【京都・萬福寺】特別拝観&アートインスタレーションで味わう夜の文化体験
萬福寺

【京都・萬福寺】特別拝観&アートインスタレーションで味わう夜の文化体験

京都・宇治にある黄檗宗大本山の萬福寺で、夜間限定の「特別拝観&アートインスタレーション」が行われています。黄檗文化を大切に受け継いできた寺院だからこそ感じられる空気を、夜に味わえる特別な機会です。

国宝建造物が光に照らされる夜の景観

夜の拝観では、三門がライトアップされます。伽藍へ続く光る大きな門から天王殿へ進むと、布袋尊や韋駄天、四天王の光に照らされ、さらに進むと、大雄宝殿(本堂)では、周囲の建物の影や光で、伽藍の力強さがより鮮明に伝わってきます。

萬福寺は中国明朝様式を取り入れた伽藍配置が特徴で、建物全体に一貫した造りになっています。

夜の境内に現れる「光の龍」

今回の見どころでもある萬福寺の伽藍を“龍”に見立てた光のアートが、夜の境内を幻想的に彩ります。

照明はフランク・ヴェッター氏が手がけ、龍の軌跡のような光が三門から大雄宝殿へ続きます。さらに、山中コ~ジ准教授と学生による「光の雲ベンチ」が設置され、柔らかな光とともに境内の景色が新鮮に楽しめる演出になっています。


 

 

夜ならではの体験も充実

夜の拝観に合わせて、さまざまな体験も用意されています。金曜日には国宝「法堂」で煎茶会が開かれ、黄檗売茶流の点前を間近で楽しめます。さらに、清元健次氏と萬福寺の典座和尚が一緒に手掛けた夜間限定の「特製普茶弁当」で、萬福寺ゆかりの食文化も味わえます。

土曜日には僧侶によるお施餓鬼法要が営まれ、読経が堂内に静かに響く時間を過ごせます。

夜の萬福寺を歩く魅力

光のアートに包まれた伽藍を歩きながら、国宝や重要文化財の建築美を夜ならではの視点で楽しめるのが大きな魅力です。アート作品に加え、煎茶会や普茶弁当など萬福寺の文化に触れられる体験も充実しており、京都で特別な夜を過ごしたい人に最適です。

季節や時間によって変わる景色を味わえる貴重な機会を体験しませんか。



開催期間 2025年11月8日(土)〜2026年2月8日(日)の毎週金・土・日
開催時間 17:00-21:00
休館日 2025年12月5日(金)、12月6日(土)、12月7日(日)
2026年1月2日(金)、1月3日(土)、1月4日(日)
拝観料 大人1,000円/中高生500円/小学生以下無料
住所 宇治市五ケ庄三番割34
アクセス 京阪宇治線「黄檗駅」下車 徒歩5分
電話番号 0774-32-3900
公式サイト https://www.obakusan.or.jp/
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