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Webマーケティングとは?基礎からわかりやすく解説します

はじめに

「Webを用いてマーケティングを行いたい」
「そもそもWebマーケティングって?効果があるの?」

このようにお悩みの方はいませんか?

今回は、Webマーケティングの基本知識からその手法、展開方法について説明します。

この記事を読めば、Webマーケティングの基本知識や具体的な方法が身につきますよ!

Webマーケティングとは?特徴やメリットを確認しよう

 

Webマーケティングとは、Webサイトやホームページなどを利用して、顧客の獲得や製品およびサービスなどの販売のマーケティングを実施することをいいます。

では、Webマーケティングにはどのようなメリットが存在するのでしょうか?

メリット1:地域や属性に縛られない

Webマーケティングのメリットとして、ユーザーの居住地域や属性に縛られない、という点が挙げられます。

リアルマーケティング(現実空間・現場)で行うマーケティングの場合には、特定の属性に対してしかマーケティングを行うことができません。

例えばポスティングならポスティングを実施する地域の住民、スーパーの実演販売であればそのスーパーの買い物客といったように、訴求できる範囲がミクロに限定されてしまいます。

しかしWebマーケティングであれば、ターゲットがどこに住んでいようが、どんな属性であろうが情報を発信することが可能です。

 

メリット2:特定のユーザーにリーチすることもできる

特定のユーザーにリーチすることができるというメリットが挙げられます。

マーケティングにおいては顧客層の特定が重要ですが、Webマーケティングでは顧客の年代層や性別などの情報を基にマーケティングを実施できます。

 

メリット3:実行・改善のサイクルが早い

マーケティングの実行・改善のサイクルが早い点もメリットです。

例えば製品やサービスの情報を発信するとき、Webを通じた広告は印刷などと比較して迅速に情報を発信することができます。

また情報の誤謬がある場合や、マーケティングの方向性を変更したい場合にも、タイムリーに修正を行うことが可能です。

Webマーケティングの歴史|Webマーケティングはどう変わったか

Webマーケティングでは技術の発展に伴い、インバウンドマーケティングの重要性が高まってきました。大きな時代の流れをみてみましょう。

1990年代

1990年代はインターネットの黎明期。バナー広告やリスティング広告、検索エンジン上のSEOなどが登場し始めた時代です。今でも主要なYahoo!やGoogleがサービスを開始します。当時のYahoo!は手動で検索エンジンに登録するディレクトリ型でしたが、後にクローラーが自動で巡回してサイトを見つけるインデックス型をGoogleが発明。検索連動型広告やSEOの時代の到来を告げました。

 

2000年代

2003年にWordPressが登場し、個人でも容易にWebサイトを立ち上げ、ブログを書けるような時代が来ました。FacebookやtwitterなどのSNSが登場したのもこの頃です。インターネットに流れる情報が爆発的に増え、ユーザーの行動データに基づき広告を出すデータドリブンマーケティングの概念が生まれます。

 

2010年代

2010年代はコンテンツマーケティングの存在感が強まった時代です。自社の商品を一方的に押し出しても効果が出なくなり、コンテンツを通して価値を提供し、少しずつ信頼感を醸成して売上アップにつなげる手法が注目を集めました。見込み顧客の悩みを解決する有益な情報の発信を通して、自社への理解を育み、ファン化を促進し、顧客主導で選んでもらう方法です。

 

現在

現在もお客様の課題解決に焦点を当てるインバウンドマーケティングの重要性は変わりません。今後は人工知能(AI)の発展により、DMのパーソナライズ化、高度なSEOツールや広告運用ツールの登場などが期待されます。

 

Webマーケティング初心者がおさえるべき基礎知識

SEO(検索エンジン最適化)やWebセミナー、SNS運用、広告運用などWEBマーケティングの手法はさまざま。いずれの方法でも役立つWebマーケティングの基礎知識をピックアップしました。専門用語の意味や定義を把握することは、円滑な業務の進行に不可欠です。代表的な指標と改善の方向性を紹介します。

 

