「阿闍梨餅」京都駅で買えるおすすめ和菓子はもっちり食感の皮が絶品
阿闍梨餅は「京菓子司 滿月」で発売されている、上品な丹波産大納言小豆を使用したたっぷりの粒餡をもち米と卵を材料とする生地で包みこんで鉄板で焼いた半生菓子です。ひと口食べると薄くてモチモチの皮と、しっかりとした食べごたえのある甘い小豆のハーモニーが美味しい和菓子です。値段が1個141円とリーズナブルであることもあり、京都では贈り物やお土産として愛されてきました。
「阿闍梨」とは天台宗や真言宗の僧の地位を表す言葉で、阿闍梨餅の名前の由来となっています。比叡山の厳しい修行の道中、阿闍梨がかぶる網代笠をかたどった形が特徴です。
阿闍梨餅の出来立ては生地がより柔らかく格別においしいため、購入した商品がまだほんのりと温かい場合は、できるだけ早く1つ食べてみることをおすすめします。また、お店がおすすめする食べ方に「阿闍梨餅を揚げる」というものがあります。水で溶いた薄力粉に阿闍梨餅をくぐらせ、油で揚げると、皮の外側がカリッとして揚餃子のような食感になります。
目次
老舗「京菓子司 滿月」の魅力
滿月は江戸時代末期の1853年に創業した老舗の和菓子店です。大正期に2代目当主が阿闍梨餅を考案し、その人気を不動のものにしました。「一種類の餡で一種類の菓子しか作らない」という基本方針をもつ滿月は、一種類のお菓子にかける工夫、素材の選択に力を注ぎます。そのため、滿月は阿闍梨餅をふくめ4種類と少数の商品しか販売してきませんでした。
また、「材料の質を落とさず、値段は極力下げない」よう努めることにもこだわりを持つ滿月は、お客がリーズナブルに美味しい商品を口にできるよう努力を続けています。出町柳駅から徒歩5分ほどの本店では出来立てで熱々の阿闍梨餅が食べられるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
滿月の商品
滿月が販売する商品は、4種類と多くはありません。しかし一品一品が熟練職人の手により、素材と製法にこだわって作られている和菓子です。阿闍梨餅のほかに販売されているのは、「滿月」「京納言」「最中」の3品です。
「滿月」は、明治時代に貴族の九條家のために生まれました。最上級白小豆を用いたこし餡を、洋菓子風の生地で包んだ焼き菓子です。白くてまるまるとしたフォルムは、名前のとおり満月を思わせます。
「京納言」は、蜜漬けにした大納言小豆をこし餡と寒天でつないだ棹物菓子(さおものがし)です。寒天のつるんとした口当たりと大納言小豆のもつ素材本来の風味を味わうことができます。夏には冷蔵庫で冷やして味わうこともおすすめです。
「最中」は、選びぬかれた丹波大納言小豆を使用した粒餡を香ばしい種ではさんだ、京もなからしい小ぶりの一品です。もなかの種と粒餡の深い甘みをともに味わうことができます。
阿闍梨餅が喜ばれる場面
阿闍梨餅は、和菓子好きなら誰もがその美味しさに感動する商品です。京都人から贈り物として長く信頼されてきたことも納得できます。関西以外では知っている人が少ないため、関西以外の人に贈るのが特に良いでしょう。
一個141円と値段もリーズナブルで、10個入から50個入まで購入できるので、会社の同僚など多数の人にお渡しすることも可能です。
ただし賞味期限が製造から5日間と比較的短いので、購入後はお早めに渡すよう心がけましょう。
京都駅でも買える阿闍梨餅
滿月は京大近くの本店と金閣寺店のほかに、各所で販売されています。京都駅構内では、「ギフトキヨスク京都」、新幹線改札内の「京のみやげ店」「古都みやび店」「舞妓店」のほかに、JR京都伊勢丹地下1階にて購入することができます。
もっちりとした皮がおいしい阿闍梨餅は、京土産の代表としてまず挙げられる和菓子のひとつ。お土産に選べば喜んでもらえること間違いなしでしょう。
店名 | 阿闍梨餅本舗 京菓子司 滿月 |
営業時間 | 本店:9:00〜18:00 金閣寺店:10:00〜17:00 |
住所 | 本店:京都府京都市左京区鞠小路通今出川上ル 金閣寺店 (直営):京都府京都市北区衣笠御所ノ内町31-1 |
その他取扱店舗 | 大丸京都店 高島屋京都店 高島屋洛西店 ジェイアール京都伊勢丹 近鉄名店街ハーベス京銘館店 京都駅新幹線改札内 京のみやげ店 京都駅新幹線改札内 古都みやび店 京都駅新幹線改札内 舞妓店 京都駅構内ギフトキヨスク京都 プレシャスデリ&ギフト京都 四条センター 出町桝形商店街 松村食料品店 |
定休日 | 水曜不定休 |
電話番号 | 本店:075-791-4121 金閣寺店 (直営):075-461-7600 |
公式サイト | http://www.ajyarimochi.com/ |