京都産業大学 神山天文台の「天体観望会」―夜空を見上げて宇宙を感じる―

京都産業大学 神山天文台の「天体観望会」―夜空を見上げて宇宙を感じる―

京都市北区、上賀茂神社のご神体「神山」のふもとに建つ京都産業大学。そのシンボルともいえるのが、キャンパスの最上部に位置する「神山天文台」です。



ここでは、天文学の魅力を伝える「天体観望会」が定期的に開催されています。大学の教育・研究施設でありながら、一般にも広く開かれたこの取り組みは、“学びを実感に変える貴重な機会”となっています。

国内最大級の望遠鏡で、宇宙をのぞく

神山天文台の天体観望会では、国内私立大学で最大となる口径1.3メートルの反射式望遠鏡「荒木望遠鏡」を使い、職員や研究者の解説とともに天体を観察します。



望遠鏡のドームが静かに回転し、夜空にレンズが向けられる瞬間は、誰もが息をのむほどの迫力です。晴天時には、季節によって姿を変える夜空の星々を直にのぞくことができ、土星、海王星、わし座のアルタイルなど、天文学の授業で見る写真とはまったく異なる、写真ではわからない宇宙のすごさを目で感じられます。

また、館内では3D映像による宇宙映像上映も実施予定。星座や銀河の立体的な構造を楽しむことができます。学生有志からなる神山天文台サポートチームが見どころを丁寧に紹介してくれるため、天文の知識がなくても十分に楽しめます。

天文学への興味を育てる学びの場

神山天文台が開設されたのは2010年。京都産業大学の創設者・荒木俊馬博士が日本を代表する天文学者だったことから、その理念を受け継ぐかたちで誕生しました。

館内には、荒木望遠鏡をはじめ、国産の反射望遠鏡に関する資料や、世界各地から集められた隕石コレクションも展示されています。これらは学生の研究用だけでなく、市民や子どもたちが自由に学べる教材として活用されています。

天体観望会以外にも、天文学講座や地域連携イベントが行われており、研究や教育、地域の人々とのつながりを深められる場所です。

参加方法と観望会の魅力

天体観望会は事前予約制・無料で、誰でも参加できます(中学生以下は保護者同伴)。

一度、望遠鏡をのぞけば、星の光の向こうに広がる宇宙の壮大さに、心を奪われるはずです。科学と感動がひとつになる体験が、ここにあります。星を見上げ、宇宙の神秘を間近に感じられる——そんな特別な時間を、この天体観望会で過ごしてみませんか。
 


場所 京都産業大学 神山天文台
開催期間 2025年11月08日(土)・11月29日(土)
12月06日(土)・12月20日(土)
時間 18:00-20:00(受付開始:17:45分から)
住所 京都市北区上賀茂本山
アクセス JR京都駅から地下鉄「国際会館駅」下車
→京都バスで「京都産業大学前下車」徒歩1分
電話番号 075-705-3001
申し込み 事前予約制・定員有り(参加費無料)
※ご予約はこちらから
公式サイト https://www.kyoto-su.ac.jp/news/news-001787.html
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