観光花見小路通のおすすめスポットをご紹介

花見小路通のおすすめスポットをご紹介

花見小路は祇園のなかでも昔ながらの京都の町並みを感じさせ、舞妓さんや芸妓さんにも会えることで世界的に人気の高い通りです。本記事では、祇園花見小路を楽しむおすすめスポットをご紹介します。

花見小路の町並み

花見小路通は、三条通から建仁寺までつづく祇園のメインストリートです。近辺のエリアは「祇園」として知られ、昔ながらの茶屋町の風情を残す地区として有名です。運が良ければ、茶屋へ向かう舞妓さんや芸妓さんと出遭うこともできるかもしれません。通りには石畳が敷き詰められており、江戸時代から栄え続けた祇園の景観を引き立てています。

 

通りをはさんで立ち並ぶお茶屋は、「紅殻(べんがら)」と呼ばれる赤色の塗料で塗られた「べんがら格子」と町家の軒下にみられるアーチ状の垣根「犬矢来(いぬやらい)」が取り付けられており、伝統的な京都の町家を現代にも伝えています。

 

 

一力亭

数ある祇園のお茶屋のなかでも最も格式高いとして知られるのが「一力亭」。歌舞伎や浄瑠璃の人気演目「仮名手本忠臣蔵」の舞台として知られ、近藤勇や大久保利通といった幕末志士もこのお茶屋を利用したとも伝えられます。

元々は「万亭」という名称でしたが、「忠臣蔵」では「万」をもじった「一力(いちりき)」と呼ばれており、この名称がとても有名になったことで、いつしかこの「万亭」も「一力亭」と呼ばれるようになりました。

 

ZEN CAFE

 

ZEN CAFEは、京都・祇園で300年の歴史を誇る老舗和菓子店「鍵善良房」が2012年に新たにオープンしたお店です。祇園の石畳の路地にひっそりと佇み、和のテイストを感じる落ち着いた雰囲気が特徴。店内は季節に合わせた書や絵が飾られ、2階には器のギャラリーショップ「昂 KYOTO」も併設されています。看板メニューの「くずもち」は、つるりとした喉こしと歯ごたえがたまらない人気メニュー。上生菓子は時期によって変わります

一人掛けのテーブル席もあり、本を読んだり向かいの美術館を眺めたり、おひとり様でもゆっくり静かなひとときを楽しむことができますよ。

名称

ZEN CAFE

営業時間

11:00〜18:00

*L.O.17:30

住所

京都府京都市東山区祇園町南側570-210

アクセス

祇園四条駅より徒歩5分

電話番号

075-533-8686

公式サイト

https://www.kagizen.co.jp/store/

PONTE

出典:http://ponte-kyoto.com/

「ZEN CAFE」と同じビル内にある吹きガラスの専門ショップ「PONTE」。創業当初は山科に工房を構えていましたが、より美しい自然環境の中で創作活動を行おうと八瀬へ移転されました。花見小路近くにあるこのショップはギャラリーのような雰囲気で、作家の佐藤聡さんが手がけるオリジナル作品が展示されています。日常使いの器を中心にさまざまなガラス製品を提供しており、伝統と革新が融合したデザインが特徴。特に人気のレースガラスシリーズは、透明なガラスに繊細なレース模様が施されており、涼しげな印象です。

名称

PONTE

営業時間

11:30〜18:00

住所

京都府京都市東山区祇園町南側570-210 ZEN内

アクセス

祇園四条駅より徒歩5分

定休日

月/火曜日定休

電話番号

075-746-2125

公式サイト

www.ponte-kyoto.com

祇をん 萬屋

「祇をん 萬屋(よろずや)」は、ミシュランにも認定されている行列必至の人気うどん店です。特に名物の「ねぎうどん」には、農家の方から仕入れた九条ねぎがたっぷりとのっていて、柔らかめの麺との相性は抜群。
シンプルながらも香り豊かな京風だしとおろし生姜が、じんわりと身体に広がります。
土日は特に並んでいることが多いため、早めの来店がおすすめです。

名称

祇をん 萬屋

営業時間

店舗にお問い合わせください

住所

京都府京都市東山区花見小路四条下ル二筋目西入ル小松町555-1

アクセス

祇園四条駅より徒歩5分

定休日

不定休

電話番号

075-551-3409

祇園 北川半兵衞

 

1861年創業の宇治茶問屋「北川半兵衞商店」がプロデュースする日本茶カフェ、「祇園 北川半兵衞」。
築120余年の京町家をリノベーションしたシックな空間で、和茶の奥深い魅力をじっくりと堪能できます。
祇園 北川半兵衞ではスイーツはあきk引き立て役で、お茶が主役。
特に「抹茶のデグリネゾン」は、抹茶スイーツ5種とお茶のペアリングを楽しむことができる贅沢なメニューです。
ゆっくりとした時間が流れる築120余年の古民家で、お茶本来の味わいをぜひ楽しんでみてくださいね。

 

名称

祇園 北川半兵衞

営業時間

11:00~22:00

*18:00〜夜カフェ営業

住所

京都府京都市東山区祇園町南側570-188

アクセス

祇園四条駅より徒歩9分

定休日

不定休

電話番号

075-205-0880

公式サイト

https://gion-kitagawahanbee.kyoto/

マールブランシュ 加加阿365 祇園店

出典:https://www.malebranche.co.jp/store/95/

「マールブランシュ 加加阿365 祇園店」は、祇園甲部に佇むチョコレート専門店です。元お茶屋の建物を利用し、風情ある石畳の街並みに溶け込んだ店舗は、控えめな暖簾をくぐると黄金の光を放つゴージャスな空間が広がります。365日模様が変わる「加加阿365」や、舞妓さんも食べられるサイズの「ちょこっとエクレア」など、京都ならではのエッセンスを加えた上質なショコラが楽しめます。京都の名だたるお店とのコラボレーション商品も魅力で、黒七味や白胡麻を使った「ほろほろ佇古礼糖」などが人気。

