京都市京セラ美術館 特別展「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」工芸と暮らしの美を探る
特別展 民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美
京都市京セラ美術館では「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」と題した特別展が開催されます。民藝運動は、大正から昭和にかけて柳宗悦や河井寬次郎らが提唱し、暮らしの中にある工芸品や日用品に美を見出した活動です。
その誕生から100年を迎える節目にあたり、2025年9月から開催されます。京都と民藝の深いつながりを振り返りながら、その魅力を多角的に紹介する展覧会となっています。
今回の展示では《地蔵菩薩像》(1801年、日本民藝館蔵)などが紹介され、宗教的対象でありながら生活に根ざした造形の力を直に感じ取ることができます。

木喰上人《地蔵菩薩像》1801年 日本民藝館蔵
「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」は、民藝運動の理念を再確認するとともに、京都が果たした役割を再発見できる展覧会です。日常の中の美を追求した作品や資料が集結し、暮らしの中で培われた文化の豊かさを体感できます。この機会に、日本の民藝文化の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
その誕生から100年を迎える節目にあたり、2025年9月から開催されます。京都と民藝の深いつながりを振り返りながら、その魅力を多角的に紹介する展覧会となっています。
木喰仏に見る民藝運動
展示の冒頭を飾るのは、民藝運動の原点とも言える木喰仏です。江戸時代後期に木喰上人が全国を巡りながら彫った仏像は、素朴で親しみやすく、多くの人々に愛されてきました。柳宗悦がその調査を行ったことが、民藝の理念を形づくる契機となったのです。今回の展示では《地蔵菩薩像》(1801年、日本民藝館蔵)などが紹介され、宗教的対象でありながら生活に根ざした造形の力を直に感じ取ることができます。

木喰上人《地蔵菩薩像》1801年 日本民藝館蔵
工芸作家・陶芸家たちの作品が語る日常美
木や漆などの素材の質感を生かした家具や陶器は、実用性と美しさを兼ね備え、暮らしと工芸が一体となった世界観を感じさせます。また、国内外の陶芸作品も並び、国際的な交流を通じて民藝の美が広がってきた歴史や、その豊かさを実感できる構成となっています。「民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」は、民藝運動の理念を再確認するとともに、京都が果たした役割を再発見できる展覧会です。日常の中の美を追求した作品や資料が集結し、暮らしの中で培われた文化の豊かさを体感できます。この機会に、日本の民藝文化の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
展覧会名 |
特別展 ⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美 |
会期 |
2025年9月13日(土)~12月7日(日) |
館名 | 京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階 |
開館時間 | 10:00〜18:00(入場は閉場30分前まで) |
住所 |
京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
アクセス |
地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分、京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) |
電話番号 |
075-771-4334 |
入場料 | 一般2,000円/大学・専門学校生・高校生1,500円(中学生以下無料) |
公式サイト |
https://kyotocity-kyocera.museum/ |






