平安神宮の見どころ  京都・岡崎でおすすめの名所をご紹介

平安神宮の見どころ  京都・岡崎でおすすめの名所をご紹介

実はかつての宮殿の生き写し「平安神宮」

今回紹介するのは、近辺に動物園・美術館がある文化エリア岡崎の「平安神宮」。観光に特化した地域でもあるため、自分のペースで楽しむことができるおすすめの地域です。

平安神宮が創建されたのは明治時代の1895年です。平安遷都から1100年を記念し、平安京の大内裏(天皇の宮殿)にあった正庁・朝堂院を模して、京都総鎮守として建てられました。祭られているのは桓武天皇と孝明天皇(明治天皇の父)です。

神宮道に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、朱色の巨大な大鳥居。その先には、かつて国家的行事が執り行われた大極殿をモデルにした外拝殿が堂々と構えています。また、向かって左手にある入口から入れる神苑では、近代日本庭園の先駆者である7代目小川治兵衛が手がけた美しい庭園を楽しむことができます。

 

岡崎エリアの魅力

岡崎エリアは、内国博覧会をきっかけに動物園や美術館が建てられた文化の中心地です。平安神宮の西側には「京都・時代祭館 十二十二」というお土産ショップがあり、観光客に人気です。

平安神宮から南西の方角にあるのが、京都市動物園。1903年に大正天皇の結婚を記念して開園した日本で2番目の動物園です。2015年にリニューアルオープンされてからは、入園者が歩きやすく疲れにくいように舗装されました。ここではシマウマ・キリン・ゴリラ・ゾウ・猿など様々な動物が展示されています。「おとぎの国」はレッサーパンダやペンギン、テンジクネズミなどの可愛い動物を観覧できる子どもに人気のエリアです。

出典:京都フリー写真素材

 

京都市動物園の向かいにあるのは京都市京セラ美術館です。かつては京都市美術館という名称で、京都市美術館は1933年に開館した美術館した。公立美術館としては、東京都立美術館に次いで2番目に開館した美術館です。建築家・前田健二郎の設計案をもとに、和洋折衷の帝冠様式の建物として建てられました。

開館80周年を迎えた2014年に改築され、現代風の要素を取り入れた現在の姿になりました。命名権を取得した京セラの協力により、「京都市京セラ美術館」に改称されています。館内の東側には、平安神宮の庭園と同じく、7代目小川治兵衛による美しい近代庭園が広がっています。

神宮道をはさんで京都市京セラ美術館の向かいにあるのは、京都国立近代美術館です。京都を中心とした関西の近代美術を展示しており、特に「京都画壇」の作品収集に注力しています。現在の建物(新館)は、建築家・槇文彦の設計によるものです。

他にも岡崎エリアにはインクラインや南禅寺など、様々な文化観光スポットが数多くあります。

 

平安神宮 情報

名称 平安神宮
住所 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
拝観時間 境内参拝時間:6:00~17:30 
*お守・お札・朱印は7:30~  
神苑拝観受付時間:8:30~17:00
拝観料金 大人:660円
小人(中学⽣以下):300円
アクセス 市バス 岡崎公園 美術館・平安神宮前 下車、徒歩1分
地下鉄東西線「東山」駅下車、徒歩7分
HP https://www.heianjingu.or.jp/index.html