LINE広告 種類と出稿方法を総まとめ
目次
はじめに
「LINE広告に興味があるけど、種類が沢山あってよく分からない」
「そもそもLINE広告って効果あるの?」
コミュニケーションツールとして何気なく使っているLINEですが、実はさまざまな広告が用意されており、知らず知らずのうちにユーザーの意識に溶け込んでいます。
今回は、LINE広告の特徴やメリット、どのようなターゲット層に向いているのかなど、基礎から分かりやすく紹介していきます。
そもそもLINE広告とは?基礎知識を確認しよう
LINE広告の具体的な出稿方法を紹介する前に、まずはLINE広告の概要について解説します。
LINE広告とは
LINE広告は、日本国内で月間9,200万人が利用している圧倒的なSNSである、LINEに出稿する広告方法です。
FacebookやTwitterなどのSNSではユーザー層に一定の偏りがあるのに対し、LINEは性別や年齢・居住地を問わず幅広いユーザーに利用されているのが特徴です。
LINE広告はオンラインで即日出稿することができ、初期費用・最低出稿金額ゼロで、1日1,000円から出稿できるという敷居の低さも魅力です。
LINE広告のメリット
LINE広告の強みは、ユーザー層の厚さ(多さ)・低コストであることに加え、ターゲティング機能が豊富に利用できる点にあります。
リーチさせるユーザーの属性を限定でき、過去に購買行動に移ったユーザーに類似した層をオーディエンスとして設定することもできます。
つまり、特定のユーザー層に対し、大量に、低コストで広告をリーチさせることができるのです。
LINE広告の種類を総まとめ!特徴や出稿方法を一挙に紹介
では次に、LINE広告の出稿方法について解説していきます。
各方法によってリーチしやすいユーザー層が異なるため、実際に出稿をするにあたっては、どの方法で出稿するのかを見極めることが重要です。
VOOM(旧:タイムライン)|女性顧客獲得におすすめ
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
VOOMは、ショート動画をメインコンテンツとするフィード機能であり、TikTokに類似した文化圏を形成しており、特に若い世代の女性顧客層に人気があります。
ショート動画という特徴から、インパクトのある動画コンテンツを作成しやすい商材におすすめです。
例えば、趣味やゲーム、音楽や旅行といった私生活に関するものや、EC全般に向いています。
LINE NEWS|圧倒的な利用者数
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
LINE NEWSは、月間アクティブユーザー数7,700万人、月間PV154億と、国内最大級のニュースメディアであり、LINE広告のなかでも高い効果を発揮します。
他の広告と比べ、新しいモノ・情報への感度が高いユーザーにリーチしやすいことから、新製品の発表や即時性の高いコンテンツの周知におすすめです。
LINEマンガ|若年層顧客獲得に!
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
LINEマンガは、2013年に運用が開始されたスマートフォン向け電子マンガ媒体です。
アプリのダウンロード数は2,800万回を突破しており、特に15歳~30歳の若いユーザーが目立ちます。
こちらもVOOMと同様に、余暇の時間を利用してアプリを開くことが想定されるため、趣味や個人の興味に関連する広告を出すのにおすすめです。
トークリスト|ユーザー数最多!
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
トークリストは、LINEアプリ内の「トークリスト」の最上部に表示される配信であり、ニュースや天気予報などの表示とともに、広告の配信枠となっています。
ラインのアプリ内でもっともユーザーのアクティブ性が高い部分であり、大規模なプロモーションに利用することができます。
LINE BLOG|幅広い世代の女性に人気
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
LINE BLOGは、2014年に運用が開始されたブログプラットフォームであり、アーティストやタレント、2500人超の認定ブロガーによるブログが人気です。
ユーザー属性は3:7で女性の割合が多く、20代~40代のユーザーに集中しています。
幅広い年齢層の女性にリーチできるため、コスメやエステといった美容系の広告を出稿するのにおすすめです。
LINEポイント|主婦層に大好評!
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
LINEポイントは、動画視聴・友だち登録・ミッションなどをこなすことにより、ポイントを獲得できるサービスです。
ページの月間閲覧数は3.2億回にも及び、数あるポイントサービスのなかでも国内最大級の影響力をもちます。
40代~50代のユーザーが多いため、アンチエイジングや健康などミドルエイジ向けの商材の広告に向いています。
LINEショッピング|若年女性層のユーザーが多い
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
LINEショッピングは、LINEアプリ上から直接購入できるECプラットフォームです。
3,500万人もの会員を擁しており、ユーザーの約7割が女性で、主に20代後半~40代前半の女性に人気があります。
すでにAmazonや楽天といったECサイトへの出店をしている方も、ぜひこちらにも登録してみてはいかがでしょうか。
LINE広告ネットワーク|他の広告媒体に一気に出稿!
画像引用:【公式】LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ – LINE for Business
最後に、LINE広告ネットワークについてです。LINE広告ネットワークは、月間アクティブユーザー1.1億人にリーチすることが可能なネットワークです。
LINEが提携する外部アプリメディアへの広告配信が可能であり、LINEのもつ膨大なビッグデータを活用したターゲティングを行うことができます。
LINE広告の出稿手順
LINE広告を出稿するには最初にアカウントの登録が必要です。手順を以下にまとめました。
STEP1. アカウントの作成
1. LINE広告の申込みページから「LINE広告をはじめる」ボタンをクリック
2. LINEビジネスIDを登録
3. ログイン後、LINE広告の管理画面「広告マネージャー」に遷移
4. 「広告アカウント」タブ→「新しい広告アカウントを作成」と遷移
5. 必要な項目を入力して「作成する」をクリック。広告アカウントの審査開始
6. 広告アカウントの支払方法を登録
7. LINE Tagの設置
STEP2. キャンペーンの作成
1. 広告アカウントにログインし、キャンペーンタブから「キャンペーンを作成」ボタンをクリック
2. キャンペーンの目的を選択
3. キャンペーン名を任意で入力し、ステータスを選択
4. 掲載期間で「今日から断続的に配信」を選ぶか、開始・終了日時を設定
5. 任意で「キャンペーン上限予算」や「キャンペーン予算の最適化」を設定
STEP3. 広告グループの作成
1. 広告グループタブ→「広告グループを作成」をクリック
2. 広告グループ名やステータスなどの基本情報を入力
3. 「自動配置」または「配信先を編集」から広告の配信先を設定
4. キャンペーン目的に合わせて「入札単価の設定方法」を選択
5. 「上限CPC」「入札価格」「目標単価」を設定
6. 1日当たりの予算を設定
STEP4. 広告の作成
1. 広告グループから、任意の広告名やステータスなどの基本情報を入力
2. 任意の広告フォーマットを選択
3. 広告の作成画面で、テキストやクリエイティブ、遷移先のURLなどを設定
STEP5. 広告の審査
作成した広告を保存すると広告審査が開始されます。審査はシステムと目視で随時行われ、最短5分程度で完了。配信後も24時間365日モニタリングが実施され、ガイドライン違反が発覚した場合、配信後でも配信が停止されます。
LINE広告で効果的に集客するためのコツ|ターゲティングをしよう
ここまで紹介してきたように、LINEが提供している各コンテンツはユーザー層が多く、ただやみくもに広告を出稿するだけでは高い費用対効果は見込めません。
そこで、特定の顧客層にアプローチするためのターゲティングが重要となってきます。
LINE広告のターゲティングの種類
LINE広告では、①オーディエンスセグメント配信、②オーディエンス配信、③類似配信という3種類のターゲティング機能が用意されており、これらを用いることで効率的なターゲティングが可能です。それぞれの特徴を詳しく解説します。
オーディエンスセグメント配信
年齢・性別・地域・興味関心・行動セグメントなどでターゲティングし、条件を満たすユーザーにのみ広告を配信する方法です。以下に特徴をまとめました。
・都道府県や市町村別に設定可能
・男女別、14歳以下65歳以上まで5歳刻みでターゲティングできる
・AndroidやiOSだけでなく各OSのバージョン別に設定できる
・テレビの視聴頻度や転居の可能性、過去2年間のキャリア変更の有無など行動セグメントが多種多様
購買意欲が高い層に絞ってアプローチできるため、高い費用対効果が期待できます。一方でターゲティングが狭すぎると母数が減る恐れがあります。
オーディエンス配信
ユーザーがオンライン上で取った行動データをもとにオーディエンスを作成して、配信対象を絞る方法です。
たとえば「初回購入した顧客データ」と入力すると、自動で接点があるユーザーを抽出し、広告表示の対象者や除外者を選定します。商品購入履歴のほか、サイト訪問履歴やアプリ内の行動データ、公式アカウントの友達情報などのオーディエンス設定が可能です。
イメージとしてはリターゲティング広告に近く、コンバージョン率の向上が期待できます。
類似配信
類似配信は指定したオーディエンスと酷似するユーザーをLINE利用者から探し出して広告を出す機能で、オーディエンスのグループを拡張して、より多くのユーザーに配信する方法です。
たとえば商品購買経験があるユーザーを軸とした場合、購買意欲が高い潜在層へ効率的に接触します。類似オーディエンスのサイズは1%〜15%の間で、任意に設定できます。数字が小さいほど配信の母数が限られる反面、ターゲティングの精度は増し、コンバージョン率が上昇に向かうでしょう。
数字が大きいとリーチの範囲が広がる反面、購買意欲の低い層にも接触してしまうため、アクション率が低下します。
もっとも、これらの機能は競合他社も利用しているため、単にツールを活用するだけでは競合に打ち勝つことはできません。チャンネルごとに適切な広告戦略を立てて施策を行うためには、広告に関する実践的な知識と経験が不可欠です。
LINE広告のフォーマット
LINE広告は配信面ごとに、掲載フォーマットやサイズが異なるのが特徴です。LINE広告のフォーマット一覧を紹介しますので、クリエイティブ制作時の参考にしてください。
種類 |
サイズ |
特徴 |
Card(静止画) |
W1200px × H628px |
すべての配信面に対応したオールマイティーな方法 |
Card(動画) |
画面比率16:9の動画フォーマット |
LINEオープンチャットとトークリスト以外の配信面に対応 |
Square(静止画) |
W1080px × H1080px |
LINEマイカード以外の配信面に対応 |
Square(動画) |
画面比率1:1の動画フォーマット |
トークリスト、LINEオープンチャット、LINEマイカード以外の配信面に対応 |
Vertical(動画) |
画面比率9:16の動画フォーマット |
LINE VOOM・LINE NEWS・LINE広告ネットワーク・LINEファミリーアプリに対応 |
カルーセル |
W1080px × H1080px |
一つの広告枠にスライド式の画像を10枚まで設定可能 LINE VOOM・LINEニュース(一部のみ)、LINEポイントクラブに対応 |
Small Image (画像小) |
W600px × H400px |
トークリスト・LINEニュース・ホーム・LINEファミリーアプリに対応 |
まとめ
今回は、LINE広告の種類や特徴、具体的な出稿手順から効果的なターゲティング方法まで紹介しました。
LINEは他のアプリと比べて圧倒的にユーザーが多く、上手に活用すればとても費用対効果の高い広告媒体となりえます。
LINE広告の出稿についてお考えなら、キナバルのLINE広告サービスにぜひお問い合わせください。
Recommend
おすすめ記事
New Topics
新着記事