新ジャンル「だし料理十」すNEWめん、まぐろ節のたまごかけごはん

左京区・一乗寺にある「だし料理十（じふ）」は、出汁を主役に据えた料理を提供する京都でも珍しい専門店です。

創業以来「日本人のDNAが喜ぶ唯一無二のだし料理」をコンセプトに掲げ、昆布や鰹節といった定番素材に加え、鯛や鰆など多彩な食材から抽出しただしを活かした料理を追求しています。

白を基調とした清潔感ある店内には、ふわりと広がる出汁の香りが漂い、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事が楽しめます。持ち帰り用のだし関連商品も販売しており、自宅での再現性も高く、お土産としても好評です。

料理は、だしそのものの旨みを引き立てるシンプルな構成が特徴。削りたてのまぐろ節やかつお節を塩や醤油で味わえる「たまごかけごはん」は、他ではなかなか出会えない珍しい体験で、初めて口にする人も多い人気の一品です。

また、塩味で仕上げただし巻き卵や、まぐろ節を使った和風パスタなど、和と洋を融合させただし料理が揃います。さらに、地鶏ムネ肉の吉野葛あんかけなどを含むコース料理では、前菜からメインまで一貫して出汁を基調に組み立てられており、だしの奥深さを余すことなく堪能できます。

口コミでも「優しい風味」「まろやかな味わい」と評され、京都の隠れた名店として、だし文化を存分に体感できる一軒です。

出汁が主役の「だし料理十」　すNEWめん、まぐろ節のたまごかけごはん

すNEWめん 1,200円、まぐろ節のたまごかけごはん 900円

だしを味わい尽くす一杯「すNEWめん」

朝にいただける「すNEWめん」は、利尻昆布、鰆、そして鮪節を組み合わせた出汁に、天然塩だけで味付けされており、シンプルでありながら、素材の旨味を最大限に引き出す工夫が込められています。

麺は国産小麦と卵だけを使用した自家製の極細麺。そこに削りたての桜色の鮪節がトッピングされ、また、生胡椒の塩漬けを添えることで、プチっと弾ける食感やスパイシーな香りが加わります。

削りたての香りが広がる「まぐろ節のたまごかけごはん」

もう一つの名物が「まぐろ節のたまごかけごはん」。宇治茶葉を食べて育った鶏卵を使用し、そのまろやかさと鮪節の香ばしさが絶妙。

味付けは塩とオリーブオイルだけという潔さ。温かなごはんに卵を割り入れ、鮪節と合わせると、シンプルながら忘れられない味わいです。

店名	だし料理十
営業時間	9:30-14:30、16:30-19:30
住所	京都市一乗寺樋ノ口町27番地コーポラス禅1F
アクセス	一乗寺駅　徒歩13分
定休日	月、火曜日
電話番号	075-585-4425
公式サイト	https://dashiryori.square.site/