グルメ和菓子祇園四条の「みよしや」 知る人ぞ知る幻のみたらし団子

祇園四条の「みよしや」 知る人ぞ知る幻のみたらし団子

京都・祇園四条にある「みよしや」は、夜の街にふと現れる幻のようなみたらし団子専門店。限られた時間だけ営業し、売り切れ次第閉店するという独特のスタイルと、他では味わえない絶品のみたらし団子が多くの人を惹きつけています。

 

夜にしか出会えない、特別なみたらし団子

「みよしや」は、四条通りと縄手筋の北西にひっそりと佇む小さなお店。営業開始は夜20時頃からですが、売り切れるとすぐに閉店してしまうため、営業はわずか数時間。しかも不定休のため、訪れるタイミングが難しく、「幻のみたらし団子」とも呼ばれています。

このお店のみたらし団子は一本ずつ丁寧に炭火で焼き上げられます。みたらし餡は甘さ控えめで、醤油の香ばしさが感じられる上品な味わい。しっかりとした弾力のある団子との相性が抜群。一口食べると優しい味わいが広がります。

 

 

行列ができるほどの人気と、特別な体験

「みよしや」の営業スタイルはとてもユニーク。日によって開店時間が異なり、20時頃に開くことが多いものの、22時頃には売り切れて閉店することがほとんどです。そのため、開店前から行列ができるのが日常茶飯事で、特に週末や観光シーズンには30〜40人が並ぶこともあります。

また、店頭での写真撮影や食べ歩きは禁止されており、購入した団子は竹の皮に包まれて渡されます。蒸し直せば焼きたてのような風味が蘇り、持ち帰っても美味しく楽しめる工夫がされています。祇園の夜にふさわしい静かで品のある雰囲気の中、行列に並ぶ時間さえも特別な体験となるのが「みよしや」の魅力です。

 

歴史と地域に根付く名店

「みよしや」は、家族経営の小さなお店として長年営業を続けてきました。かつてはおばあちゃんが店頭に立っていた時代もあり、地元の人々にとっては懐かしい存在でもあり今なお「みよしや」の団子は特別なものとして愛され続けています。

祇園という地域は、観光地としての顔と、地元住民の生活が息づく街の側面を併せ持っていますが、「みよしや」のような店は、観光客だけでなく地元の人々にも愛される存在であり、京都の文化や伝統を支える貴重な一軒となっています。

 

営業日や時間が不定期のため、「みよしや」を訪れる際には事前に情報をチェックすることが重要です。また、開店前から行列ができることが多いので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめ。さらに、写真撮影や食べ歩きは禁止されているため、マナーを守って楽しむことが求められます。

購入した団子はホテルや自宅に持ち帰り、竹の皮に包まれたまま蒸し直すと、焼きたてのような風味が蘇ります。しっとりもちもちとした食感と、ほんのり香る炭火の香ばしさをゆっくりと楽しむのも、この団子ならではの味わい方です。

祇園四条の夜にだけ現れる「みよしや」と、その独特な営業スタイルと絶品のみたらし団子は、京都の夜を彩るひとつの文化ともいえます。訪れる人々にとって、「みよしや」での体験は、京都旅行の思い出の一つとして心に刻まれること間違いありません。

 

店名

みよしや

住所

京都市東山区四条通大和大路西入ル廿一軒町226

アクセス

京阪 祇園四条駅 徒歩2分

定休日

電話番号

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