長岡京もみじめぐり2025と幻想的な竹あかり――秋色に染まる京都西山の旅へ
長岡京

長岡京もみじめぐり2025と幻想的な竹あかり――秋色に染まる京都西山の旅へ

秋の長岡京でめぐる、光と彩りのもみじ旅

長岡京市では、紅葉の季節を迎える11月中旬から12月上旬にかけて、「京都西山 長岡京もみじめぐり2025」が開催されます。

西山のふもとに広がるこのエリアは、京都市中心部に比べて落ち着いた雰囲気が魅力で、ゆっくりと秋の彩りを楽しめる隠れた名所。光明寺、柳谷観音楊谷寺、長岡天満宮、乙訓寺――それぞれの寺院が異なる趣で訪れる人を迎えます。

光明寺――もみじ参道を彩る、紅のトンネル

京都屈指の紅葉寺として知られる光明寺。総門から勅使門へと続く約200メートルの参道には、250本もの古いモミジが立ち並び、秋には真紅のトンネルが現れます。足元に落ちる光と影のゆらぎ、頭上に広がる紅葉のアーチ――まるで紅に包まれるようなひとときです。

特別入山期間は11月15日(土)から12月7日(日)まで。紅葉のピークを迎える時期に合わせ、日中の拝観のみが行われます。担当者によると、「光明寺は観光バスで訪れる方も多いのですが、他の京都の紅葉名所に比べて落ち着いて散策できる」とのこと。

光明寺には駐車場がありませんので、お車でお越しの方は、JR長岡京駅前の長岡京市営駐車場からのパーク&ライトをご利用ください。ご利用いただくと入山料が割引になります。※割引入山券400円

光明寺

・開催期間:11月15日(土)〜12月7日(日)
・拝観時間:9:00-16:00(受付終了)
・住所:京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
・アクセス:阪急バス「旭が丘ホーム前」から徒歩2分
・入山料:一般1,000円/中高生500円(紅葉期のみ)

柳谷観音楊谷寺――花手水と竹あかり、光に包まれる夜

「花手水(はなちょうず)」発祥の地として知られる柳谷観音楊谷寺では、もみじウイーク(11月15日から12月7日)に特別拝観が行われます。境内には紅や橙のモミジが風に揺れ、上書院から眺める景色はまさに錦秋。上書院の窓越しに見える紅葉は、絵画のような静けさをたたえています。

そして夜には、「京都西山竹あかり~幻想夜2025~」がこの地を幻想的に彩ります。11月21日(金)から11月24日(月・休)、29日(土)、30日(日)の限定開催で、境内一面に広がる竹あかりが放つ光が、紅葉と溶け合い幻想的な世界を作り出します。

「眼に、そして心に、光を。」をテーマにしたこのイベントでは、竹の温もりと静寂が重なり、訪れる人々の心をやさしく照らします。ライトアップデザインは照明デザイナー・小川ユウキ氏が手掛け、ご住職による読経も行われる特別な夜です。

また、映画「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第2章」を公開して、柳谷観音楊谷寺とのコラボが決定!11月7日(金)より、コラボ御朱印の販売がスタートしました。

コラボ期間中に来訪された方で、配布条件を満たされた方には先着にてポストカードをお渡しします。どんなポストカードかは貰ってからのお楽しみ。※詳細は柳谷観音HPをご確認ください。


 
ホログラムポストカードは授与所にてスタッフへお声がけください。
配布時間:9:00-16:30※なくなり次第終了

柳谷観音楊谷寺

・開催期間:11月15日(土)〜12月7日(日)
・拝観時間:9:00-16:30(受付終了)
・夜間ライトアップ(竹あかり):18:00-20:30/拝観料:2,000円
・住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
・アクセス:阪急「長岡天神」駅、JR「長岡京」駅からタクシーで約15分
 (毎月17日はシャトルバス運行)
・拝観料:1,000円(上書院含まない)、2,000円(上書院含む)

長岡天満宮――灯籠の光に包まれる花灯路

学問の神様・菅原道真を祀る長岡天満宮では、紅葉庭園「錦景苑」のライトアップとともに「京都西山・長岡天満宮花灯路」が開催されます。約300基の灯籠が参道を照らし、赤や黄に染まるモミジが池の水面に映り込む様子は、息をのむ美しさ。

点灯時間は16時30分から20時まで。昼の参拝から夜のライトアップまで楽しめる人気スポットです。

長岡天満宮

・開催期間:11月15日(土)〜12月7日(日)
・点灯時間:16:30-20:00
・住所:長岡京市天神2-15-13
・アクセス:阪急「長岡天神」駅から徒歩10分
・拝観料:無料

乙訓寺――静寂に包まれた文化財の寺

乙訓寺は、聖徳太子ゆかりの古刹として知られ、春の牡丹でも有名なお寺です。紅葉シーズンの11月23日(土)から12月7日(日)までは、重要文化財である「十一面観音立像」や「毘沙門天立像」が特別公開されます。境内にはしっとりと落ち着いた雰囲気が漂い、静かな秋の時間を過ごすのにぴったりの場所です。

乙訓寺

・開催期間:11月23日(土)〜12月7日(日)
・拝観時間:9:30-16:00(重要文化財の特別公開時間)
      最終受付15:30まで。
      8:00-17:00は通常の受付時間となります。
・住所:京都府長岡京市今里3-14-7
・アクセス:阪急バス「薬師堂」から徒歩5分
・拝観料:1,000円(解説ブックレット付)
 
長岡京市は紅葉の名所が近くに点在しており、1日で巡ることができます。午前は乙訓寺からスタートし、光明寺、柳谷観音楊谷寺へ。日が暮れたら竹あかりと長岡天満宮のライトアップを楽しむ、秋の長岡京を満喫できるおすすめルートです。

新たな楽しみ「あじわいスタンプラリー」――食と光をめぐる秋の旅

2025年から新たに始まる「秋から始まる あじわいスタンプラリー」。サントリー株式会社と長岡京市観光協会の共同企画で、11月15日(土)から翌年1月12日(月・祝)まで開催されます。

市内の飲食店や38店舗が参加し、2つの店舗でスタンプを集めて応募すれば、抽選で豪華賞品が当たる仕組み。さらに、サントリー〈天然水のビール工場〉京都ブルワリー工場見学で「SPECIALスタンプ」も集めると、観光案内所で応募の際に京都謹製プレモル(350㎖)2缶パックをプレゼントされます。(500セット限定)

あじわいスタンプラリー

・開催期間:11月15日(土)~2026年1月12日(月・祝)
・対象エリア:概ね長岡天満宮からJR長岡京駅を結ぶエリア内
 
「紅葉とイルミネーションの時期にまたがる企画なので、昼は紅葉、夜は光と食を楽しんでもらいたい」と担当者。紅葉めぐりの途中に立ち寄るランチやカフェ巡りが、旅をより豊かに彩ります。

京都市中心部ほど混雑せず、ゆったりと散策できるのも魅力。光明寺のもみじ参道、楊谷寺の竹あかり、長岡天満宮の花灯路、乙訓寺の文化財公開など、秋の長岡京には静けさと華やかさが調和する時間が流れます。さらにサントリーとの「あじわいスタンプラリー」で地域の味も楽しめ、五感で味わう秋の旅が広がります。

光と彩りに包まれる秋の一日を、心ゆくまでゆったりと過ごしてみてください。
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