歴史と天文学を楽しむ。京大・理・附属天文台 花山天文台 ハイキングツアー
京都市山科区の山中にある「京大・理・附属天文台 花山天文台」。2026年11月14日(土)、歴史ある寺社を巡りながら天文台を目指す、京都千年天文学街道ツアー「京大花山天文台ハイキング・太陽スペクトル観望コース」が開催されます。
ハイキング案内・イベント責任者を務めるのは、京都情報大学院大学教授の青木成一郎さん。ツアーの見どころや、歴史と天文学がつながる面白さについて教えていただきました。
元慶寺
地下鉄・御陵駅に集合し、元慶寺や六所神社を巡ったあと、山道を歩いて花山天文台へ向かいます。
天文台では、太陽の光を虹色に分けて観察する「太陽スペクトル観望」や、天文学について学ぶミニ講座もあります。
「昔の天文学と現代の天文学を一緒に知ることができるのが、このツアーの面白さです」
歴史と宇宙。一見、別々の分野に思えますが、実は深いつながりがあります。
ハイキングの途中で参加者に説明する青木さん
ハイキング中の様子
陰陽師・安倍晴明も、当時の天文学と関わる人物として知られています。
「当時は、空に現れる珍しい現象を天からの知らせと考え、天皇はその意味をくみ取って政治を行うとされていました。」
ツアーでは、古い記録を手がかりに、星や空が当時の人々にとってどんな意味を持っていたのかをたどります。
元慶寺
たとえば、藤原定家の日記『明月記』には、当時の空に現れた珍しい天体の記録が残されています。1054年に現れた星の記録は、現在の「かに星雲」の研究にもつながっています。
「今の天文学では、天体を観測して、その動きや状態を調べることができます。でも、実験のように、いつでも調べることができるわけではなく,その現象が起きないと調べることができません。だからこそ、昔の人が残した記録が重要になるんです」
いつ、どこに、どんな星が見えたのか。古い文献と現代の観測を照らし合わせることで、宇宙の謎を解く手がかりが見つかることもあります。京都で過去に観測されたオーロラの記録から、当時の太陽活動を探る研究もその一例です。
こうした研究では、古文書を読み解く研究者と天文学者が協力することもあります。
「天文学に興味があっても、数学や物理が苦手だからと、諦めてしまう人もいると思います。でも、古い文献を調べることから、天文学者と一緒に研究する道もあるんです。実際に、古い記録を読み解いて、天文学者と共同研究をしている文系の研究者もいます」
宇宙を研究する方法は、望遠鏡で星を観測することだけではありません。青木さんが伝えたいのは、こうした分野を越えた研究の面白さです。
遠方から何度も京都を訪れ、ツアーをきっかけに自分でも史跡を巡るようになった参加者もいたそうです。
「歴史と天文学、どちらから入っても、新しい興味につながるのが魅力ですね」
柴田先生(元京都大学天文台台長・元日本天文学会会長)による講演の様子
「歴史が好きな方にも、天文学が好きな方にも、ぜひ参加していただきたいです。このツアーが、今まで知らなかったことに出会い、新しい興味を持つきっかけになればうれしいですね」
歴史と宇宙、二つの視点から京都の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
ハイキング案内・イベント責任者を務めるのは、京都情報大学院大学教授の青木成一郎さん。ツアーの見どころや、歴史と天文学がつながる面白さについて教えていただきました。
元慶寺2011年から続くツアー。歴史をたどりながら天文台を目指す
ツアーは2011年に始まり,このコースは現在まで年に2~3回開催されています。地下鉄・御陵駅に集合し、元慶寺や六所神社を巡ったあと、山道を歩いて花山天文台へ向かいます。
天文台では、太陽の光を虹色に分けて観察する「太陽スペクトル観望」や、天文学について学ぶミニ講座もあります。
「昔の天文学と現代の天文学を一緒に知ることができるのが、このツアーの面白さです」
歴史と宇宙。一見、別々の分野に思えますが、実は深いつながりがあります。
ハイキングの途中で参加者に説明する青木さん
ハイキング中の様子安倍晴明も関わった?天体観測が政治を左右した平安時代
平安時代、天体の動きは政治とも深く結びついていました。空に珍しい現象が現れると、政治のあり方を示す「天からの知らせ」と考えられることがあったのです。そのため、天体を観測し、記録することが大切にされていました。陰陽師・安倍晴明も、当時の天文学と関わる人物として知られています。
