京丹後市「こまねこまつり」狛猫がつなぐまちづくりの物語

京丹後市「こまねこまつり」狛猫がつなぐまちづくりの物語

こまねこまつり

「こまねこまつり」は、2011年に始まった「ねこプロジェクト」をきっかけに誕生しました。そして2016年からは、地域のシンボルである狛猫(こまねこ)を中心にしたまちおこしのイベントとして開催されています。

丹後ちりめんの産地として栄えたこの町では、繭や生糸を食べるネズミから守ってくれる存在として猫が大切にされてきました。金刀比羅神社に鎮座する狛猫は、その歴史を今に伝える象徴です。

メイン開催日を9月21日(日)としながらも、関連イベントが9月20日~22日、さらに10月18日・19日にも行われるため、長い期間楽しめるのが魅力です。会場は峰山町内に集約されており、神社参拝や手づくり市、アート展、まち歩きツアーなどを一日で巡ることができます。


こまねこまつり


今年注目の「こまねこ狂言会」

例年神社で行われていた「夜灯りこまねこ狂言会」が総合福祉センターに会場を移し、「こまねこ狂言会」として開催。本殿までの階段を上るのが難しかった方にも観覧の機会が広がり、より多くの人が楽しめるようになりました。また、オリジナルの創作狂言「猫騙し」の上演も予定されています。

「ねこ会議」や地元アーティスト池田修造による「猫の目」展

祭りでは「ねこ会議」による保護猫活動の展示や、猫グッズの販売も行われています。今年は猫好きの方必見の「ねこベッド作りワークショップ」が開催されます。

また、毎年人気の「猫の目」展の会場には365体の陶器猫が並び、それぞれが誕生日に対応しているため、自分や大切な人の誕生日の猫を探す楽しみがあります。


猫面塗りワークショップ


365体の陶器猫

「こまねこウォーク」で出会う文化財と町の魅力

普段は車で通り過ぎてしまうような道を歩く街歩きツアーでは、「こんなところにこんな歴史があったのか」と新たな発見があること間違いなし。

今年のルートでは、仲禅寺に伝わる金剛力士像や、縁城寺に所蔵される貴重な古文書や絵画など、地元の方でもなかなか目にすることのできない文化財が公開されます。

金刀比羅神社の境内で開催される「こんぴら手づくり市」では、猫をモチーフにした雑貨やアート作品が数多く並ぶなど、陶器や布小物などの一点ものはお土産としても人気です。


「猫の町」として知られる峰山町の「こまねこまつり」。歩きながら楽しめるイベントを、ゆっくり見て回ってみませんか。

店名

こまねこまつり

営業時間

10:00〜16:00

住所

峰山まちなか・金刀比羅神社(京都府京丹後市峰山町)

アクセス

峰山駅下車

公式サイト

https://komanekofes.com/
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