夷川五色豆 優雅な色合いのおすすめ和菓子
香ばしく炒ったエンドウ豆を、熱々の白砂糖でまんべんなく絡めて作られた五色豆。「夷川五色豆」は、かつて白しかなかった豆菓子に、赤・黄・緑・茶の四色を加え、平安時代から宮中で縁起物として使われてきた王朝五彩を再現したものです。関西以外ではあまり知られていないかもしれませんが、京都では定番のお土産として長く愛され続けています。
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上品で鮮やかな「夷川五色豆」
夷川五色豆は京都駅での立ち売りを続けたことでファンを地道に増やし、現在では八ツ橋にならぶ京都の定番お土産として有名な商品です。豆を包む砂糖は、煮詰め加減で硬すぎたり柔らかすぎたりしてしまうもの。5日間かけて5回にわたって砂糖を絡めるという手間ひまがかかる製法で、絶妙な硬さを出すのは職人の腕の見せ所です。
ポリポリと歯ごたえのある食感と、からりと炒られた香ばしい豆の香り、豆本来の甘さが引きたつように絡められた砂糖の甘みは飽きが来ず、食べようと伸ばす手が止まりません。店頭では、100g単位での量り売りで購入することができるほか、包装済みの袋入り、箱入り、木枡入り、木箱入りなど、さまざまな形で購入することができます。
老舗「豆政」の魅力
「豆政」は、明治17年に京都の地で創業され、以後130年以上にわたり豆菓子の老舗として親しまれてきました。夷川五色豆をはじめ、丹精込めた豆菓子の数々は、厳選された素材と匠の技によって作り上げられています。五色豆の縁起の良さや豊かな風味はもちろん、「すはまだんご」や「琥珀(こはく)」「クリーム五色豆」など、世代を超えて愛される一品を提供し続けています。
「豆政」の商品
豆政では、厳選された素材を使った約30種類の商品を楽しむことができます。その中でも特におすすめしたいのが、「すはまだんご」「クリーム五色豆」「七味道楽」「京の町かど」の4つです。
まず、五色豆に次いで有名な「銘菓 すはまだんご」。これは「すはま」と呼ばれる豆飴を使った古典菓子です。大豆粉と白砂糖、水飴を練り上げて団子にし、串に刺したお菓子で、やわらかいくにゃりとした食感が魅力。赤・黄・緑の3色の小さな団子が可愛らしい商品です。
「クリーム五色豆」は煎ったピーナッツに五色のクリームをかけたもの。色合いは五色豆と同様五色にわたりミルク・いちご・バナナ・珈琲・抹茶の5つの風味を楽しむことができます。濃厚な味わいが子どもにも楽しめる美味しい商品です。
また、食べる宝石箱として人気の「琥珀」は、鮮やかな色彩で仕上げた甘さひかえめの和風ゼリーです。薄くて硬い表面の中に、白はハッカ味、黄色はレモン味、オレンジはオレンジ味など、色ごとに違った風味が楽しるので、手土産としてもぴったりです。
期間限定の秋こはく
夷川五色豆が喜ばれる場面
「夷川五色豆」は、たくさんの豆をみんなでつまんで楽しむ商品です。家族が多い方や、大勢で食べる機会がある方に特に喜ばれるでしょう。逆に、一人暮らしの方には少し量が多いかもしれません。その場合、量り売りで購入して適量に調整したり、「京の町かど」のような少量パックの商品を選んだりするなど、相手の食生活に合わせて贈るのが良いでしょう。
また五色豆は縁起の良い色合いが特徴で、飾ると見栄えも良いので、祝い事やお祭りの贈り物としても喜ばれます。ただし、病気や怪我、喪中の方に贈るのは、相手に不快な印象を与える可能性があるため、避けたほうが無難です。
京都駅でも買える夷川五色豆
豆政は本店以外に、嵐山昇龍苑店、金閣寺境内売店、京都大丸店、京都髙島屋店が営業しています。京都駅近辺では、JR京都伊勢丹店で京都駅構内の八条口のギフトキヨスク京都、京都駅2階新幹線改札内のグランドキヨスク、おみやげ街道、おみやげ街道 京店などで購入することができます。
京都駅でのどこでも買い求めることができる夷川五色豆は、新幹線での旅のお供としても活躍することができるでしょう。お土産だけでなく、自分のために購入してみるのも良いかもしれません。
店名 |
豆政 |
営業時間 |
8:00~18:00 *電話受付時間:8:00~17:00 |
住所 |
京都府京都市中京区夷川通柳馬場西入る六丁目264 |
その他取扱店舗 |
嵐山昇龍苑店 |
定休日 |
日曜日 |
電話番号 |
075-211-5211 |
公式サイト |
https://www.mamemasa.co.jp/ |