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農園をPRするWebサイト

 

野菜や果物を買う時には、産地や生産者が気になるもの。

もし、Webサイトで生産者の思いやこだわりを聞くことができたり、品質を保つための基準やどのような過程で作られているのかを知ることができたりすれば、より安心して商品を選ぶことができるでしょう。

 

生産者側も、さまざまな環境の変化にも対応しながら試行錯誤を重ね、作り上げた農作物のことをより深く知ってもらいたい、多くの人に届けたい、という強い思いがあるはずです。

 

私が注目した、個性が光る農園のWebサイトを紹介します。

 

 

 

・山下フルーツ農園

https://yamashita-fruit.com/

住所:長野県上水内郡飯綱町倉井4276

 

長野県にある「山下フルーツ農園」は、40種以上のりんごやフルーツを主に栽培している農園です。

 

Webサイトを開くと、自然の中で笑顔いっぱいの子どもたち。

画面をスクロールしていくと、色とりどりの小さなりんごのイラストが全体に配置され、模様のようになっていてかわいらしい雰囲気いっぱいです。

 

「フルーツはもっとおもしろい」という言葉を掲げるように、栽培しているフルーツの紹介ページには、聞いたことのない品種名や珍しい形のフルーツがたくさん。

一見、りんごに見えないような品種もあり、クリックするとひとつひとつの特徴や歴史が解説されています。

 

さらに、この農園には「Café 傳之丞」というカフェと「土蔵ファームインへんぺさんち」という農家民宿があります。

「Café 傳之丞」は、農園のフルーツなどを使ったパイやタルトを提供しているノスタルジックな古民家カフェ。

「土蔵ファームインへんぺさんち」は、築100年ほどの土蔵を改築した、宿泊型の体験施設です。1日1組貸し切りで、里山の自然を味わいながらスローライフを体験することができます。

 

農園が、テーマパークのようであり、田舎暮らしをしている親戚の家のようにも感じられるWebサイトになっています。

 

 

 

・阿蘇さとう農園

http://www.aso-satofarm.com/

住所:熊本県阿蘇市西町725

 

熊本県阿蘇市にある「阿蘇さとう農園」。

阿蘇の高菜の種を使った「阿蘇タカナード」の商品開発や、野菜の地産地消を促す取り組み、羊の草原放牧による畜産事業の確立など幅広い事業を展開しています。

 

「千年先の阿蘇」につながるよう、土地の恵みや、これまで積み上げられてきた阿蘇の農業を基盤に、さらに将来を見据えて新しい価値や雇用を生み出す仕組みづくりなどを手がけています。

 

Webサイトには、トップ画面に親しみやすいイラストとともに阿蘇の壮大な自然の風景や街並み。

「阿蘇さとう農園の夢マップ」で、イラストで描かれたマップの項目をクリックすると、それぞれの項目のアピールポイントや、関連する取り組みを知ることができます。

 

作物を今後バイオエネルギーとして活用するプロジェクトを計画するなど、長期的な展望を掲げ、農業の視点から地域の活性化に貢献しています。

 

かつての火山活動によってできた世界最大級のカルデラがあり、この地ならではの風景や文化がある阿蘇。

だからこそ、「今あるもの」を活かし、受け継がれてきた営みを次の世代へと渡すバトンの役割が大切になってくるのでしょう。

 

 

・みかん・柑橘のことなら「みかんな図鑑」 / 伊藤農園

https://www.ito-noen.com/dictionary/

住所:和歌山県有田市宮原町滝川原498-2

 

和歌山県有田市にある「伊藤農園」が監修している「みかんな図鑑」というWebサイト。

 

「図鑑」の名の通り、多種多様なみかんの仲間40種ほどの写真がズラリと並びます。

知りたい品種をクリックすると、それぞれの甘味や特徴、美味しい食べ方など、一つ一つに対して細部まで丁寧に解説されていているのです。

使われている写真は、色鮮やかで各品種の魅力が引き出される方法で工夫されています。

 

皮が剥きにくい品種なら、細かい手順の写真つきで剥き方を解説しており、誰もが気軽に様々な品種のみかんに親しめるように考えてくれているのがありがたいです。

 

また、豆知識やレシピといった、みかんに関する情報が集約されており、こちらのサイトを読めば、みかんについて一通りのことを知ることができそうです。

 

情報量は多いですが、オレンジやグリーンといったみかんをイメージするカラーや、ほのぼのとしたタッチのイラストにより、堅苦しい印象はなく、大人から子どもまで見やすい構成になっています。

 

みずみずしくて甘酸っぱい、柑橘類がつい恋しくなるようなWebサイトで、自然と監修する「伊藤農園」についても関心が向きます。

 

 

どの農園のWebサイトも、イラストや写真をふんだんに使いながら、飾らない言葉でわかりやすく農作物や展開する事業を解説してくれています。

 

また、作物の品質のアピールだけでなく、品種に関する知識や取り巻く環境について深く掘り下げており、私たちが口にするものの背景をイメージすることができます。

 

作り手を身近に感じられるのと同時に、自然の恵みや生産者の努力に感謝する気持ちも増します。

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