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SEOとは?【2024年最新】成功に導くポイント解説

SEOとは?

SEOとは、Search Engine Optimization:日本語直訳でエンジン最適化の略称で、検索結果の上位に自社のサイトが表示されるように対策することです。

日本の検索エンジンのシェア率は、2024年6月時点で、PCではおよそGoogle 65%、Bing 28%、Yahoo 6%。

スマホではGoogle 85%、Yahoo 13%、Bing 1%と、PCもスマホもGoogleがシェア1位です。

ですのでSEOは、Googleの検索ランキングの評価基準をふまえて対策を行うことになります。

 

SEOの基礎知識

 

Google検索の仕組み

SEOに取り組む前に、Google検索の仕組みを理解しておきましょう。

Googleの検索結果にWebページが表示されるまでには、クローラーがページを認識してページが(インデックス)登録される必要があります。

クローラーとは、インターネット上のWebページを巡回する自動プログラムのことで、定期的にWebページを巡回し、新しいページや更新されたページを検出しています。

検出されたページのテキストや画像などを解析しデータベースに保存されたら「ページがインデックス登録された」状態になります。

インデックス登録されることで検索結果にWebページが表示され、Googleの評価基準に則って検索順位が決まるのです。

 

SEOのメリット・デメリット

SEOはメリットが大きいですがデメリットもありますので、それぞれ紹介したいと思います。

 

メリット

集客コストの削減

SEO対策を行うことで、自然検索での上位表示の獲得を目指します。
対策がうまくいって検索上位表示を行うことで、有料の広告を使わずに集客効果を期待できるため、集客コストを大幅に削減できます。

 

コンテンツ資産の増加

SEOではユーザーのニーズに応える質の高いコンテンツを継続的に作成することで、サイトに蓄積されたコンテンツが検索上位表示されると安定した集客が期待できます。
より多くのキーワードで検索上位表示されることで、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。

 

コンバージョン率の向上

検索上位表示されると問題解決や情報収集を目的としたユーザーが多く訪れ、一般的な広告手段よりも高いコンバージョン率が期待できます。

 

ブランディング効果

検索上位に表示されることで、サイトの認知度や信頼性が向上します。
特にオウンドメディアを運用している場合、SEOによる上位表示は、サイト名やブランド名の認知度を高め、長期的なブランド価値の構築に貢献します。

 

ローカルエリア特化型の集客

SEO対策を取り入れることで、ローカルエリアに特化した効果的な集客が可能です。
来店型のビジネスを展開している場合、、ユーザーの商圏には限りがあるので、ローカルエリアに特化したSEOは重要な戦略となります。

 

デメリット

効果が現れるまでに時間がかかる

短期間で成果を得るのは難しく、長期的な視点が必要です。

 

競争が激しい

SEOで上位に表示したいキーワードによっては、すでに競合他社が対策をしていて競争が激しいため、上位表示を狙うのが難しい場合があります。

 

専門知識が必要

効果的なSEOを行うためには、ベースとしてインターネットマーケティングの知識や、グーグルの検索エンジンについての知識のほか、自社の状況、競合他社の状況、キーワードの性質など、さまざまな領域で高い専門知識が求められます。

 

アルゴリズムの変更に影響される

検索エンジンのアルゴリズムが変更されると、順位に影響が出る可能性があります。

 

SEOの種類

SEOにはおもに3つの種類に分類されます。

種類

目的

具体的な対策例

内部SEO

サイトソースの改善、表示スピード改善などによりクローラーがサイトを評価しやすくする

 ・HTMLタグの最適化

 ・構造化データのマークアップ

 ・内部リンクの最適化

 ・表示スピードの遅延解消 

外部SEO

外部からの評価を高めて、サイトの信頼性を高める

 ・被リンク獲得

 ・サイテーション獲得

 ・情報発信

コンテンツ

SEO

ユーザーの検索意図に対して充実したコンテンツを作ることで、クローラーからの評価、UXの向上を図る

 ・コンテンツ制作

 ・経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)強化

 

内部SEO

内部SEOの目的は一言でいうと「Googleにコンテンツの内容を正しく伝える」ことです。

GoogleがWebページを認識して正しくコンテンツを評価できるよう、HTMLタグの最適化、構造化データ作成、内部リンクの最適化、表示スピードの遅延解消などを実施して内部構造の最適化を図ります。

 

1.HTMLタグの最適化

HTMLタグをSEOを意識して適切に設定することで、クローラーがページの内容を正しく認識しやすくなります。

とくに、SEOに効果的なHTMLタグには、タイトル・メタディスクリプション・見出しなどがあります。

検索結果にも表示されるためクリック率や検索順位に直結する部分になります。

これらのタグには、SEOを強化したいキーワードを含めて、適度な情報量にまとめるなどのポイントを押さえて分かりやすいテキストを作成しましょう。

 

2.構造化データのマークアップ

「構造化データ」とは、例えば、社名・住所などのテキスト情報に、”name” “address”といったタグを加えることです。

これによりGoogleがコンテンツの内容をより正確に認識することができます。

 

