
昼からしっぽり、韓国の家庭料理を|하하하(ハハハ)
京都・河原町エリアの一角に、ちょっとユニークな韓国食堂がある。その名も「하하하(ハハハ)」。韓国語で「笑い声」を意味するこの店名には、食べること・飲むことを心から楽しんでほしいという想いが込められている。
2021年10月にオープンしたこの店は、「ピニョ食堂」の系列店として、定食をアテにお酒も楽しめる気軽な食堂というコンセプト。
店内は、築年数のある古民家を改装したもので、アンティークの家具がセンスよく配置されており、どこか懐かしさと新しさが調和しています。
1階にはカウンターとテーブル席があり、2階にはグループ利用にも対応した座席が用意されている。
ランチタイムには一人でもふらりと入りやすく、夜は小皿料理と一緒にマッコリやナチュラルワインでしっぽり。
韓国の済州島をルーツとしたメニューを中心に、蒸し豚やゼンマイと豚肉の煮込み「コサリユッケジャン」など、胃にやさしく滋味深い料理がそろう。
そして、この店の魅力のひとつは「夜でも定食が頼める」こと。お酒を味わったあとも、しっかりご飯で締められる。そんな安心感が、リピーターに支持される理由のひとつです。
エゴマ香る、心ほどける済州島のスープ定食
トラン トゥルケタン定食 1,650円
エゴマ香る、済州島の恵み「トラン トゥルケタン定食」
そんな「하하하」の中でも、特に女性客に人気なのが「トラン トゥルケタン定食」だ。
韓国語では「トラントゥルケタン」と呼ばれるこの料理は、済州島に古くから伝わる伝統的なスープ料理。
エゴマ粉をふんだんに使った白濁としたスープが特徴で、優しいとろみの中に、体を内側から温めてくれるような力強さがある。
具材にはホクホクの里芋、旨味をしっかり抱えたエリンギ、香り高いエゴマ油が使われていて、それぞれが主張しすぎず、しかし一口ごとにしっかりと存在感を放ってくる。
この絶妙なバランスが、スープ料理としての完成度をぐっと引き上げている。
定食には、白ご飯と季節ごとに変わる小皿3品がセットになっており、この日は豆もやしのナムル、白菜キムチ、ほうれん草の和え物が添えられていた。
それぞれが単なる“付け合わせ”ではなく、スープと調和しながら食べ進められるよう計算されている。
さらに、健康志向の方にもうれしいのが、エゴマに含まれるα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)。血流改善や生活習慣病の予防に役立つとされており、食欲がない日や胃腸が弱っているときにも、するすると食べられる。
「なんだか今日は、体がホッとするものが食べたい」そんな気分の日にこそ、この定食がぴったりです。丁寧に作られた料理は、食べる人の心にもそっと寄り添います。
店名 |
하하하 (ははは) |
営業時間 |
11:30-22:00 |
住所 |
京都市下京区恵美須之町516-1 |
アクセス |
阪急 京都河原町駅 徒歩10分 |
定休日 |
木曜日、第3水曜日 |
電話番号 |
075-204-2202 |
公式サイト |
https://www.instagram.com/hahaha.teramachi_takatsuji/ |