綾部市「あやべ温泉 」 自然に囲まれて、心までほどける癒しの湯
あやべ温泉

綾部市「あやべ温泉 」 自然に囲まれて、心までほどける癒しの湯

京都市内から足を延ばすと、綾部市の静かな山あいに「あやべ温泉」があります。まわりには大きな観光施設もなく、木々に囲まれたのどかな景観が広がっています。

「良い意味で周りに何もない場所」と地元の方が話すように、ここでは自然そのものがいちばんの魅力です。慌ただしい日常から少し離れて、空気の澄んだ山里で心を休める時間を過ごせます。

四季の彩りを映す露天風呂と上林の味覚

あやべ温泉の自慢は、なんといっても露天風呂。春は新緑、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、肌をしっとりなめらかに整える「美肌の湯」としても知られています。評判は京阪神方面にも届き、土日には来館者のうち半数以上が綾部市外から訪れるほどです。

湯けむりの向こうに山の稜線が見える夕暮れ時は特に美しく、思わず息をのむような静かな時間が流れます。

館内のレストランでは、地元・上林地域の食材を味わえる料理がそろいます。京都丹波高原国定公園内の奥上林地区で平飼いされている上林鶏を使った「上林鶏とやまぶき卵の親子丼定食(1,300円)」は、鶏も卵も生産農家が胸を張ってすすめる自慢のひと皿で、館内でも売上ナンバーワンの人気メニュー。やわらかな肉の旨みと、やまぶき色の卵の濃厚な味わいが合わさり、最後まで箸が止まらない美味しさです。



さらに、11月9日からは同じ上林鶏を使った「#やべぇあやべバーガー」の提供もスタートしました。かぶりつくと肉汁があふれるほどジューシーで、レストランの新しい定番になりそうな勢いです。



食事だけの利用もできるので、温泉の前後やドライブ途中の休憩にも気軽に立ち寄れます。

公園と温泉を一緒に楽しむ、休日のすごし方

あやべ温泉の隣には「二王公園」が広がっています。広い芝生の上では、無料貸出のバドミントンやフリスビー、ボール遊びができます。有料で電動バランスボードの体験もあり、家族連れや友人同士で楽しむ姿が多く見られます。

公園から温泉までは徒歩で移動できる距離なので、体を動かしたあとにお湯につかるという過ごし方もおすすめです。館内には多くの漫画がそろい、湯上がりにゆったり過ごせるスペースもあります。

冬は一面の雪景色に包まれます。雪の日に、車で訪れる際は冬用タイヤの装着が必要です。寒さの中で入る露天風呂は格別で、湯気の向こうに舞う雪を眺めながらの入浴は、まさに“冬の贅沢”です。貸出用のソリも用意されていて、温泉前の斜面ではソリ遊びを楽しむことができます。

地域に根づく温泉として

あやべ温泉は、株式会社緑土が運営し、綾部市が関わる第三セクターとして地域に密着しています。地元の人々が日常的に訪れる場でありながら、観光客にも開かれた温かい雰囲気があります。日帰り温泉やレストランを利用でき、近くのキャンプ場では宿泊も可能です。



あやべ温泉の方は「温泉だけでなく、公園やアクティビティも充実しているので、一日ゆっくり過ごしてほしい。ぜひ日常とは異なる“異日常”を体感しにお越しください。」と話します。

さらに、温泉の運営について「私たちの目的は温泉や迷路をただ運営することではなく、訪れた方がここで素敵な思い出をつくり、人との絆を深める時間を過ごしていただくことです」とも語ってくれました。自然と人が近いこの場所では、季節ごとの風景を感じながら、心まであたたまる時間を過ごせます。

施設名 あやべ温泉
営業時間
  • 温泉 10:00~21:00(最終受付20:30)
  • レストラン 
    • 平日:食事のラストオーダー13:30 営業終了14:00
      ※デザート・ドリンクはその後も注文可能~19:00まで
    • 土日祝日:食事のラストオーダー18:30 営業終了19:30
住所 京都府綾部市睦寄町在ノ向10
アクセス JR山陰本線・舞鶴線「綾部駅」下車、
あやバス「あやべ温泉前」下車
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
お問い合わせ 0773-55-0262
入浴料 大人700円/こども350円(3歳以上小学校6年まで)
公式サイト https://www.ayabeonsen.com/
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