祇園「いづ重」の鯖姿寿司と華やかな京寿司
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祇園「いづ重」の鯖姿寿司と華やかな京寿司

祇園の八坂神社石段下にある「いづ重」は、明治45年(1912年)創業の京寿司の老舗。同じく祇園にある京寿司の名門「いづう」から暖簾分けから始まり、110年以上にわたり伝統を受け継いできました。
2023年にリニューアルされた店内は、老舗の風格を感じられる居心地のよい空間です。

店内での食事のほか、沢山の人が利用するのが持ち帰り。京寿司の代表である鯖姿寿司をはじめ、様々な種類の寿司が揃っています。

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鯖寿司だけじゃない、いづ重の多彩な寿司

いづ重 お寿司盛り合わせ

お寿司盛り合わせ

店内の注文は、一皿に盛り合わせていただけます。
看板商品の「鯖姿寿司」は、脂ののった肉厚の真鯖を昆布で巻き付けて仕上げ、甘めの寿司飯と鯖の旨味が絶妙なバランスです。昆布は剥がして食べるのが一般的ですが、そのままでも鯖の力強い味が楽しめます。

鯖姿寿司と並んで人気があるのが「鯵寿司」。旨味のある鯵を、大葉と白板昆布で包んだ爽やかな味わいが特徴。鯖寿司よりも軽やかで食べやすく、幅広い世代に好まれています。
「いなり寿司」は、甘く煮含めた油揚げの中に、香ばしい麻の実を混ぜた寿司飯が詰められています。季節によっては九条ネギを加えた「大人のいなり」も登場するなど、他では珍しい独特の仕立てです。

「いづ重の上箱寿司」──京の美意識が詰まった伝統の味

いづ重 上箱寿司

上箱寿司 2,333円

いづ重の持ち帰りメニューの中でも、ひときわ目を引くのが「上箱寿司」。美しい市松模様の押し寿司で、小鯛、えび、とり貝、厚焼き卵、さらに季節によっては夏のハモや冬の鰆といった旬の魚が並びます。

この美しい模様、一枚の押し寿司を切り分けて模様になるように組み直す手の込んだ作り方に、職人の技と京寿司の伝統が感じられます。
味わいは、どのネタも丁寧に下処理され、少し甘めの味つけ。ふんわりと香る木の芽がアクセントになっていて、口に運ぶたびにやさしい風味が広がります。目で見て楽しく、食べて心がほぐれる、まさに五感で楽しむ京寿司です。

手軽に買える、祇園と駅の2つの窓口

この上箱寿司は、祇園の本店のほか、新幹線京都駅構内でもミニサイズが販売されています。とくに駅構内では、京都らしいお弁当として人気が高く、新幹線に乗る前に購入して車内で楽しむ人も多いとか。

ほかにも楽しみたい、いづ重の多彩な寿司

いづ重では上箱寿司以外にも魅力的な京寿司が並びます。鯖寿司はとくに有名で、脂が乗った鯖と酢飯のバランスが絶妙で、ファンが多い。

さらに、いなり寿司、京ちらし、巻寿司、海そう巻、小鯛笹巻、穴子の蒸し寿司など、種類も豊富。いづ重ならではのやさしい味つけと、手仕事の丁寧さが感じられる寿司ばかりです。

いづ重のお寿司一貫一貫に込められた思いと技術は、口にすればするほど伝わってくるもの。一度はこの伝統の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

店名

いづ重

営業時間

10:30-18:00 

住所

京都市東山区祇園町北側292-1

アクセス

京阪 祇園四条駅 徒歩8分

定休日

水・木曜日

電話番号

075-561-0019

公式サイト

https://gion-izuju.com/
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