「好きな京都」を、誰かの旅へ。ノーガホテル 清水 京都のコンシェルジュに聞く
京都を訪れるなら、どこへ行こう?
そんな旅人の問いに、日々向き合っているのがホテルのコンシェルジュです。
今回は、ノーガホテル 清水 京都でフロントマネージャー兼コンシェルジュを務める蒲田さんにインタビュー。仕事のことだけでなく、普段から足を運んでいる京都のスポットや、お客様との忘れられないエピソードについて伺いました。
「お客様と接するのがすごく楽しくて。接客業で、お客様と触れ合う仕事がしたいと思ったんです。」
当時、中国語を学んでいたこともあり、海外から訪れる人と接する機会の多いホテル業界へ。外資系ホテルなどで経験を重ねた後、2024年にノーガホテル 清水 京都へ転職しました。
きっかけとなったのは、以前プライベートで訪れたホテルのレストランでした。
「ホテルのレストランと思えないくらい料理がおいしくて、接客もフレンドリーで心地よくて。『このホテルは何なんだ?』って思ったんです。」
実際に働き始めて感心したのは、ホテルの雰囲気だけではありませんでした。
「若いスタッフが『こういうことをしたい』って何かを提案すると、すぐに採用されたりするんです。『そんなにすぐ通るんや』っていう柔軟さには驚きました。」

ホテルのコンシェルジュデスクを訪れたご家族から、突然「舞妓さんが見たい」と相談を受けたといいます。
直前の依頼で、大人数で参加できる舞妓体験を探すのは簡単ではありません。
「せっかくなので、どうしても見せてあげたいと思って。」
以前から付き合いのあったお茶屋さんに相談し、いくつかの方法を検討。そのなかで、小さなお子様もいることから、料亭での食事よりも、ご家族でゆっくり楽しめる方法がよいのではないかと考えました。
そこで思い出したのが、ホテルのスイートルームにある畳の小上がり。
「そうや、うちのスイートに畳の小上がりがあるじゃんって、パッと思いついて。」
相談の結果、スイートルームに舞妓さんを招くことに。
舞踊を楽しんだり、子どもたちが質問したり、お座敷遊びを体験したり。ご家族だけの特別な時間が生まれました。
「京都ならではの体験をしていただけて、喜んでいただけたのは、頑張ってよかったなと思いました。」
このときの経験は、その後、海外からのお客様を対象とした「お部屋での舞妓体験」につながり、現在もお問い合わせに応じてご案内しています。

「紹介できそうなお店を通ったら、『ちょっと入ってみようかな』って自然に思える人。そういうのが身につけられる方が向いているのかなと思います。」
そしてもうひとつ大切なのが、お客様の立場になって考えること。
「自分がここがいいと思っていても、お客様に合わなかったら意味がないので。このゲストがあそこに行ったらぴったりかなって、想像できる力が大切だと思います。」
自分の「好き」をそのまま押しつけるのではなく、その人に合う京都を考える。
蒲田さんが休日にも京都を巡り、さまざまな場所を知ろうとするのは、そんな一人ひとりの旅に寄り添うためです。
「お客様のためにこういうことをやりたい、というアイデアがいっぱいあるので、1人1つくらいは叶えてあげたい。実際にやって、成功体験を作ってあげたいんです。」
ホテルのロビーで、誰かが提案した企画がいつも行われている。そんなホテルを目指しています。
特に若い頃は、桜の季節になるとバイクで京都を駆け巡っていたそう。
「桜が咲く期間って1週間くらいしかないじゃないですか。休みも1日か2日しかないので、その1日のうちに10カ所、20カ所行くこともありました。」
「原谷苑がおすすめです。360度見渡す限り桜で、本当に『桜の楽園』って感じなんです。」
以前、ホテルの常連のお客様を案内したところ、とても感動して帰ってこられたのだとか。
「ホテルからも近い智積院ですね。国宝の障壁画があって、人もあまりいなくて。ふらっと行って絵を見ていると、非現実的な世界に入るような感じがして好きなんです。」
「永観堂のライトアップがおすすめです。」
モミジが美しく、境内も広いため、混雑する時期でも楽しみやすいそうです。夕食を早めに済ませ、少し遅めの時間に訪れるのがよいとのこと。
静かに紅葉を楽しみたい人には、大徳寺塔頭の「黄梅院」や「妙覚寺」のライトアップも穴場だと教えてくれました。
「ホテルからも近い「京は菜」ですね。店長さんがすごく気さくで、いろいろ話しかけてくれるんです。仕事終わりに行って、『今日のおすすめのパスタを』ってお願いすると、旬の食材を使って作ってくれて。」
そんな温かいやり取りも、蒲田さんがこの店を好きな理由。海外からのゲストを案内することもある、蒲田さんの行きつけです。
京都を知るためのフットワークは、街の中だけにとどまりません。海外から訪れるお客様の旅程を考え、奈良や四国などにも自ら足を運び、情報を集めています。
一方で、SNSやGoogleマップから情報を集めるお客様も増えているため、若いスタッフから新しい情報を教えてもらうことも。
「自分だけだと限界もあるので、若い社員にいろいろ情報を聞いたりしています。」
それぞれが持つ情報を共有しながら、よりその人に合った京都を提案しています。

