「小川珈琲 清水店」が伝える美意識と一杯の価値〜京都の日常と100年先への想いを繋ぐ
小川珈琲 清水店

「小川珈琲 清水店」が伝える美意識と一杯の価値〜京都の日常と100年先への想いを繋ぐ

清水寺へ向かう観光客で賑わう東山区清水エリアに、2026年5月20日、「小川珈琲 清水店」がオープンしました。場所は、「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」内。京都発のコーヒーブランドとして長年親しまれてきた小川珈琲が、新たな拠点として手掛けた店舗です。

小川珈琲といえば、「DRIP OF HOPE 珈琲には希望がある」を掲げ、エシカルコーヒーの普及にも取り組んできたブランド。今回の清水店では、観光地として知られる京都の中心地でありながら、「京都の日常」を感じられる空間づくりを目指しています。

今回は、店舗づくりの背景や限定メニューへのこだわりについて、小川珈琲の広報担当者、加藤さんにお話を伺いました。

無印良品と共鳴する「京都の日常」

「小川珈琲 清水店」が誕生した背景には、無印良品との長年の関係があります。今回の店舗が入る「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」は、宿泊施設と地域体験を組み合わせた施設として展開されており、その中で掲げられていたテーマが「京都の日常」でした。

加藤さんによると、この考え方が、小川珈琲がこれまで大切にしてきた価値観と重なったことが出店のきっかけだったそうです。

観光地としての京都だけではなく、地域の暮らしや文化、毎日の積み重ねを感じてもらうこと。その視点は、小川珈琲が2022年にオープンした「堺町錦店」から続く、「100年先も続く店」というコンセプトにも繋がっています。

堺町錦店では、エシカルコーヒーの取り組みや、長く使い続けられる空間づくりなど、小川珈琲が積み重ねてきた活動を形にしてきました。清水店でも、その考え方を引き継ぎながら、京都を代表する観光エリアで新たな発信を行っています。

加藤さんは、「観光地の中心にありながら、地元の方にもふらっと立ち寄っていただける場所にしたい」と話します。京都を訪れる観光客だけではなく、地域の人も日常的に利用できる店舗を目指している点も、この店の特徴です。

建物の記憶を受け継ぐ、シンプルな空間

店内デザインを担当したのは、建築デザイナーの佐々木一也氏(SMALL CLONE)。堺町錦店も手掛けた人物で、今回の清水店でも共通する考え方が取り入れられています。

コンセプトとして掲げられているのは、「建物の記憶を受け継ぎながら、100年先も続く普遍的な美しさと機能性を備えたお店」。店内では、大理石のカウンターなど、堺町錦店と共通する素材を使用。余計な装飾を加えすぎず、素材そのものが活かされています。

また、建物が持っていた歴史や空気感を残しながら、新しい機能性を組み合わせている点も特徴です。空間全体はシンプルですが、細かな素材選びや設計の積み重ねによって、長く使われることを前提にした店舗づくりが行われています。

清水寺周辺は国内外の観光客が行き交うエリアですが、その中で少し足を止め、コーヒーを味わいながらひと息つける場所になっています。

清水店限定の「GRANCA」を味わえる特別な店舗

清水店で提供されるコーヒーには、小川珈琲のエシカルコーヒーブランド「GRANCA(グランカ)」が採用されています。

この「GRANCA」を直営店で体験できるのは、堺町錦店と清水店の2店舗のみ。小川珈琲が取り組んできたサステナブルなコーヒーづくりを体感できるラインナップです。

生産者や環境への配慮を大切にしながら、コーヒー本来の味わいを丁寧に引き出している点が特徴で、清水店ではその世界観を店舗全体で表現しています。

また、コーヒーだけでなく、フードメニューにも京都らしさやオリジナル性が詰め込まれていました。


 

 

京小麦トースト「白あん糀バター」に込められた京都らしさ

京菓子司「俵屋吉富」の白あんと、京都の酒蔵「佐々木酒造」の米糀を使用した、小川珈琲オリジナルの糀バター。

加藤さんによると、味の特徴は「甘じょっぱい」バランスにあるとのこと。白あんのやさしい甘さと、糀の塩味や発酵感が合わさることで、トーストとの相性が良いメニューになっています。

見た目にも特徴があり、小川珈琲のロゴをモチーフにしたデザインを採用。清水店ならではの一品です。

京都の老舗や地域企業と連携しながら、新しい味を作り上げている点にも、小川珈琲らしさが感じられました。

京小麦トースト 白あん糀バター
 
京小麦トースト ソーセージとスクランブルエッグ
 

新たに開発された「だし巻きとスクランブルエッグのサンドイッチ」

清水店オープンにあわせて開発された新メニューが、「だし巻きとスクランブルエッグのサンドイッチ」です。

使用している卵は、京丹波みずほファーム「みずほ産桜たまご」。だし巻き卵とスクランブルエッグという、食感も味わいも異なる2種類の卵料理を一度に楽しめる内容になっています。

ボリュームはありますが、パンはあっさりとした味わいに調整されており、朝食にも昼食にも食べやすい構成です。

派手さを前面に出すのではなく、素材の組み合わせや食べやすさを重視しています。

だし巻きとスクランブルエッグのサンドイッチ
 
アボカドとライムの京小麦トースト

観光の合間に、そして宿泊の特別な朝に

清水店では、清水という立地を活かし、「食べ歩き」にぴったりのメニューも用意されています。

テイクアウトでも楽しめるソフトクリーム

美山牛乳を使ったミルクソフトや、コーヒー店らしいカフェオレソフトです。食べ歩きにもぴったりのメニューとして販売されており、今後は季節ごとに味わいを変えていく予定とのことでした。

清水エリアを歩きながら楽しめるメニューとして、今後の展開にも期待が集まりそうです。

ミルクソフトクリーム(抹茶パウダー&コーヒーパウダー)
 
ミルクソフトクリームサンデー
 

宿泊者限定朝食で味わう「京都の朝」

「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」の宿泊者向け朝食にも、小川珈琲の特別なこだわりが詰まっています。

メインとなる食パンには、京都産小麦を使用。加藤さんによると、目指したのは「毎日食べても飽きないパン」だったそうです。日常の食卓に馴染む味を大切にしながら、シンプルな材料で仕上げています。

焼き上げることで、外側は香ばしくカリッと、中はふんわりとした食感が楽しめます。さらに、賀茂なすや万願寺とうがらしなど、京都産食材を使ったおばんざいも用意。宿泊施設の朝食として京都らしさを感じられる内容になっています。

地元の方にも、観光の方にも|京都の街歩き

「小川珈琲 清水店」は、京都観光の途中で立ち寄るカフェとしてだけではなく、京都の日常や美意識に触れられる場所として作られていました。

無印良品と小川珈琲、それぞれが大切にしてきた価値観が重なり合い、空間づくりやメニュー、素材選びの細部にまでこだわっています。

清水寺周辺を巡る際には、コーヒーや限定メニューを味わいながら、小川珈琲が長年積み重ねてきた考え方にも触れてみてはいかがでしょうか。

店名

小川珈琲 清水店

営業時間

8:00-20:00(L.O. 19:30)

住所

京都市東山区清水4-171 MUJI BASE KYOTO kiyomizu 1F

アクセス

京都駅より市バス各線 清水道下車 徒歩2分

電話番号

075-748-1084

公式サイト

https://www.oc-ogawa.co.jp/
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