和栗専門紗織の「氷華山形県産ブルーベリー」

京都・木屋町通り、しなやかな和の趣とモダンな洗練を併せ持つ一軒のスイーツ店が姿を見せます。「和栗専門紗織（さをり）」は、国産の厳選された和栗を惜しみなく使用したスイーツを提供する、人気の和栗専門店です。

この店の代名詞といえば、1mmという極細の錦糸モンブラン。まるで絹糸のようにふんわりと盛られた栗のラインは、一口食べればその繊細な口溶けと栗の香りの余韻に包まれます。国内でも類を見ないこのスタイルは瞬く間に評判を呼び、今や整理券必須の人気店です。

和モダンな店内では、静けさの中にも緊張感が漂う空気が流れ、まるで茶室のよう。職人の丁寧な所作に見惚れながら、和と洋の垣根を超えた「栗」の新たな可能性に出会える空間です。モンブランや季節のパフェ、栗粉もちなど、通年提供されるメニューにもファンは多く、なかでも季節限定のスイーツは特に注目を集めています。

「氷華山形県産ブルーベリー」という名のアート

氷華山形県産ブルーベリー 1,650円

この夏、季節限定のかき氷「氷華（ひょうか）」シリーズを展開されています。なかでも「山形県産ブルーベリー」は、まるで紫色の花が咲いたような優美な姿。天然氷を使用したふわふわの氷の上には、特製のブルーベリーソースが丁寧に重ねられ、その上から和栗クリームがふんわりと重なります。

このブルーベリーは、酸味が少なく、果実感と甘さのバランスに優れた山形県産。ジューシーで濃厚な味わいを持ちながらも、栗の繊細な風味を壊さない絶妙な相性です。シロップは果肉を残す仕上がりで、氷の冷たさと共に口の中でとろけながら香りを広げていきます。

さらに氷の中には、和栗専門店ならではの濃密な栗餡が隠れており、ひと口ごとにストーリーが展開していくような構成。はじめは果実の爽やかさ、続いてクリームのまろやかさ、そして終盤に姿を現す栗の深み。この緩急が、ただの「映える」かき氷にとどまらない余韻を残します。

夏の記憶に残る「一杯」

氷華は、紗織がこれまで培ってきた和栗スイーツの哲学と、季節感、そして食べ手への「おもてなし」の心がひとつになった、まさに“和スイーツの芸術品”です。

かき氷というカテゴリに収まらない完成度は、京都の夏において確実に“主役”の一皿。テラス席から望む鴨川の景色をバックに、この一杯を味わえば、きっと忘れられない夏の思い出となるはずです。

店名	和栗専門　紗織
営業時間	10:00 - 20:00
住所	京都市下京区木屋町通松原上る二丁目和泉屋町170-1
アクセス	阪急京都河原町駅徒歩5分
定休日	不定休
電話番号	050-5589-5412
公式サイト	https://wagurisenmon-saori-kyoto.com