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地域の魅力を伝えるまちおこし

地域の社会や経済を活性化させるための「まちおこし」。

まちの魅力をより多くの人に伝えるには、Webでの発信が不可欠といえるでしょう。

 

「行ってみたい」「商品を買ってみたい」「もっと知りたい」と感じたサイトを紹介します。

  

・「ぶどうのたね」

https://www.budounotane.com

住所:福岡県うきは市浮羽町流川428

 

福岡県うきは市にある、店舗やギャラリーが集まった「ぶどうのたね」。

昔、若者がひろったぶどうのたねを植えたら大きく育ち、この場所がぶどうの産地になったといういい伝えから名付けられたそうです。

 

HPでは、淡く優しいタッチのスケッチを背景にして、8つの店舗の外観や内観の写真が浮かび上がるように配置されています。

写真をクリックするとそれぞれの店舗の詳細へ。ひとつひとつの店舗にストーリーがあることが詩的な文章で綴られており、興味を惹きつけます。

 

また、どのような品物を取り扱っているのか、どのような空間なのかが具体的に紹介されているため、見る人にとっては求めている情報に辿り着きやすい構成になっています。

 

店舗はいずれも古民家の風情を持ちながらも、内装はモダンで新しい。このようなスペースに訪れてみたいと魅力を感じる人は多いでしょう。

 

「土地ありき、人ありき」というコンセプト通り、豊かな自然環境の中で、土地の人々が丹精につくったものがより集まった場となっているのが伝わってきます。

 

 

・「醸す 造る 播磨 (カモス ツクル ハリマ)」 

https://harimacountry.com

 

播磨圏域連携中枢都市8市8町による、播磨の地場産品のブランド化、高付加価値化の推進を目指していくプロジェクト。

 

姫路市をはじめとする、近隣の市、町が「醸造」にポイントを絞って地域の魅力をアピールしています。

 

H P冒頭には、古代の伝説を思わせるような、それでいて絵本の世界のようなイラストが。

1300年も前に書かれた風土記に、播磨の豊穣ぶりがしっかり記録されているそうで、そこがルーツとなっているのでしょう。

 

山や川、海に囲まれ恵まれた土壌を生かして、米や味噌などさまざまな食材がつくられ、さらに発展し、「醸造といえば播磨」と言われるようになったとか。

「播磨の醸造家」のページには、酒造や醤油製造会社などがズラリと並びます。

 

また、レシピや豆知識なども豊富。醸造について、そして播磨という地域についてより関心を持ってもらうための窓口になっています。

 

健康に良いと近年特に注目を集めている発酵食品や麹製品に着目し、その魅力を凝縮させたサイトです。

 

 

・「馬路村ふるさとセンター まかいちょって家」 

https://umajimura.jp

住所:高知県安芸郡馬路村馬路382番地1

 

高知県の山奥にある村、馬路(うまじ)村。土地の96%が森林、人口は800人ほどという小さな村です。

 

「まかいちょって」とは、土佐弁で「任せておいて」という意味があるそう。誰が訪れても受け入れてもらえるような、心意気が感じられます。

 

HPを見ると、そこにはのどかな大自然と、満面の笑みの地域の人々。小さくても、とても活気のある村であることがひと目でわかります。

 

「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、都会近郊では見られなくなりつつある景観を持ち続ける地域で、そこに暮らす人たちが誇りを持っている様子が随所に散りばめられています。

 

特産品であるゆずを活かした製品はもちろん、山や川に囲まれ、恵まれた自然環境そのものが村の「顔」になっているのでしょう。

 

どの情報もストレートに発信されており、誰にでもはっきりとわかりやすいものとなっています。「お楽しみスポット」や「オススメの巡り方」のページを開くと、この小さな村にこんなにも魅力が詰まっているのかと驚くほどの情報量。

この地域を盛り上げようという熱量を持った人々の思いが感じ取れます。