【京都・舞鶴市】歴史と自然が織りなす「海の京都」へ。120年前の赤れんが、城下町の風情、そして初夏を彩る「アジサイの海」を巡る旅
舞鶴市

【京都・舞鶴市】歴史と自然が織りなす「海の京都」へ。120年前の赤れんが、城下町の風情、そして初夏を彩る「アジサイの海」を巡る旅

京都府北部、日本海に面する港町・舞鶴市。街には海軍ゆかりの赤れんがの建造物や城下町の歴史、新鮮な海の幸など、京都市内とは異なる魅力が残っています。

現在の舞鶴では、観光のあり方にも変化が生まれています。歴史的建造物を活かした観光拠点づくりや、民間企業によるイベント開催、インバウンド対応の強化など、地域全体で新たな賑わいづくりが進められています。

舞鶴市役所 商工・観光振興課の松岡さんにお話を伺いながら、舞鶴観光の「今」とこれからの季節に外せない見どころを深掘りしました。

舞鶴観光の「今」 民間主導で進む新たな街づくり

舞鶴市の観光は、現在大きな転換期を迎えています。

その中心のひとつとなっているのが、「舞鶴赤れんがパーク」です。明治から大正時代にかけて建てられた赤れんが倉庫群を活用した観光施設で、令和4年度からは地元企業「ウッディーハウス」が運営主体となりました。

民間企業が運営に関わることで、従来にはなかった自由な発想のイベントや企画が積極的に行われるようになり、休日を中心に多くの人が訪れるスポットへと変化しています。歴史的建造物を残すだけではなく、実際に人が集まり、街を回遊する流れを生み出している点が現在の舞鶴観光の特徴です。

また、舞鶴市では観光客を呼び込むだけでなく、滞在中に地元の店舗や施設を利用してもらうことで、地域全体での「消費の最大化」を目指した取り組みにも力を入れています。観光スポット単体ではなく、街全体で観光客を受け入れていく考え方へと変化していることが、現在の舞鶴観光の大きな流れとなっています。

さらに、インバウンド対応も進められており、観光協会による英語メニュー作成支援など、海外からの観光客を受け入れるための取り組みも進行中です。国内外を問わず、多くの人が舞鶴を楽しめる環境づくりが少しずつ整えられています。


 

東地区で感じる「海軍ゆかりの街」の歴史

舞鶴観光を語るうえで欠かせないのが、東地区と西地区、それぞれ異なる街並みです。

東地区は、明治時代に海軍鎮守府が置かれたことで発展したエリアです。現在も約120〜130年前の歴史を感じられる建造物が残っており、近代都市として整備された当時の面影を見ることができます。

その象徴となっているのが「舞鶴赤れんがパーク」です。

海軍の倉庫として使われていた赤れんがの建物が現在も保存されており、内部は博物館やショップ、飲食施設などとして活用されています。歴史的な建物を保存しながら、現代の観光スポットとして再生されている点が特徴です。

木造建築が中心だった時代に、レンガ造りの建物が並ぶ舞鶴の景観は非常に特徴的で、当時の近代国家としての空気感を今に伝えています。

エリアを歩いていると、建物のスケール感や直線的な街並みに、海軍都市として整備された歴史を感じます。京都市内の寺社仏閣とは異なる景色が続くため、同じ京都府内でも違った旅の楽しみ方ができます。

また、港町ならではの空気感も東地区の特徴です。海に近い立地と赤れんが建築が組み合わさることで、舞鶴ならではの景観が形成されています。


 

西地区で出会う城下町と下町の風景

一方、西地区は東地区とは大きく異なる雰囲気を持っています。

こちらは古くから城下町として発展してきたエリアで、東地区の近代的な街並みとは対照的に、地域の暮らしや歴史が身近に感じられる街並みが残っています。海軍の歴史が色濃い東地区に対し、西地区では地元の人々の生活文化や、長く受け継がれてきた街の空気感を感じられるのが特徴です。

古くから続く商店や住宅が並ぶ景色には、港町として発展してきた舞鶴の日常があります。東地区を見たあとに西地区を訪れると、同じ舞鶴市内でも街の表情が大きく変わることに気づきます。

舞鶴は「海軍の街」というイメージを持たれることも多いですが、西地区を歩くことで、城下町としての歴史や、地域に根付く暮らしの文化にも触れることができます。

東地区と西地区をあわせて巡ることで、舞鶴という街の多面的な魅力が見えてきます。

6月に訪れたい「舞鶴自然文化園」のアジサイの海

これからの季節に特におすすめしたいのが、「舞鶴自然文化園」です。

毎年6月中旬から下旬にかけて、園内では多くのアジサイが見頃を迎えます。地元では「アジサイの海」と呼ばれており、広い園内を埋めるように咲く青や紫のアジサイは、初夏の舞鶴を代表する風景のひとつです。

松岡さんも、「これからの季節は特におすすめです」と話しており、舞鶴観光の中でも人気の高いスポットとなっています。舞鶴自然文化園は、赤れんがパークから車で15〜20分ほどの場所にあり、市内観光とあわせて巡りやすい点も魅力です。

東地区の歴史を感じたあとに自然文化園へ向かうと、舞鶴の自然の豊かさも体感できます。同じ市内でありながら、歴史、街並み、自然と、さまざまな景色を楽しめるのが舞鶴観光の面白さです。

「実は近い」舞鶴で楽しむ海の幸

舞鶴に対して「遠い」というイメージを持つ人も少なくありません。

しかし現在は、高速道路の整備や特急電車の運行によって、関西圏からのアクセスが以前よりもスムーズになっています。京都市内からは特急電車で約1時間40分、大阪方面からも比較的アクセスしやすく、週末旅行でも訪れやすい距離感です。

そして、舞鶴を訪れた際にぜひ楽しみたいのが「食」です。

日本海に面した港町ならではの新鮮な魚介類は、舞鶴観光の大きな魅力となっています。松岡さんも、「魚がむちゃくちゃ美味しいので、ぜひ食べてほしい。海の幸は超おすすめです!」と話していました。

港町ならではの新鮮な海の幸に加え、舞鶴では地域の飲食店なども含めて、街全体で観光客を迎える取り組みが進められています。歴史や自然だけでなく、食も含めて舞鶴を楽しむことで、この街ならではの魅力をより深く感じられます。


 

 

歴史・自然・食を一度に楽しめる「海の京都」舞鶴へ

舞鶴には、東地区の海軍ゆかりの歴史、西地区の城下町文化、そして日本海の自然と食があります。さらに現在は、民間企業による新たな観光づくりや、地域全体で観光客を迎える取り組みも進み、街には新しい活気も生まれています。

6月には舞鶴自然文化園のアジサイも見頃を迎え、初夏ならではの景色も楽しめます。

「舞鶴は歴史、自然、そして美味しい食が揃った街です。特にこれからのアジサイの季節は最高ですので、ぜひ気軽に遊びに来てください!」と松岡さん。

京都市内とはまた違う「海の京都」の魅力を感じに、舞鶴を訪れてみてはいかがでしょうか。

イベント名

舞鶴自然文化園『アジサイ園2026』

営業時間

9:00-17:00※入園は16:00まで

住所

舞鶴市字多祢寺24-12

アクセス

JR東舞鶴駅 舞鶴自然文化園下車 徒歩5分

電話番号

0773-68-0221(舞鶴自然文化園 事務所)※開園期間中(6月12日~6月30日)
0773-66-1049(土木課 公園係)

公式サイト

https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kurashi/0000008943.html
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