直帰率

直帰率はWebサイトを訪問したユーザーが他ページへ遷移せず、最初のページだけを見てサイトを離脱した割合です。直帰率が高いと回遊時間が減り、検索エンジンからの評価も悪化します。直帰率が高いのは、流入したページにユーザーが求める情報が無い、または分かりづらく見つけられない可能性があります。タイトルと内容にズレがあると、ユーザーはだまされたと感じ、すぐ離れてしまうため注意が必要です。

離脱率

離脱率はWebサイトの全ページビューのうち、そのページがセッションの最後のページとなった割合を数値化したものです。サイト内の他ページと比べて明らかに離脱率の数値が高い場合、内部リンクの見直しが効果的です。ユーザーの興味・関心が高まったタイミングで、ニーズを満たすリンクを設定できているか確認しましょう。リンクに気づかずに通り過ぎてしまう可能性を減らすために、CTAの大きさや色は目立たせることを念頭に置きます。

コンバージョン率

コンバージョン率は施策を通じて最終的に成し遂げたい目標の達成率で、具体的には会員登録数や問い合わせ数などが該当します。フォームに辿り着いても入力項目が分かりづらい、または多すぎると離脱を引き起こします。とくにエントリフォーム最適化(EFO)が重要です。クレジットカード払いや銀行振込など複数の決済方法に対応するとユーザビリティーが高まり、カゴ落ちを防げるでしょう。

PDCAサイクルの回し方

Webマーケティングでは施策の種類にかかわらず、最初から結果が出るのはまれで、分析や改善することが前提です。仮説に基づき施策を実行し、結果を分析して次に活かすというPDCAサイクルがマストです。ポイントは主観的な分析に陥らないために、評価基準を明確にし、客観的に評価することです。PDCAサイクルの「D」で計画を実行に移す際は、具体化と優先順位付けが重要です。複数ある施策のうち、重要度が高いものには時間をかけ、重要度が低いものはサッと終わらせましょう。

データ解析の方法

WebマーケティングではWebサイトや出稿した広告のデータ分析が必要不可欠です。代表的な指標はPV数(Webサイトの特定のページが見られた数)、UU数(Webサイトの訪問者数)、コンバージョン率(Webサイトを訪問したユーザーのうち制約に至った割合)などです。これらの指標はGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどの解析ツールで瞬時に把握できます。

コミュニケーション力の向上

外部の色々な関係者とやり取りが発生するため、報告・連絡・相談の徹底が必要です。サイト運営ではライターやデザイナー、エンジニアなど制作チームとも密に連携を図り、プロジェクトを前に進めていきます。高いコミュニケーション力が求められる仕事です。

 

Webマーケティング手法にはどんなものがある?種類や特徴のまとめ

Webマーケティングには具体的にどのような手法があるのでしょうか。

以下からは、SEO(サーチエンジン最適化)、リスティング広告、アフィリエイトの紹介と、それらのメリットを説明します。

手法

メリット

SEO(サーチエンジン最適化)

・容易かつ無料または安価に行える

・サイトのアクセス数が増加

・安定したアクセス数になる

WEB広告マーケティング

 └ディスプレイ広告

 └アドネットワーク広告

 └リターゲティング広告

 └動画公告

・潜在顧客にアプローチできる

・画像や動画を用いて訴求できる

・複数の媒体に配信し効果比較できる(アドネットワーク広告)

・一度アクセスしたユーザーに再度訴求できる(リターゲティング広告)

リスティング広告(検索連動化広告)

・即効性がある

・特定の顧客層にリーチできる

・SEOとの相乗効果

・少額の費用でも実施が可能

アフィリエイト

・アクセス数に応じた成果報酬を支払うため、費用対効果に無駄がない

メールマーケティング

・広告費が比較的安い

・投資収益率(ROI)が比較的高い

・顕在顧客の育成や再検討を促す(メールマガジン)

SNSマーケティング

 └Instagram

 └LINE

 └Twitter

 └その他FacebookやTikTokなど

・広告費が比較的安い

・画像や動画を用いて訴求できる

・ユーザーによる拡散効果が狙える

・特に若年層へのアプローチに強い

・クーポンの配布等によりリピーターを獲得できる(LINE広告)

