京丹波町「関係人口シンポジウム in 京丹波」開催。“ふるさと住民”という新しい地域との関わり方を考える一日
関係人口シンポジウム

京丹波町「関係人口シンポジウム in 京丹波」開催。“ふるさと住民”という新しい地域との関わり方を考える一日

2026年5月30日(土)、京丹波町役場にて「関係人口シンポジウム in 京丹波」が開催されます。

今回のシンポジウムは、京丹波町が3年前から進めてきた「関係人口」の取り組みを振り返りながら、次年度から本格始動する「ふるさと住民登録制度」へつなげていくための重要な場として企画されています。

移住だけを地域との関わり方にするのではなく、「地域を応援したい」「何か関わってみたい」という気持ちを持つ人たちと、どう継続的につながっていくのか。京丹波町では、地域と人との関係性をより柔軟に捉えながら、新しい地域づくりを進めています。

当日は、関係人口研究の第一人者として知られる小田切徳美教授による基調講演や、実際に京丹波町で活動するプレイヤーとのトークセッションも実施予定です。なお、参加は事前申込制で、CLUB京丹波への加入有無に関係なく参加できます。

“移住するかどうか”だけではない。京丹波町が考える「関わりのグラデーション」

京都府中央部の丹波高原にある京丹波町は、京都府中央部の丹波高原に位置し、町の8割以上を森林が占める自然豊かな地域です。昼夜の寒暖差や「丹波霧」に育まれた「京丹波栗」「黒豆」「丹波松茸」など、全国的にも知られる特産品が多く、京都府内有数の畜産酪農地帯としても知られています。


 
こうした地域資源を背景に、京丹波町では2023年10月、「GREEN GREEN KYOTAMBA」というタウンプロモーション方針を掲げました。目指しているのは、「まちの枠を超え、想いでつながるコミュニティ」です。

これまで京丹波町では、観光や農業体験、イベント、ファンクラブなどを通じて、町外の人たちとの交流を積み重ねてきました。その中で見えてきたのは、地域との関わり方が一人ひとり異なるということだと、町の担当者・一瀬さんは話します。

食材のファンとして京丹波町を知る人もいれば、文化や風景に魅力を感じる人、地域の人との交流を楽しみに訪れる人もいます。京丹波町では、こうした多様な関わり方を「移住する・しない」という二択ではなく、“関わりのグラデーション”として捉えています。

地域との距離感は人それぞれでよく、何度も訪れる人もいれば、特産品を購入したり、SNSで地域の魅力を発信したりする人もいます。「地域に少し関わってみたい」という気持ちを大切にしながら、無理なく関係性を続けていける地域づくりを進めている点も、京丹波町の特徴です。

人口減少時代に求められる「関係人口」

現在、多くの地域では人口減少や高齢化、産業の担い手不足といった課題が深刻化しています。京丹波町もその例外ではなく、地域だけで支え続けることが難しくなっている分野も増えています。

そうした中で注目されているのが、「関係人口」という考え方です。関係人口とは、観光で一度訪れるだけではなく、継続的に地域と関わりを持つ人たちのことを指します。

イベント運営に関わったり、自身の仕事や経験を活かして地域活動をサポートしたりと、関わり方はさまざまです。地域の外から新しい視点が加わることで、地域の人たちだけでは気づかなかった発想が生まれることもあり、地域づくりにおける新しい力として期待されています。

京丹波町では、その中心的な取り組みとしてファンクラブ「CLUB京丹波」を展開しています。現在は約1,700人が登録しており、イベントや体験活動などを通じて、継続的に地域とつながる人たちの輪が広がっています。

単発の交流で終わるのではなく、「地域とともにまちづくりを担う関係性」を育てていくことも、京丹波町が目指している方向です。

全国事例や実践者の声を学べる、5月30日のシンポジウム

今回開催される「関係人口シンポジウム in 京丹波」では、関係人口研究の第一人者として知られる小田切徳美教授を講師に迎え、全国の事例や制度の背景について学ぶことができます。


 小田切徳美氏

基調講演

基調講演では、全国各地で進む先進事例や、国の制度を踏まえたこれからの地域づくりについて紹介される予定です。

人口減少が進む中で、地域と外部の人たちがどのように関係性を築いていくのか。「関係人口」という考え方がなぜ今求められているのかを、専門的な視点から知ることができる内容となっています。
 

トークセッション

また、トークセッションでは、京丹波町内で地域づくりに取り組むプレイヤーたちと、小田切教授による対話も行われます。

実際に活動する中で感じていることや、地域との関係性を築く難しさ、継続していくための工夫など、現場ならではのリアルな話が共有される予定です。
 

クロージング|町のビジョン共有

最後のクロージングでは、これまで京丹波町が取り組んできた関係人口施策を振り返りながら、次年度から本格始動する「ふるさと住民登録制度」に向けた考え方も共有されます。

町がこれからどのような地域を目指していくのか、その方向性を町民や関心を持つ人たちと共有する場として開催されます。



なお、一瀬さんも当日登壇予定です。

“応援してくれる人が見える”地域を目指して

京丹波町が目指しているのは、「関わりのハードルが低い町」です。イベントに参加することや、特産品を購入すること、SNSで地域の魅力を発信することも、地域にとって大切な関わり方の一つと考えています。

今回のシンポジウムについて、一瀬さんは「町民にとっても、外からこんなに多くの人が応援してくれていると実感できる場にしたい」と話します。

単発のイベントではなく、継続的な関係性を築いていくための仕組みづくりへ。

京丹波町では今、“住む”だけではない、新しい地域とのつながり方を模索しています。地域との距離感は人それぞれでよく、まずは興味を持つことから始められる。今回のシンポジウムは、そんな京丹波町の考え方に触れられる機会です。

イベント名

関係人口シンポジウム in 京丹波

営業時間

14:00-16:00(13:30開場)

住所

京丹波町役場 2階 大会議室(京都府船井郡京丹波町蒲生蒲生野487-1)

アクセス

町営バス:京丹波町役場 徒歩1分
中京交通バス: 園部駅東口から桧山行 丹波自然運動公園前 徒歩9分

電話番号

0771-82-3809

公式サイト

https://www.town.kyotamba.kyoto.jp/gyoseijoho/chihososei/8081.html

開催日

2026年5月30日(土)

参加費

無料(事前申込制)

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