「当時は、空に現れる珍しい現象を天からの知らせと考え、天皇はその意味をくみ取って政治を行うとされていました。」
ツアーでは、古い記録を手がかりに、星や空が当時の人々にとってどんな意味を持っていたのかをたどります。
元慶寺『明月記』の記録が宇宙の謎を解く。古文書と現代の天文学
昔の人が残した記録は、現代の宇宙研究にも役立っています。たとえば、藤原定家の日記『明月記』には、当時の空に現れた珍しい天体の記録が残されています。1054年に現れた星の記録は、現在の「かに星雲」の研究にもつながっています。
「今の天文学では、天体を観測して、その動きや状態を調べることができます。でも、実験のように、いつでも調べることができるわけではなく,その現象が起きないと調べることができません。だからこそ、昔の人が残した記録が重要になるんです」
いつ、どこに、どんな星が見えたのか。古い文献と現代の観測を照らし合わせることで、宇宙の謎を解く手がかりが見つかることもあります。京都で過去に観測されたオーロラの記録から、当時の太陽活動を探る研究もその一例です。
こうした研究では、古文書を読み解く研究者と天文学者が協力することもあります。
「天文学に興味があっても、数学や物理が苦手だからと、諦めてしまう人もいると思います。でも、古い文献を調べることから、天文学者と一緒に研究する道もあるんです。実際に、古い記録を読み解いて、天文学者と共同研究をしている文系の研究者もいます」
宇宙を研究する方法は、望遠鏡で星を観測することだけではありません。青木さんが伝えたいのは、こうした分野を越えた研究の面白さです。
小学生の親子から遠方の参加者まで。新しい興味に出会えるツアー
参加者には、小学生と保護者の親子連れも多いそうです。歴史に興味を持って参加した人が天文学に関心を持ったり、宇宙が好きで参加した人が歴史の面白さに気づいたりすることもあります。遠方から何度も京都を訪れ、ツアーをきっかけに自分でも史跡を巡るようになった参加者もいたそうです。
「歴史と天文学、どちらから入っても、新しい興味につながるのが魅力ですね」
柴田先生(元京都大学天文台台長・元日本天文学会会長)による講演の様子京大花山天文台ハイキング・太陽スペクトル観望コース
開催日: 2026年11月14日(土)
時間: 10:30〜15:00(受付10:15〜)
集合場所: 地下鉄・御陵駅
参加費: 中学生以上4,500円、小学生2,500円
※当日、現金でお支払いください
申込締切: 2026年11月9日(月)
※参加をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
開催日: 2026年11月14日(土)
時間: 10:30〜15:00(受付10:15〜)
集合場所: 地下鉄・御陵駅
参加費: 中学生以上4,500円、小学生2,500円
※当日、現金でお支払いください
申込締切: 2026年11月9日(月)
※参加をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
歴史好きも宇宙好きも、新しい発見に出会える花山天文台へ
平安時代の人々が見上げた空と、現代の天文学が見つめる宇宙。その両方に触れられるのが、このツアーの魅力です。「歴史が好きな方にも、天文学が好きな方にも、ぜひ参加していただきたいです。このツアーが、今まで知らなかったことに出会い、新しい興味を持つきっかけになればうれしいですね」
歴史と宇宙、二つの視点から京都の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
店名 |
認定NPO法人花山星空ネットワーク |
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住所 |
京大・理・附属天文台 花山天文台内 |
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アクセス |
JR京都駅から車・タクシーで約20分。 |
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電話番号 |
075-581-1461 |
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公式サイト |
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/ |






