
京の氷屋 さわ 白みそとミルクがクセになる「京の白みそかき氷」
千本通沿い、昔ながらの商店や町家が立ち並ぶ「西陣千本商店街」にある「京の氷屋 さわ」は、一年中かき氷が楽しめる専門店です。
2021年にオープンして以来、口コミで評判が広がり、地元の常連さんから観光客まで、客足が絶えない人気店となりました。特徴は、京都らしい素材を主役にしたオリジナルかき氷の数々。白味噌やおとうふ、ほうじ茶など、和の食材を使いながらも、“ザ・和菓子”とは一線を画す、モダンなアプローチが魅力です。
定番から季節限定まで、かき氷の種類は豊富。季節ごとに新作が登場するので、リピーターも飽きることがありません。
白みそとミルクがクセになる「京の白みそかき氷」
京の白みそかき氷 1,200円
そんな中でも、通年で人気を誇るのが「京の白みそ」。このお店を代表する看板メニューです。
まろやかでコク深い白味噌とミルクを合わせてシロップに仕立てています。そこに香ばしいキャラメリゼナッツ、白ごまのシロップ、さらに生姜黒糖寒天まで加わった、三層構造のかき氷。
最初に感じるのは、ほんのり甘じょっぱい白味噌シロップのインパクト。続いて、ふんわり削られた氷の中から、濃厚ミルクと白ごまのまろやかさが追いかけてきます。そして最後に顔を出すのが、生姜黒糖寒天のピリッとした後味。これが全体をキリッと締めてくれて、ひと皿の中にいくつもの味の物語があるような感覚に。
氷の質感はふわふわで舌の上で溶けていく心地よさ。全体を一気に食べても、飽きがこないどころか、また次の一口が欲しくなる中毒性。
トッピングのナッツ類は、素材の入荷状況によりアーモンドになることもありますが、その香ばしさは全体のアクセントとして欠かせない存在。味噌という和の要素が、ミルクやゴマ、生姜と出会うことで、新しいスイーツに生まれ変わっています。
京都らしさを“味”で感じる、という贅沢
観光で京都を訪れる人にとって、「京の氷屋 さわ」は単なるスイーツスポットにとどまりません。伝統素材をこうも軽やかに、でも丁寧に扱っている姿勢に、どこか職人文化の気配を感じます。
「和菓子はちょっと重いけど、甘いものは食べたい」――そんな気分のとき、この白味噌かき氷はちょうどいい存在。冷たさの中に、京都の空気と歴史がぎゅっと閉じ込められているような、そんな特別な一杯です。
店名 | 京の氷屋 さわ |
営業時間 | 11:00 - 18:30 |
住所 |
京都市上京区泰童片原町664-7 |
アクセス |
千本中立売バス停徒歩2分 |
定休日 | 月・火・その他不定休 |
電話番号 |
075-384-0092 |
公式サイト |
https://www.instagram.com/sawa.kyotoichijo/ |