3.内部リンクの最適化

関連するページ同士をリンクさせることで、コンテンツのテーマ性が強調されたり、クロールしやすくなります。

また、ユーザーにとっても必要なページへと移動しやすくなるため、滞在時間・回遊率アップが期待できます。

 

4.表示スピード改善

ページの表示スピードはSEOに影響します。なかなか表示されないページは、ユーザーにとっても好ましくないと評価され、実際にユーザーは待ってくれません。

極端に悪い通信環境で内限り、サイトはスムーズに表示されるように改善しましょう。

 

外部SEO

外部SEOの目的は「自社サイトの評価を高める」ことです。良質の情報発信を行い、他サイトからのリンクや自社サイトに関する好意的な言及を集めます。

 

1.被リンク獲得

外部サイトに自社サイトへのリンクを貼ってもらう「被リンク」は「質」が重要で、関連性の高いサイトや著名なサイトからの被リンクほど高く評価されます。

一方、関連性のない低品質なページからのリンクは「スパムリンク」と見なされ、Googleからペナルティを受ける恐れがあります。

被リンク評価を集める目的で有料のリンクを購入することや、不自然な位置に過度なリンクを設定する行為は、SEOにおいてはマイナス評価につながります。

 

2.サイテーション獲得

他サイトで自社のことや自社の商品やサービスが言及されるサイテーションは、ポジティブなサイテーションほどGoogleから高評価を受けやすく、ネガティブなサイテーションは低評価を受ける恐れがあります。

 

 

コンテンツSEO

コンテンツSEOはユーザーが検索した「理由」や「目的」にそった良質のコンテンツを提供することで、クローラーからの評価を高める手法です。 

はじめに上位表示したキーワードを決めて、そのキーワードで検索するユーザーがどんな目的で検索するのかを考えて、コンテンツを作る必要があります。

キーワードの選定には、検索ボリュームや競合他社の状況などを踏まえて慎重に判断することが重要です。

また、「E-E-A-T」(Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性))が高いコンテンツはクローラーから高く評価されますので、なるべく高くなるようにしましょう。

 

SEO対策前に知っておきたいポイント

長期的な取り組みが必要

SEO対策を行ってもすぐに効果が出るわけではありません。

新しくサイトを立ち上げた場合、GoogleがWebサイトやコンテンツを認識するまでに時間を要するため、検索順位に反映されるには通常4ヶ月から1年かかります。

また、検索順位を維持するためには、コンテンツの追加や更新を継続的に行う必要があります。長期的な取り組みになることを前提に、予算や人員の計画を立てておきましょう。

 

目標を明確にする

Webサイトの運用方針によって、SEO対策でPV(ページビュー)を伸ばしたいのか、CV(コンバージョン)を増やしたいのかなどの目標は変わります。

目標によって対策すべきページや強化すべきコンテンツの内容も変わるため、何のためにSEO対策をするのかを明確にしておきましょう。

※PV(ページビュー)とは、Webサイトのページが閲覧された回数のこと。1人のユーザーがWebサイトに訪れ、3つのページを閲覧すると3PVとなる。
※CV(コンバージョン)は、「変換」「転換」を意味する“conversion”の略で、Webサイトでの成果を意味する。WebサイトによってCVは異なり、例として商品購入・資料請求・会員登録などが挙げられる。

 

現状分析をする

サイトのSEOの状況を分析して課題を把握しましょう。無料で利用できる、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールなどを活用することでより詳しい分析ができます。

 

SEOで上位表示するために必要な対策

SEO対策の軸は、コンテンツの質の向上および被リンクの獲得、Googleのガイドラインに沿った内部対策です。それぞれ具体的な対策の内容を紹介します。

コンテンツ評価

既存のコンテンツを評価し、関連情報を追加する必要があります。

公開した時点で完璧な状態を目指すのはほぼ不可能なので、作成したコンテンツを日々強化する視点で分析や改善に努めましょう。

 

被リンク評価

信頼性や権威性が高いサイトからリンクを獲得することで、検索エンジンからも信頼できるホームページだと評価を得られます。

被リンク評価を向上させるためには、以下のことに注意しましょう。

  • 高品質のウェブサイトからリンクを獲得すること
  • 関連性の高いウェブサイトからリンクを獲得すること
  • 自然なテキストでリンクを作成すること
  • 重要なページにリンクを配置すること
  • 適度な量のリンクを獲得すること

期限切れしていない有効なリンクであること、ペナルティの対象にならないリンクかどうかもチェックしてください。

 

Googleガイドラインに則った内部施策

SEOの内部対策とは、ウェブサイトのコンテンツや構造を最適化することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果で上位に表示させやすくする取り組みです。

  • title(タイトル)タグを設定・改善する
  • 見出しタグ(h1、h2…)を確認する
  • メタディスクリプションを設定・改善する
  • クローラーが巡回しやすい内部リンク構造の最適化
  • 構造化データを意識する
  • MFI(モバイルファーストインデックス)に対応する
  • 重複コンテンツを削除する
  • 低品質コンテンツのリライトを行う
  • ページスピードを改善する

