世界遺産・醍醐寺三宝院で“舟遊び”を再現 |紅葉庭園を舞台にした 能 × 笙「夜間特別上演」開催
醍醐寺 三宝院

世界遺産・醍醐寺三宝院で“舟遊び”を再現 |紅葉庭園を舞台にした 能 × 笙「夜間特別上演」開催

京都・伏見の世界遺産、醍醐寺三宝院(京都市伏見区)は、かつて豊臣秀吉が自ら庭園を整え、春の宴を催したゆかりの地にて、秋の紅葉ライトアップとともに楽しむ 夜間特別上演(能 × 笙)が開催されます。

三宝院の池に浮かべた船を舞台とし、能や笙の生演奏が秋夜の庭園に響き渡る、唯一無二の文化空間を作り出し、かつて三宝院で行われた「舟遊び」を現代に再現する試みであり、歴史・自然・芸能が溶け合う「世界遺産 京都・醍醐寺ならでは」の幽玄の世界を体感できます。



開催概要

【日程】

日時 時間 月齢 演目
2025年11月29日(土) 開場18時30分/
開演19時00分〜
半月 仕舞『藤戸』『船弁慶』
2025年11月30日(日) 開場18時30分/
開演19時00分〜
半月 鳳笙演奏
2025年12月6日(土) 開場18時30分/
開演19時00分〜
満月 鳳笙演奏
2025年12月7日(日) 開場18時30分/
開演19時00分〜
満月 仕舞『融』『船弁慶』

※18時30分より前には入場不可
※仕舞は能面・能装束・囃子を使わず、紋付姿で演技の骨格を見せる形式で上演されます。

演目紹介

『藤戸(ふじと)』

佐々木盛綱が戦功の裏で犯した罪を軸に、亡霊との対話が描かれる物語。

『融(とおる)』

六条河原院に現れた源融の亡霊が、月夜に舞を見せる作品。月光と池の景観と調和する幽玄の世界。

『船弁慶(ふなべんけい)』

源義経が海上で平家一門の怨霊に襲われる名作。劇的な展開と迫力ある舞が魅力。

鳳笙(ほうしょう)演奏

雅楽の中でも幻想的な音色を響かせる笙。水面に広がる倍音が庭園の夜気と重なり合います。

出演

  • 能楽師(観世流) 河村 晴久 氏

  • 鳳笙奏者 井原 季子 氏

    (※日程により出演者が異なります)

本催しの見どころ

1)豊臣秀吉ゆかりの庭園で“舟遊び”を再現

慶長3年(1598)、秀吉が指示したと言われる三宝院庭園。歴史的にも稀な舟遊びを、池に浮かぶ舞台で現代に再現。

2)紅葉ライトアップ × 池に浮かぶ舞台 × 古典芸能の共演

紅葉と月光が池に映る秋夜、能と笙の音色が溶け合う幻想的な時間。月齢に合わせた日程も見どころ。

3)世界遺産が舞台。千年続く祈りと芸能が重なる“京都の夜”

秋の特別公開に合わせて、世界遺産の寺院が夜間に開かれる希少な機会。国内外から注目される文化体験です。

住所

京都市伏見区醍醐東大路町22

アクセス

京都市営地下鉄東⻄線「醍醐駅」・京阪バス「醍醐寺」「醍醐寺前」

電話番号

050-3690-1222

拝観料

通常拝観料1,000円(現地にてお支払いください)

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