豊臣秀吉にも愛された、長五郎餅本舗の「長五郎餅」
長五郎餅1

豊臣秀吉にも愛された、長五郎餅本舗の「長五郎餅」

北野天満宮にある「長五郎餅本舗」は、400年以上の歴史を誇る老舗の和菓子屋です。看板商品の「長五郎餅」は、その由緒正しい背景と素朴で上品な味わいから、今なお多くの参拝者に愛され続けています。

この餅が誕生したのは1587年。北野天満宮で開かれた大茶会で、初代・河内屋長五郎が豊臣秀吉に献上したことがきっかけ。その味に感動した秀吉が「長五郎」の名を餅に冠することを許したと伝えられています。歴史のロマンを感じさせるこの和菓子は、まさに京都を代表する銘菓といえるでしょう。

北野天満宮との深い関わり

毎月25日に行われる「天神さん(天神市)」には、北野天満宮の境内にある茶店で長五郎餅が特別に販売されます。この日は縁日も開かれ、観光客や地元の方々でにぎわう一日。長五郎餅を手にする人の姿も多く見られます。

神社を参拝した後に、茶店でいただく長五郎餅とお抹茶のセットは、まさに至福のひととき。古都・京都の空気を感じながら、伝統の味をじっくり味わうことができます。

長五郎餅本舗

長五郎餅本舗2

長五郎餅本舗3

長五郎餅

長五郎餅本舗 長五郎餅

6個入り 1,140円

長五郎餅は、しっとりとした羽二重餅で、なめらかなこしあんを包んだシンプルな和菓子。滋賀・近江の良質なもち米を丁寧に蒸しあげた餅は、ふんわりやわらかく、ほどよい弾力を保っています。

中のこしあんは甘さ控えめで、すっきりとした後味。餅の繊細な食感とあんのなめらかさが合わさって、どこか懐かしさを感じさせるやさしい味わいに仕上がっています。決して派手さはありませんが、飽きのこないおいしさが長く愛される理由です。

和菓子で感じる京都の美意識

見た目は小ぶりで控えめながら、中には手間と技、歴史が詰まっていて、茶店でいただくと、味や食感だけでなく、「一口で京都を感じる」ような和菓子体験ができるのがこの餅の最大の魅力です。

上品な包みに包まれた長五郎餅はお土産としても人気が高いので、天神さんを訪れた際は、ぜひ手に取ってみてください。

店名

長五郎餅 北野天満宮 境内茶店

営業時間

9:00 – 17:00 ※毎月25日、ほか北野天満宮での行事のある日

住所

京都市上京区馬喰町 北野天満宮

アクセス

京福 白梅町駅より徒歩5分

定休日

不定休(北野天満宮で行事のない日)

公式サイト

https://chogoromochi.co.jp/
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