YouTubeマーケティング

・短期間に多くのユーザーに訴求できる

・他コンテンツへの誘導がしやすい

・ブランディングができる

・コンテンツ自体が資産になる

コンテンツマーケティング

※広告ではなく情報を発信するマーケティング

・潜在顧客にアプローチできる

・業界内でのプレゼンスが高まる

・コンテンツ自体が資産になる

ウェビナー(ウェブセミナー)

・潜在顧客にアプローチできる

・BtoB商材や高単価商材も扱いやすい

SEO(サーチエンジン最適化)

SEO(Search Engine Optimizationとは、特定のキーワードを検索したとき、検索結果をより上位に表示させる手法です。

多くの場合はGooole検索に対するSEOが行われますが、Googleの検索エンジンは年に数回アップデートされるため、継続的に対策を行う必要があります。

 

リスティング広告(検索連動化広告)

リスティング広告は、ユーザーが特定の語句を検索した場合に、自社の広告を表示させる手法です。

特定の関心・興味のある顧客層にリーチすることができ、即効性があります。また、少額の費用から始められるというメリットがあります。

 

アフィリエイト

アフィリエイトとは、Webサイトまたはメールマガジンなどに、自社の情報へのリンクを記載することを依頼し、そのリンクによるアクセス数に応じて料金を支払う契約により広告を行う方法です。

成果報酬型であるため、広告を実施したにもかかわらず、成果が得られなかったという事態を避けることができます。

 

Webマーケティングの展開方法

ここまでは、具体的なWebマーケティングの手法について紹介してきました。

以下からは、Webマーケティングを展開していくプロセスについて解説していきます。

 

ターゲット層を明確にする

Webマーケティングにおいては、自社のターゲット層ないし顧客層を明確化・選定することが重要となります。

顧客層を明確化するための、企業環境分析の代表的な手法として、SWOT分析などがあります。

SWOT分析では、企業内部の要因である「強みStrength」「弱みWeakness」と企業内部の要因である「機会Opportunity」「脅威Threat」を4つの視点から分析します。

 

KPIを設定する

企業の方針や戦略の達成の程度を測定するため、WebマーケティングのKPI(Key Performance Indicators・重要業績評価指標)を決定する必要があります。

KPIは、換言すると「重要」となります。

例えばKPIを「新規顧客者数」に設定するのであれば「1年以内に新規顧客者数を1.5倍にする」といった具体的な目標を決定します。

「売上高」に設定するのであれば「年間売上高を20%向上させる」などの戦略を立てることなどが想定されます。

 

施策を評価する

実際にWebマーケティングを実施した後は、施策の評価を行います。

例えば、アクセス解析により施策を評価できます。

アクセス解析とは、Webマーケティングの成果を向上させるべく行われる分析であり、Webサイトなどのアクセス数やリーチ層などの情報を解析します。

 

改善する

最後に、施策を評価した後には改善を行います。

前述のアクセス解析の場合、成果(コンバージョン)の向上および自社のブランディングを行うべく改善案を立案、実行します。

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用することで、どのようなユーザーがアクセスし売り上げに貢献しているのか、または貢献していないのかを可視化することができ、そこから改善を実施できます。

 

Webマーケティングはプロに任せるのがおすすめ

Webマーケティングは低コストで気軽に始められますが、今日では一大広告媒体となっているため、競合に打ち勝って効果を挙げることが難しくなっています。

書籍やインターネットを通じて独学で勉強することもできますが、Googleのプログラム改定などによって、すぐに時代遅れになってしまうノウハウも少なくありません。

そのため、実際に施策を行うにあたっては、Webマーケティングに関する実践的な知識と経験をもったプロに依頼することがおすすめです。

 

まとめ

今回はWebマーケティングの変遷を振り返り、具体的な手法や展開方法、初心者がおさえておくべき基礎知識を紹介しました。Webマーケティングは、低コストでスタートでき、実施後の分析・改善も容易なため、事業形態を問わずあらゆるビジネスで展開できます。

特に今日ではコロナ禍の影響により在宅時間が増え、人々がインターネットにアクセスする時間が増加したことから、Webマーケティングの重要性はますます増しています。まだWebマーケティングを導入していない方は、これを機に積極的に活用していきましょう。

 

 

 

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