「野菜煎餅」は末富ブルーの包装が美しい 京都駅で買える!
サクサクとした食感が楽しい玉子煎餅(せんべい)を、京都の老舗「末富」が大人向けの上品な味に仕上げたのが「野菜煎餅」です。野菜煎餅が生まれたのは終戦直後のこと。もともと厚めの玉子煎餅を薄くし、薄くカットした3種類の京野菜(巨椋池の蓮根・堀川ゴボウ・鞍馬の山椒の木の芽)を入れて作られました。食べやすく日持ちが良いことからすぐに評判になり、今では末富を代表する菓子となりました。
口に入れた瞬間パリッとしたかと思えば、生地がホロホロとほどけていく独特の食感が野菜煎餅の特徴です。関西以外では意外とあまり知られていないですが、京都ではお土産の定番として長く愛される商品です。
目次
老舗「末富」の魅力
末富は、1893年(明治初期)に創業した老舗和菓子店です。本来は亀屋末富というのが正式名称であったと言われ、寺院や茶人向けに蒸し菓子や干菓子を作っていました。
末富は「お菓子作りの原点は夢と楽しさの世界」という考えを大切にし、せんべいやぜんざいといった定番商品はもちろん、独自の技術と工夫で作り上げた生菓子を提供しています。「真似されるようなものを作らなければならない」という先々代の言葉を守り、伝統に裏打ちされた確かな技法と、その技法と味を柔軟に活かせるよう挑戦し続け、創意工夫を重ね続けるところが末富の特徴です。末富の挑戦し続ける姿勢は数々の人気商品と新商品、新事業を生み出してきました。
また、末富は商品の包装にもこだわり、「末富ブルー」と呼ばれる独特の色合いの包装紙を使っています。この包装紙は、日本画家の池田遙邨と2代目山口竹次郎が上品で新しいデザインを目指して作り上げたものです。美しくてどこか可愛らしいこの包装紙も、末富の細やかな気配りを感じさせます。
出典:https://shop.kyoto-suetomi.com
末富の商品
末富ではせんべいやぜんざい、和三盆のたまうさぎなど、季節や場面を問わず楽しめる定番商品をたくさん販売しています。特に人気なのが、野菜煎餅に次ぐ「うすべに」です。甘みのある梅肉を薄い麩焼き煎餅で挟んだこのお菓子は、野菜煎餅と同じく上品な味わいが魅力です。
また、末富では行事や季節にちなんだ「季節の生菓子」、お客様の要望に応じたオーダーメイドの和菓子も手がけています。新たにプロデュースされた「SUETOMI AoQ」では、では、伝統の味を新しい形で楽しめる商品を展開。バターの風味が豊かな「AoQのあん塩パン」や、瓶詰めのあんをフィナンシェや麩焼きにのせて味わう「AoQのあんセット」など、新感覚の和菓子が楽しめます。
野菜煎餅が喜ばれる場面
野菜煎餅は素材の味を活かした上品な大人向けのお菓子です。繊細な味わいや香りを楽しめるので、ゆっくり味わいたい人にぴったりです。京都ではお土産としてよりも、お世話になった方への贈り物として使われることが多いです。お茶請けに適した商品であるため、自宅でのティータイムを好む人にとても嬉しいお土産になるでしょう。
また、末富ブルーと呼ばれる美しい包装紙も魅力のひとつ。可愛らしいデザインは、雑貨好きな方への贈り物としても喜ばれることでしょう。
京都駅でも買える野菜煎餅
末富は、四条と五条の間に位置する本店と京都髙島屋のほかに、JR京都伊勢丹地下1階にて購入することができます。末富では野菜煎餅以外にも、「うすべに」や「白水墨客」などの別商品も合わせて購入できる「つめあわせ」も用意しております。
京都らしい上品さを感じさせる野菜煎餅は、京都人の贈り物としてまず愛される和菓子のひとつ。お土産に選べば喜んでもらえること間違いなしでしょう。
出典:https://www.kyoto-suetomi.com/shop/
店名 |
京菓子司 末富 |
営業時間 |
本店:9:00〜17:00 *年末/連休日は変更の可能性あり ジェイアール京都伊勢丹店/京都髙島屋店:館に準ずる |
住所 |
本店:京都府京都市下京区松原通室町東入 ジェイアール京都伊勢丹店:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 京都髙島屋店:京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52 |
定休日 |
本店:9:00〜17:00 *年末/連休日は変更の可能性あり ジェイアール京都伊勢丹店/京都髙島屋店:館に準ずる |
電話番号 |
本店:075-351-0808/075-361-5308 ジェイアール京都伊勢丹店:075-352-1111 京都髙島屋店:075-221-8811 |
公式サイト |
https://www.kyoto-suetomi.com/ |