円山公園の桜　祇園しだれ桜が彩る京都の春

春爛漫の円山公園 600本以上の桜を楽しむ

円山公園は、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。2025年は3月27日頃に開花し、4月初旬には満開になると予想されています。

公園には約650～680本もの桜が植えられ、祇園枝垂桜、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤマザクラなど、さまざまな種類の桜を一度に楽しめるのが魅力です。

なかでも、祇園しだれ桜は円山公園のシンボル的な存在で、四方に大きく広がる枝ぶりが特徴で、満開時には淡いピンク色の花びらが繊細なカーテンのように揺れ、昼間は青空とのコントラストが美しく、写真映えするスポットとしても人気があります。

円山公園の桜の魅力は、夜のライトアップにもあります。日没から22時頃まで、公園全体が柔らかな光に包まれます。特に祇園枝垂桜のライトアップでは、下から照らされて浮かび上がるように咲き誇る姿が幻想的。

ライトアップされて夜風に揺れる花びらが春の訪れをより一層感じさせてくれます。桜の下をゆっくり散策しながら、京都の夜の風情を楽しむのもおすすめです。

円山公園の花見のもう一つの楽しみ方が屋台や茶店。出店で京都ならではの食を楽しみながら、賑やかに花見を満喫できます。また、夜になると、提灯の灯りとともに、花見客が集まり宴の雰囲気が漂います。

一方で、公園の東側エリアは比較的静かで、川沿いに咲くソメイヨシノをゆっくり鑑賞することができます。木製のベンチも設置されており、喧騒を離れて落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめです。