「tl;dv」ガイド　AIで会議をもっとスマートに　初心者向け解説

2024.08.15

tl;dv

tl;dvとは？

tl;dvとは、会議の録画、文字起こし、要約を自動で行うAIツールです。

AIによる会議の録画、文字起こし、要約

tl;dvは、AIによる音声認識技術と自然言語処理により、会議中の会話をテキスト化し、重要なポイントを抽出して要約ができます。tl;dvを活用することで、議事録を作成する際の手間が大幅に削減され、情報の透明性が向上します。

また、tl;dvは多言語に対応しており、異なる言語での会議でも活用できます。そのため、グローバルに展開する企業やチームにおいて、非常に魅力的なツールとなっています。

主な機能

自動録画と文字起こし

tl;dvはAIによる音声認識技術を使用しており、高い精度で会話を文字データに変換できます。会議の詳細な記録を簡単に参照し、議事録の作成にかかる時間と労力を削減できます。

キーワード検索

tl;dvのキーワード検索機能は、記録されたテキスト内から特定の語句を瞬時に見つけ出すことが可能です。キーワードを入力するだけで関連する部分へ直接ジャンプできるため、会議中の特定のトピックや決定事項を素早く確認できます。

自動要約とタイムスタンプ付きメモ

会議の重要なポイントを簡潔にまとめる自動要約機能も、tl;dvの魅力の一つです。長時間の会議内容を要点だけに凝縮するため、後からかんたんに内容をレビューすることができます。また、タイムスタンプ付きのメモ機能によって、要約された内容が会議のどの時点で話されたかを知ることができます。

複数のアプリとの連携（Slack、HubSpot、Salesforce等）

tl;dvは、Slack、HubSpot、Salesforceなど、複数のアプリケーションとの連携機能を持っています。tl;dvで生成されたデータを、これらのプラットフォーム上で活用できるため、会議の内容をチームメンバーや関連部署と共有でき、ビジネスプロセスの一貫性と透明性を高めることが可能です。

tl;dvのメリット

議事録作成の効率化

議事録作成の効率化を図るために、高精度の会議自動録画、文字起こし、要約機能を搭載しています。これにより、議事録作成にかかる時間と労力を大幅に削減することができます。また、会議の内容がテキスト化されることで、重要な部分を容易に確認できるようになります。

情報共有のスムーズ化

メモやハイライト機能を通じて、会議中の重要情報を即座に記録できます。さらに、SlackやSalesforceなどのアプリケーションとの連携により、情報共有が迅速に行えるようになります。

多言語対応による幅広い利用可能性

多言語対応も提供しており、30以上の言語で文字起こしと要約機能を利用できます。これにより、国際的なチーム間での言語障壁を低減し、各メンバーが母国語で内容を理解し、活用できるようになります。

tl;dvの料金プラン

出典：https://tldv.io/app/pricing/

無料プラン

Google MeetとZoomの会議を無制限に録画
AIによる会議の要約とテキスト化
自動話者認識による議事録の作成
30以上の言語での自動文字起こしと要約
Slackとメールでの通知と共有機能

無料プランは小規模なチームや個人ユーザーに適しており、お手軽にtl;dvの機能を体験できます。

Proプラン

Proプランでは、無料プランの機能に加えて、月額$25（年間契約の場合は$20/月）で以下の拡張機能が利用できます。

完全に自動化されたAIによるメモ作成とタグ付け
CRM（Salesforce、HubSpotなど）との連携
音声とビデオのアップロード
録音やクリップのWordPress、Notionへの埋め込み
まとめ動画の作成
チームフォルダーの作成と管理

法人向けプラン

法人向けプランは、Proプランに加えて以下のサービスを受けられます。

管理者向けの高度なチーム管理
専任のカスタマーサクセスマネージャー
拡張されたセキュリティオプションとデータ管理機能

法人プランの費用については都度見積りとなります。

tl;dvのセキュリティ

データの暗号化とプライバシー保護措置

tl;dvのすべての通信はSSL（Secure Sockets Layer）を用いて暗号化され、ユーザー情報の盗聴や改ざんを防いでいます。また、GDPR（EU一般データ保護規則：General Data Protection Regulation）に基づき、EU内外を問わず、全ユーザーに対して同等のプライバシー保護を提供しています。

アクセス管理

ユーザーごとのアクセス権を設定でき、不要な情報へのアクセスを制限することができます。また、アクセスログの監視により、不正アクセスやデータ漏えいのリスクを最小限に抑えることが可能です。企業がtl;dvを導入する際には、内部のセキュリティポリシーに基づいて適切なアクセス管理を構築することが推奨されます。

tl;dvを利用する際の注意点

UIが日本語対応していない

tl;dvの操作画面は現在、英語表記のみで日本語に対応していません。英語が苦手な方は、ウェブブラウザーの自動翻訳機能を使用することをおすすめします。

ZoomとGoogle Meet、Teams以外対応していない

Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsといった主要な会議プラットフォームに対応していますが、その他プラットフォームには対応していないため、他のツールを利用しているユーザーには不便が生じるかもしれません。

編集や確認はリアルタイムではできない

議事録作成や要約は、会議後に行われるため、リアルタイムでの編集や確認はできない設計になっています。会議中に議事録の修正や追加を行うことができず、後から編集する必要があります。

専門用語を理解できないケースがある

一般的なビジネス用語や日常会話には高い精度で対応していますが、専門用語や固有名詞、業界特有の略語などは正確に認識できないことがあります。専門用語が多用される場面では、後で手動での確認と修正が必須となります。

よくある質問

対応言語

tl;dvは英語や日本語をはじめ、フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語・韓国語など30以上の言語に対応しており、翻訳の精度も非常に高いため、コミュニケーションエラーが起きづらい設計になっています。ただし、操作画面は英語表記のみなので、その点は注意が必要です。

カスタマイズについて

tl;dvはカスタマイズ性にも富んでおり、特定のニーズに合わせてさまざまな調整ができます。たとえば、録音されたデータに対してキーワードやタグを手動で追加することが可能であり、これによって後から内容を簡単に検索して参照できます。また、特定のプロジェクトやチームに応じて通知の設定をカスタマイズすることも可能です。