かな空気に包まれた境内は、観光の合間に心を落ち着けたい人にぴったりです。
参考記事:高台寺
二寧坂(二年坂)
一念坂のすぐ先にある伝統的な坂道で、町家の連なる風景が人気です。京都らしい写真が撮れるスポットとしても知られ、散策途中の休憩にも便利なカフェが多く並んでいます。
参考記事:二寧坂
一念坂を訪れる時のポイント
一念坂は歩く時間が楽しい場所ですが、より快適に過ごすための小さな工夫もあります。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 靴選び | 石畳の坂道のため、歩きやすいスニーカーがおすすめ |
| 朝と夕方 | 観光客が少なく、写真撮影しやすい時間帯 |
| 休憩スポット | カフェや甘味処が多く、自分のペースで散策しやすい |
無理をせず、自分のペースで歩くことが一念坂を楽しむ大切なポイントです。
一念坂は、京都らしさを静かに楽しめる坂道

誰もが知る京都の名所の中で、一念坂は“静けさのある京都”を感じられる特別な場所です。石畳の坂道に風が通り抜ける音、町家の窓からこぼれる柔らかな光、ゆっくりとした時間の流れ。どれも心がすっと落ち着く瞬間を生み出してくれます。
観光で賑わうエリアにありながら、坂を歩いていると不思議と日常の忙しさが遠のいていきます。清水寺へ向かうルートの途中にありアクセスも良いので、京都旅行の計画にぜひ組み込んでみてください。
京都の街並みが好きな人、写真が好きな人、静かに旅を楽しみたい人。一念坂はきっと、その期待に応えてくれるはずです。








12-400x270.jpg)



