鴨川の見どころ 地元の人々に愛される憩いの場所を堪能しよう
鴨川は京都の市街地を南北に流れる、いわば京都のシンボルのような川です。上流では「賀茂川」という名前で、高野川と合流する上京区の出町柳付近から「鴨川」と名称が変更されます。明治の改修工事が実施されるまでは雨が降るたびに大洪水を起こし、白河上皇の「加茂川の水、双六の賽、山法師、是ぞ我が心にかなはぬもの」という言葉はとても有名です。現在の河原は公園・グラウンド・サイクリングコース・散策路・遊具広場として利用されています。
定番でありながら意外とその美しさを知られていない鴨川。川のせせらぎを聞きながら、混雑を気にせずゆっくり自分のペースで春を楽しめます。
目次
京都人の憩いの場?京都を代表する川「鴨川」
鴨川は京都の市街地を南北に流れる、いわば京都のシンボルのような川です。上流では「賀茂川」と呼ばれ、高野川と合流する上京区の出町柳付近から「鴨川」という名前に変わります。
明治の改修工事が実施されるまでは雨が降るたびに大洪水を起こし、白河上皇の「加茂川の水、双六の賽、山法師、是ぞ我が心にかなはぬもの」という言葉でその困難が語り継がれています。現在の河原は、公園・グラウンド・サイクリングコース・散策路・遊具広場などとして地元の人々に親しまれています。
鴨川の見どころ
京都の人々に広く愛される鴨川。観光に訪れた人にとっては納涼床でよく知られていますが、他にも魅力がたくさん詰まった、地元の人にとって大切な憩いの場所です。
三条から四条にかけては、景色の良い場所で2人の時間を過ごせる場所として京都の若者の定番のデートスポットで、カップルが等間隔に座るのは京都の風物詩といえるでしょう。
松原通りから二条通りまでの河原では、5月から9月末まで、納涼床が設置され、先斗町や木屋町通に店を構える飲食店のグルメに舌鼓を打ちながら、京都の夜景を楽しむことができます。
二条通りより北側は地元の人の憩うエリアです。四季折々の表情を見せる鴨川は、散歩・ピクニック・ランニング・ツーリングコースとして広く愛されており、赤ん坊からお年寄りまで、全ての年代の人が思い思いの時間を過ごしに訪れます。
出町柳にある、鴨川デルタと呼ばれる賀茂川と高野川の合流ポイントは、京都大学、同志社大学など近くの大学に通う学生の憩いの場として長く愛されてきました。週末の夕方には地元のアーティストや音楽家のパフォーマンスが見られることもあります。
鴨川へ行くには
鴨川を楽しみたい人には、まずは京阪出町柳駅を目指すことをおすすめします。以下の方法で京都駅から出町柳を目指すことができます。
市バスを利用する
京都市内の主要な駅や観光スポットから、市バスを利用して出町柳へ行くこともできます。例えば、京都駅や四条駅から市バス4番系統に乗車し、出町柳バス停で下車しましょう。バス停から徒歩で目的地へ向かいます。
タクシーを利用する
タクシーを利用すれば、直接出町柳まで行くことができます。ただし、タクシーは他の交通手段と比べると料金が高くなることがありますので、予算に合わせて選択しましょう。
自転車を利用する
京都市内には自転車レンタルサービスもありますので、自転車を借りて出町柳までサイクリングするのも良い方法です。道路の混雑を避けながら、景色を楽しみながら目的地に向かうことができます。
北大路通近くの賀茂川から南下をしてみたい人には、京都市営地下鉄北大路駅を目指すと良いでしょう。京都駅から北大路駅を結ぶ京都市営地下鉄烏丸線は、京都で中心的な役割を果たす地域を縦断する路線です。JR京都駅からは地下東口改札から乗り換えることが可能のため、屋外に出ることなくスムーズに利用することができます。京都駅からは20分ほど、乗換をすることがなく北大路駅に到着することができます。