
洋食の店 みしな 二年坂の隠れ家レストラン
京都・東山区の二年坂に佇む「洋食の店 みしな」は、70年以上の歴史を誇る老舗洋食店。もともとは祇園の花見小路で「つぼさか」という名で営業し、芸舞妓や文豪たちにも愛された名店です。現在は「みしな」として、新たな歴史を刻みながら伝統の味を受け継いでいます。
歴史ある洋食文化を受け継ぐ名店
「みしな」のルーツは、1948年創業の「つぼさか」。祇園の花街文化と深く結びつき、谷崎潤一郎をはじめとする文人や芸舞妓たちが訪れる特別な場所でした。現在の「みしな」は、創業者の娘夫妻とシェフがその味を守りながら、二年坂の路地裏に移転。カウンター10席の小さな空間で、あたたかいおもてなしと共に、変わらぬ美味しさを提供しています。
名物ビーフシチューとこだわりのフライ料理
「みしな」といえば、2週間じっくり煮込んだデミグラスソースが決め手のビーフシチュー。濃厚なコクと深い味わいが広がるこの一皿は、訪れた人々を虜にしています。柔らかく煮込まれた牛肉は口の中でほろほろとほどけ、贅沢な余韻を残します。
また、サクサク食感が魅力の「カニクリームコロッケ」や「エビフライ」も人気メニュー。特製の細かいパン粉を使い、薄衣でカリッと揚げることで、素材本来の旨みを存分に引き出しています。ランチタイムには、これらのフライとビーフシチューがセットになった定食が楽しめ、どちらもアスパラガスのスープとお茶漬け付き。食後にさっぱりとした煎茶のお茶漬けをいただけば、最後まで大満足の食事が楽しめます。
温かいおもてなしとアットホームな空間
店主の温かい接客とアットホームな雰囲気も、多くの人を惹きつける理由のひとつ。カウンター席のみのため、シェフやスタッフとの会話を楽しみながら食事ができるのも、このお店ならではです。
また、「みしな」は食べログの「洋食百名店」にも選ばれる実力派。口コミでも、「ビーフシチューの奥深い味わい」「カニクリームコロッケのなめらかさ」「エビフライのぷりぷり感」など、多くの人がその美味しさを絶賛しています。
お店は二年坂の路地裏にあります。ランチは予約優先、ディナーは完全予約制のため、訪れる際は事前に電話予約をしておくのがおすすめ。支払いは現金のみなので、事前に準備しておくと安心です。
「洋食の店 みしな」は、京都の伝統と洋食の魅力が融合した特別な一軒。長い歴史を受け継ぐ料理と、あたたかいおもてなしが心に残る、まさに“大人の隠れ家”のような洋食店です。京都観光の際には、ぜひ足を運び、ここでしか味わえない一皿を楽しんでみてください。
店名 |
洋食の店 みしな |
営業時間 |
12:00 – 14:30 17:00 – 19:30 |
住所 |
京都市東山区桝屋町357 |
アクセス |
京阪清水五条駅 徒歩20分 |
定休日 |
水曜日、第1第3木曜日 |
電話番号 |
075-551-5561 |