近所のおじいちゃんがコーヒーを飲みに来たり、パンを買いに来たり。そんな地域に開かれたホテルだからこそ、スタッフ自身も京都の人や街と触れ合いながら働いています。
京都を歩いて新しい場所を見つけ、誰かに教えたくなったら、実際に足を運んでみる。そして、その場所が目の前のお客様に合うかを考える。
「京都が好き」という気持ちを、誰かの旅をつくる仕事につなげていく。
蒲田さんの話から見えてきたのは、そんなコンシェルジュの仕事の面白さでした。
好きな京都をもっと知りたい。人と話すことが好き。誰かの旅を特別なものにしたい。
そんな思いを、自分の仕事にできる場所が、ノーガホテル 清水 京都なのかもしれません。
そんな旅人の問いに、日々向き合っているのがホテルのコンシェルジュです。
今回は、ノーガホテル 清水 京都でフロントマネージャー兼コンシェルジュを務める蒲田さんにインタビュー。仕事のことだけでなく、普段から足を運んでいる京都のスポットや、お客様との忘れられないエピソードについて伺いました。
「お客様と接するのが楽しい」から始まったホテルの仕事
蒲田さんがホテル業界を目指したきっかけは、学生時代の接客アルバイト。「お客様と接するのがすごく楽しくて。接客業で、お客様と触れ合う仕事がしたいと思ったんです。」
当時、中国語を学んでいたこともあり、海外から訪れる人と接する機会の多いホテル業界へ。外資系ホテルなどで経験を重ねた後、2024年にノーガホテル 清水 京都へ転職しました。
きっかけとなったのは、以前プライベートで訪れたホテルのレストランでした。
「ホテルのレストランと思えないくらい料理がおいしくて、接客もフレンドリーで心地よくて。『このホテルは何なんだ?』って思ったんです。」
実際に働き始めて感心したのは、ホテルの雰囲気だけではありませんでした。
「若いスタッフが『こういうことをしたい』って何かを提案すると、すぐに採用されたりするんです。『そんなにすぐ通るんや』っていう柔軟さには驚きました。」

「舞妓さんが見たい」から始まった、忘れられない旅の時間
コンシェルジュとして働くなかで、特に印象に残っているのが、フランスから訪れた10名以上のご家族とのエピソードです。ホテルのコンシェルジュデスクを訪れたご家族から、突然「舞妓さんが見たい」と相談を受けたといいます。
直前の依頼で、大人数で参加できる舞妓体験を探すのは簡単ではありません。
「せっかくなので、どうしても見せてあげたいと思って。」
以前から付き合いのあったお茶屋さんに相談し、いくつかの方法を検討。そのなかで、小さなお子様もいることから、料亭での食事よりも、ご家族でゆっくり楽しめる方法がよいのではないかと考えました。
そこで思い出したのが、ホテルのスイートルームにある畳の小上がり。
「そうや、うちのスイートに畳の小上がりがあるじゃんって、パッと思いついて。」
相談の結果、スイートルームに舞妓さんを招くことに。
舞踊を楽しんだり、子どもたちが質問したり、お座敷遊びを体験したり。ご家族だけの特別な時間が生まれました。
「京都ならではの体験をしていただけて、喜んでいただけたのは、頑張ってよかったなと思いました。」
このときの経験は、その後、海外からのお客様を対象とした「お部屋での舞妓体験」につながり、現在もお問い合わせに応じてご案内しています。

「こんな京都を知ってほしい」を、旅の形にする
コンシェルジュに向いている人について尋ねると、蒲田さんは「仕事を趣味にできる人」と話します。「紹介できそうなお店を通ったら、『ちょっと入ってみようかな』って自然に思える人。そういうのが身につけられる方が向いているのかなと思います。」
そしてもうひとつ大切なのが、お客様の立場になって考えること。
「自分がここがいいと思っていても、お客様に合わなかったら意味がないので。このゲストがあそこに行ったらぴったりかなって、想像できる力が大切だと思います。」
自分の「好き」をそのまま押しつけるのではなく、その人に合う京都を考える。
蒲田さんが休日にも京都を巡り、さまざまな場所を知ろうとするのは、そんな一人ひとりの旅に寄り添うためです。
若いスタッフの「やってみたい」も形に
これからは、若いスタッフたちのアイデアを形にすることにも力を入れていきたいそう。「お客様のためにこういうことをやりたい、というアイデアがいっぱいあるので、1人1つくらいは叶えてあげたい。実際にやって、成功体験を作ってあげたいんです。」
ホテルのロビーで、誰かが提案した企画がいつも行われている。そんなホテルを目指しています。
コンシェルジュ蒲田さんが好きな京都の場所
コンシェルジュとして、お客様に京都を案内する蒲田さん。おすすめを自分の言葉で伝えられるよう、休日にもさまざまな場所へ足を運んでいます。特に若い頃は、桜の季節になるとバイクで京都を駆け巡っていたそう。
「桜が咲く期間って1週間くらいしかないじゃないですか。休みも1日か2日しかないので、その1日のうちに10カ所、20カ所行くこともありました。」
桜の楽園へ。「原谷苑」
――桜の時期に、特におすすめしたい場所はありますか?「原谷苑がおすすめです。360度見渡す限り桜で、本当に『桜の楽園』って感じなんです。」
以前、ホテルの常連のお客様を案内したところ、とても感動して帰ってこられたのだとか。
静かな時間を楽しめる「智積院」
――休日には、どんな場所へ行かれますか?「ホテルからも近い智積院ですね。国宝の障壁画があって、人もあまりいなくて。ふらっと行って絵を見ていると、非現実的な世界に入るような感じがして好きなんです。」
紅葉なら「永観堂」。穴場スポットも
――コンシェルジュおすすめの紅葉スポットを教えてください。「永観堂のライトアップがおすすめです。」
モミジが美しく、境内も広いため、混雑する時期でも楽しみやすいそうです。夕食を早めに済ませ、少し遅めの時間に訪れるのがよいとのこと。
静かに紅葉を楽しみたい人には、大徳寺塔頭の「黄梅院」や「妙覚寺」のライトアップも穴場だと教えてくれました。
ゲストにもおすすめのグルメスポット「京は菜」
――実際にゲストへおすすめした場所はありますか?「ホテルからも近い「京は菜」ですね。店長さんがすごく気さくで、いろいろ話しかけてくれるんです。仕事終わりに行って、『今日のおすすめのパスタを』ってお願いすると、旬の食材を使って作ってくれて。」
そんな温かいやり取りも、蒲田さんがこの店を好きな理由。海外からのゲストを案内することもある、蒲田さんの行きつけです。
京都を知るためのフットワークは、街の中だけにとどまりません。海外から訪れるお客様の旅程を考え、奈良や四国などにも自ら足を運び、情報を集めています。
一方で、SNSやGoogleマップから情報を集めるお客様も増えているため、若いスタッフから新しい情報を教えてもらうことも。
「自分だけだと限界もあるので、若い社員にいろいろ情報を聞いたりしています。」
それぞれが持つ情報を共有しながら、よりその人に合った京都を提案しています。

自分が見つけた京都を、旅する人へ
ノーガホテル 清水 京都には、宿泊する人だけでなく、地域の人も訪れます。近所のおじいちゃんがコーヒーを飲みに来たり、パンを買いに来たり。そんな地域に開かれたホテルだからこそ、スタッフ自身も京都の人や街と触れ合いながら働いています。
京都を歩いて新しい場所を見つけ、誰かに教えたくなったら、実際に足を運んでみる。そして、その場所が目の前のお客様に合うかを考える。
「京都が好き」という気持ちを、誰かの旅をつくる仕事につなげていく。
蒲田さんの話から見えてきたのは、そんなコンシェルジュの仕事の面白さでした。
好きな京都をもっと知りたい。人と話すことが好き。誰かの旅を特別なものにしたい。
そんな思いを、自分の仕事にできる場所が、ノーガホテル 清水 京都なのかもしれません。
店名 |
ノーガホテル 清水 京都 |
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住所 |
京都府京都市東山区五条橋東4-450-1 |
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アクセス |
京阪電車「清水五条」駅から徒歩7分 |
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電話番号 |
075-323-7120 |
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公式サイト |
https://www.nohgahotel.com/kiyomizu/ |