 

名称

マールブランシュ 加加阿365 祇園店

営業時間

10:00〜17:00

住所

京都府京都市東山区祇園町南側570-150

アクセス

祇園四条駅より徒歩8分

定休日

なし

電話番号

075-551-6060

公式サイト

https://www.malebranche.co.jp/store/95/

ぎおん徳屋

年中通して涼しげなかき氷やわらび餅が食べられる、「ぎおん徳屋」も人気のお店です。

上質なわらび餅には素材にこだわった本わらび粉を使用しており、お箸でつまむととろりと伸びる弾力のある食感が特徴です。とろけるような口あたりが他にはない味わいで、毎年訪れる常連客も多いんだとか。

中心に乗っている丸い氷に黒蜜をかけ、わらび餅風のかき氷を楽しむこともできますよ。

わらび餅の他にもぜんざいやおしるこ、抹茶など、京都らしいメニューが揃い行列が絶えない名店です。

名称

ぎおん徳屋

営業時間

12:00〜18:00

住所

京都市東山区祇園町南側570−127

アクセス

祇園四条駅から徒歩6分
河原町駅から徒歩8分

定休日

不定休

電話番号

075-561-5554

公式サイト

http://gion-tokuya.jp/

ライカ 京都店

出典:https://store.leica-camera.jp/store/15

築100年の町屋建築をリノベーションしたカメラレンズなどのフラッグシップストア「ライカ京都店」。町屋の梁や柱を活かした店内は、伝統的な和の雰囲気とライカの世界観が融合したユニークな空間です。最新のライカ製品がフルラインアップで揃い、京都の伝統工芸とコラボしたオリジナルカメラアクセサリーも取り扱っています。店内には、写真家の作品を展示するギャラリーや坪庭を望むスタジオもあり、特別なイベントやセミナーが開催されることも。修理やメンテナンスの相談も可能です。

 

名称

ライカ 京都店

営業時間

11:00〜19:00

住所

京都府京都府京都市東山区祇園町南側570-120

アクセス

祇園四条駅より徒歩7分

定休日

月曜日

電話番号

075-532-0320

公式サイト

https://leica-camera.com

祇園甲部歌舞練場

歌舞練場とは、祇園や先斗町、上七軒といった京都の花街にある劇場のこと。芸妓さん・舞妓さんの歌、舞踊、楽器の練習場としても利用されてきました。祇園甲部歌舞練場では毎年春に芸妓さん・舞妓さんが舞いを披露する大舞台「都をどり」が開催されることで有名です。

小劇場では観光客が狂言、舞楽、茶道、華道、箏曲、文楽、能といった京の伝統芸能をコンパクトに鑑賞できる「ギオンコーナー」が毎日開催されています。舞いを披露するのはもちろん舞妓さんと芸妓さん。ほかの伝統芸能も京都を代表する名門の方が公演されます。

なお、ギオンコーナーは12月〜3月にかけては月・土・日は開催されません。詳細は公式HPをご確認ください。

名称

祇園甲部歌舞練場

住所

京都府京都市東山区祇園町南側570-2

アクセス

祇園四条駅より徒歩8分

河原町駅より徒歩10分

電話番号

075-541-3391

公式サイト

https://miyako-odori.jp/

建仁寺

花見小路をまっすぐ南に進むと見えるのは建仁寺。京都最古の禅寺です。臨済宗を広めた栄西が鎌倉時代に建立しました。大雄苑、潮音庭、○△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)などの美しい方丈庭園を鑑賞することができます。庭園のほかにも法堂天井に描かれた迫力のある双龍図、安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した画家海北友松が手がけた襖絵、明治期の画家が手がけた唐子遊戯図などが有名です。現代のアーティストが手がけた奉納作品も数点展示されています。

 

もともと建仁寺には俵屋宗達の最高傑作と称されるあの有名な「風神雷神図屏風」が所蔵されていましたが、現在は京都国立博物館に寄託され、建仁寺には高精細に複製されたレプリカが展示されています。

境内では、坐禅や写経を体験もでき、臨済宗の禅の文化にふれることができます。

 

名称

建仁寺

住所

京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584

拝観時間

10:00〜16:30受付終了

*17:00閉門

拝観料金

一般:800円

学生(小・中・高):500円 

*小学生未満のお子様は無料

アクセス

祇園四条駅より徒歩7分

河原町駅より徒歩10分

公式サイト

https://www.kenninji.jp/

花見小路を楽しむうえでの注意点

京都を代表する観光名所「祇園」の花見小路周辺を紹介しました。京都ならではの芸妓さん・舞妓さんと出遭えるかもしれないエリアとして、国内外から多くの観光客がこのエリアを訪れます。近年では観光客の過度なマナー違反が問題となっています。撮影や立ち入りが禁止されている私道への侵入や、芸妓さん・舞妓さんを執拗につきまとい無断で撮影するなどの迷惑行為は控えるように注意しましょう。祇園の人たちにとって、花見小路は仕事をしたり生活をしたりすることであることを忘れずに。