体験型農業「ナイトファーム2026」夜の畑が観光スポットに。京野菜の魅力を体感
ナイトファーム2026

体験型農業「ナイトファーム2026」夜の畑が観光スポットに。京野菜の魅力を体感

京都観光といえば寺社仏閣や町家散策を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし近年、京都市外エリアでは、これまでにない新しい体験型コンテンツが注目されています。それが、一般社団法人BNRが運営する「ナイトファーム2026」です。

今年は、7月3日(金)から11月3日(火)までの開催で事前予約制です。舞台は夜の畑。ライトアップされた農園で京野菜を収穫し、その場で味わうという特別な体験が楽しめます。

今回はプロジェクトを運営する寺島さんにお話を伺いながら、ナイトファームの魅力や取り組みについてご紹介します。

夏の京都をもっと快適に。夜だからこそ生まれた農業体験

ナイトファーム誕生のきっかけは、近年の厳しい夏の暑さでした。日中の畑は気温が高く、農作業を行う人にとっても、野菜にとっても負担が大きくなります。そこで一般社団法人BNRが注目したのが、野菜本来の収穫に適した時間帯である「夜」。

寺島さんによると、野菜は早朝や夜に収穫すると水分をしっかり含み、より良い状態で収穫できるそうです。

「野菜にとっても、お客さまにとっても快適な時間帯に収穫体験ができないだろうか」

そんな発想からスタートしたのがナイトファームです。昼間とは違う涼しい空気の中で畑を歩き、野菜を収穫する時間は、一般的な観光とは異なる楽しみ方のひとつです。畑に足を踏み入れる機会が少ない人にとっては、農業を身近に感じられる体験にもなっています。

京都にはさまざまな観光地がありますが、実際に京野菜が育つ現場に触れられる機会は多くありません。ナイトファームでは、食べるだけでは分からない農業の現場を体験できることも大きな魅力です。

野菜の声を聞くように育てる。こだわりの観察型栽培

ナイトファームで収穫できる野菜は、育て方にもこだわりがあります。採用しているのは「観察型栽培」と呼ばれる方法です。必要以上に農薬や肥料に頼るのではなく、野菜一つひとつの状態を観察しながら、その時々に必要な管理を行っています。

また、農園では地域で長年農業を営んできた熟練農家の監修のもと、新規就農メンバーが野菜づくりに取り組んでいます。収穫体験を案内する農家さんは2名体制で活動しており、それぞれが日々畑を管理しながら参加者を迎えています。

こうした丁寧な栽培によって育てられた野菜は、本来持つ甘みや旨みを感じやすいことが特徴です。実際に畑で野菜を見ると、スーパーで並ぶ状態とは違う発見があります。どのように育ち、どのタイミングで収穫されるのかを知ることで、普段の食事に対する見方も変わってくるかもしれません。

収穫体験を楽しみながら農業への理解も深められることは、ナイトファームならではの魅力です。



キラキラ輝く夜の畑で、特別な収穫体験を

ナイトファーム最大の魅力は、夜ならではの特別な収穫体験です。ライトアップされた畑は昼間とは異なる景色を見せてくれます。

参加者からは「こんな畑を見たことがない」「今までにない体験だった」といった感想が寄せられているそう。

また、収穫した野菜はその場で味わうこともできます。採れたての京野菜はみずみずしく、野菜本来の味を感じやすいのが特徴。食べ物がどのような場所で育ち、どのような状態で収穫されるのかを体験できるため、大人だけでなく子どもたちにとっても学びの機会になっています。



また、ナイトファームでは石窯ピザ作りなどの食体験も用意されています。収穫した野菜を活用しながら、畑だからこそできる体験を楽しめるのも特徴です。








コースはスタンダードコースとプレミアムコースの2種類があります。スタンダードコースは、ガイドブックを見ながら自分のペースで自由に進めることが可能。プレミアムコースでは農家さんによる専属ガイド付きで、栽培方法や野菜の特徴などをより詳しく知ることができます。

利用者は京都市内をはじめ、大阪や神戸、滋賀など関西圏からの参加が中心です。さらに毎年数組ほど海外からの参加者も訪れており、京野菜や日本の農業文化への関心の高さがうかがえます。
コース名 スタンダードコース プレミアムコース
内容 ガイドブックを見ながら、各体験を自由に進めるセルフ形式のコース。 農家がマンツーマンで接客を行う、より丁寧な体験コース。ピザのトッピングやドリンクなどのオプションが含まれたオールインクルーシブ。
料金※税込 大人(中学生以上) 6,050円
小学生 3,025円
未就学児(3歳以上) 550円
未就学児(3歳未満) 無料
大人(中学生以上) 13,200円
小学生 6,600円(未就学児無料)
組数/日 10組 2組


月ごとに変わる体験も魅力

2026年のナイトファームは、「月ごとに体験が変わる」をテーマに展開されています。季節によって収穫できる野菜が変わるだけでなく、体験内容にも変化があるため、何度参加しても異なる楽しみ方ができます。

夏には流しそうめんや異業種とのコラボレーション企画を予定。さらに9月には株式会社アミュラポと連携し、宇宙服やヘルメットを着用して野菜を収穫する「宇宙体験」を開催予定です。

火星探査をイメージしたプログラムとなっており、参加者はミッションに挑戦する形で収穫を行います。農業と宇宙という異なる分野を組み合わせた企画として注目を集めています。

冬には冬野菜の収穫体験も予定されており、採れたての野菜を使った鍋を楽しめる企画も計画されています。

季節ごとに内容が変わることで、その時期ならではの京野菜や食文化に触れられる点もナイトファームの特徴です。

京都の新しい魅力に出会う夜へ

寺島さんは「京野菜や夜の畑に触れることで、京都の新しい魅力を感じてほしい」と話します。京都というと歴史や文化を思い浮かべる人が多い一方で、実は農業も地域を支える大切な産業です。

ナイトファームでは、京野菜を育てる農家さんの仕事や収穫の現場を体験しながら、食と農業のつながりを知ることができます。夜の畑で野菜を収穫し、その場で味わう体験は、京都観光の新しい楽しみ方のひとつです。

寺社仏閣巡りやグルメだけではない京都の魅力を知りたい方は、季節ごとに異なる楽しみ方ができる「ナイトファーム2026」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

イベント名

ナイトファーム2026

営業時間

18:00-20:00、19:00-21:00

住所

BNRファーム(京都市西京区大原野上里南ノ町736)

アクセス

JR 向日町駅、または阪急 東向日駅 阪急バス64系統 右京の里(循環)→ 紅葉町下車 徒歩約10分

定休日

水曜日・木曜日

公式サイト

https://bnr-kyoto.com/

開催期間

2026年7月3日(金)〜11月3日(火)

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