構造化データとは、ウェブページのコンテンツを検索エンジンにわかりやすく伝えるためのマークアップです。

構造化データを使用すると、検索エンジンはウェブページのコンテンツをより理解し、検索結果に表示される情報をより豊かにすることができます。

 

SEO施策の効果計測

SEO施策の効果測定にはツールの導入が不可欠です。SEOツールのメリットやデメリット、おすすめの種類を解説します。

SEOツールの機能

SEOツールの主な機能は、次の通りです。

  • キーワードの調査
  • コンテンツの分析
  • 競合サイトの分析
  • リンクの分析
  • サイトのパフォーマンスの監視

SEOツールを使用すると、ウェブサイトのSEOを効率的に改善することができます。

ツールを導入することで、迅速かつ的確に自社の問題点を見つけ出し、改善のために何をすべきか分かります。分析にかかる工数の大幅な短縮が可能なので、業務効率化にも役立つでしょう。

とはいえ、SEOツールは完璧ではありません。検索エンジンのアルゴリズムに基づいてウェブサイトを分析しますが、これらは常に変化しています。

直近の事象ではSEOツールが正確な情報を提供できない場合があります。また、多くの機能が搭載されているため使いこなすのが難しい場合があります。

 

SEO対策に使える無料ツール3選

無料で使えるSEO対策に効果的なツールを紹介します。

1. Google Search Console

Google Search Consoleを使用すると、サイトの検索パフォーマンスを監視し、SEOの改善に役立ちます。

2. Google Analytics

Google Analyticsを使用することで、サイトのアクセス解析やユーザーの行動を理解することができます。

3. ラッコキーワード

ラッコキーワードは、Google の検索結果からキーワードの検索ボリュームや競合状況を調べられます。

 

ブラックハットSEO【絶対にやってはいけないこと】

SEOの基本的な施策を理解することは大切ですが、同時に検索エンジンのアルゴリズムをハックするようなGoogleが推奨していない手法で、順位を上げようとすることはブラックハットSEO と呼ばれ、絶対にやってはいけません。

もしブラックハットSEOをすると、Googleから違反行為と判定され、ペナルティとして、検索順位を落とされる可能性が高く、最悪の場合は、検索結果に表示されなくなる恐れがあります。

Googleは検索結果の品質を保つためにガイドラインを設けており、これに違反するとペナルティを受け、検索結果から永久に除外されることもあります。

やってはいけないことの例

  • 外部リンクの購入
  • リンクプログラムへの参加
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページの作成
  • コピーコンテンツの使用
  • キーワードの過剰な詰め込み

特に注意が必要なのは「リンクプログラムへの参加」です。

リンクプログラムへの参加とは、人為的なリンク操作や業者からのリンク購入を指します。

こうした行為は、Googleのガイドラインに違反し、長期に渡り検索結果に表示されにくくなるリスクを伴います。

リンク購入の提案を受けても、購入しないようにしましょう。

一時的には効果があるように見えても、最終的には大きなペナルティを受ける可能性がある、こうした提案には慎重に対応することが大切です。

SEOにおいては、ユーザーに価値のあるコンテンツを提供することが本質的かつ王道であり、Googleのガイドラインに従った施策を行うことが求められます。

ブラックハットSEOのような不正な手法は避け、ホワイトハットSEOを実践することが重要です。

 

SEOにかかる費用

SEO対策は、正しく行う場合はデメリットが小さく、自分で始めることもできるので、まずは小さく始めてみるのも良いでしょう。

ですが、ある程度成果が出て、対策スピードを更に上げて、本格的にやっていく場合はプロの力を借りることも視野に入れておいた方が良いです。

SEOには、どのくらいのコストが かかるのかをご紹介いたします。

あくまで詳しい費用感は、求めるSEOサービスの種類と対策の範囲によって異なりますが、大体の相場は下記の表を参考にしてみてください。

種類

概要

費用

SEO総合コンサルティング

サイト全体の最適化を行い、内部対策から外部対策まで総合的な支援を行う

月間10~50万円程度

※月間100万円近くかかることもある

SEO設計コンサルティング

新規サイト構築時にSEOを考慮した設計・改善を行う

10~100万円程度以上(一括)

※初期投資が必要だが、長期的なSEO効果が望める

コンテンツSEO

コンテンツの制作を専門に行う

月間5~10万円以上

※記事ごとの単価で計算される

※記事の質や量により費用は変動する

内部SEO施策

タイトルタグやメタディスクリプション、内部リンクの最適化などを行う

50万円~(一括)

※比較的費用は低め

外部SEO施策

外部リンクの獲得やサイテーションの構築を行う

月間数万円~

※費用はプロジェクトの規模や目標によって異なる

SEO対策の費用としては、おおよその費用感はこれくらいを想定しておけば問題ないと思います。

 

SEO対策まとめ

SEO対策を行うことで、Googleに評価されるだけでなく、ユーザーにとって良質で利便性の高いWebサイトを提供することができます。SEO対策の基本をしっかり理解したうえで、ユーザーファーストを念頭にWebサイト制作に取り組みましょう。