ホームページ制作・WEB制作会社 システム開発・WEBマーケティング・ブランディングも得意

> マーケティング > Instagramマーケティングとは?

Instagramマーケティングとは?

はじめに

Instagramは現在企業のブランディング、マーケティングの施策として注目されています。ここでは、Instagramマーケティングを活用することで売上・集客にどのように結びつくかについて解説します。

Instagramマーケティングとは

 

現在、企業が自社のマーケティング戦略としてSNSを取り入れる例は多いです。なかでもInstagramを活用したマーケティング戦略を「Instagramマーケティング」と呼びます。

自社のブランディングや商品の販売だけでなく、ファンの獲得やユーザーとのコミュニケーションツールとしてInstagramが導入されることが多いです。Instagramを自社で運用したり影響力のあるインフルエンサーを起用するなど、様々な手法が用いられます。

これまでのSEOによる自社サイトへの集客とは異なる特徴があるので、その特性を理解することが重要です。

Instagramマーケティングのメリット

Instagramマーケットを活用することで企業は多くのメリットが得られます。

 

1.無料で自社のアピールができる

2.コアなファンの獲得につながる

3.アクティブユーザー数が多い(月間3,300万人)※

4.企業のブランディング効果がある

5.集客から販売までを一貫して行える

 

Instagramは誰でも無料で利用でき「プロアカウント」を設定することでフォロワー数やリーチ数などの詳細な分析も可能です。また、企業のブランディングに合わせた運用を行うことでコアなファンの獲得、商品のアピールから販売までをInstagram内でこなせます。

参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破(Meta社)

Instagramマーケティングのデメリット

一方、Instagramマーケティングには以下のようなデメリットも存在します。

 

1.運用にはある程度のリソースが必要

2.商品によってInstagramの特性を活かせない

3.他のSNSよりも拡散力が低い

4.短期的な効果はあまり期待できない

 

Instagramは画像や動画投稿に特化し、企業の商品の良さを視覚的に伝えることが可能です。しかし、その分投稿素材の制作には一定のスキル・時間を要します。また、TwitterやYouTubeに比べ個々のアカウントとの繋がりが優先されるため、運用初期では拡散力が弱いです。そのため、一定のフォロワー数を獲得しないと購買に繋がりにくいといった特徴があります。

Instagramと他のSNSとの違い

SNSには、Instagramの他にTwitterやFacebook、LINEなどがあります。ここでは、それぞれの違いと特徴を紹介します。

 

・Instagramの特徴

Instagramは写真や動画がメインのSNSです。デメリットにあるように拡散力は他のSNSより劣るものの、ハッシュタグ検索にヒットすることが多く、おすすめの投稿の表示からの流入も多いので影響力が高いのが特徴です。

・Twitterの特徴

Twitterは写真や動画も投稿できますが、文章がメインのSNSです。拡散力が高いのが特徴で、リツイートやいいねの数が多いものがトップに表示されます。そのため、トレンドやニュース関連の発信に向いています。

・Facebookの特徴

Facebookは文章+画像投稿がメインとなるSNSです。実名制なので、仕事や友人、知人などを通じて横のつながりが広がりやすいのが特徴です。新商品の発表やキャンペーンなどの告知に向いています。

・LINEの特徴

LINEは、ユーザー同士であれば国内外、通信キャリアに関係なく、チャットやビデオ通話などを無料で利用できるSNSです。日本国内では9,500万人以上(*)のユーザーがおり、若者から高齢者まで幅広い年齢層にリーチできるのが特徴です。

LINE Business Guide

 

Instagramマーケティングが向いている業界

 

Instagramは、令和3年度の「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」(*)の調査において、全年代の利用率がLINEに次ぐ48.5%となっています。

特に利用率が高いのは10代(72.3%)と20代(78.6%)ですが、30代や40代でも50%以上なので10代から40代のユーザーをターゲットにしている企業は、Instagramマーケティングに向いています。

令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

 

また、Instagramは画像や動画との相性が良く、扱う商品によってはそれらの特性を最大限活かすことができます。

  • コスメ
  • 美容室
  • アパレル
  • インテリア
  • 食品(飲食店)
  • ECサイトなど

画像や動画を投稿することで「可愛い」「おしゃれ」「美味しそう」といったユーザーの直感的な感覚を刺激できるため、見た目や雰囲気を重要とする商品を扱う業種はInstagramマーケティングとの相性が良いといえるでしょう。

 

Instagramマーケティングを始めるには|ビジネスアカウントの作成方法

Instagramマーケティングは、ビジネスアカウントを作成することから始まります。

ビジネスアカウントの作成と最適化

Instagramのアカウントは、Google PlayやApp Storeからアプリをダウンロードすることで作成できますが、ビジネスで利用する場合は「名前」の欄にはビジネス名を入れます。

プロフィールの写真はビジネスロゴなど企業イメージがすぐに分かるもの、自己紹介テキストはビジネスの特徴やフォローするメリットなど分かりやすくまとめて、アカウントを最適化しましょう。

ビジネスアカウント設定のポイント

Instagramアカウントの最適化が完了したら、設定もしっかり確認しましょう。設定確認のポイントは以下の3つです。

1. プロフィールを「ビジネスプロフィール」にする

設定画面の[アカウント]を[プロアカウントに切り替える]を選択。ビジネスプロフィールにすることで、ビジネス用ツールを利用できるようになる。

2. アカウントの公開設定を「公開」にする

設定画面内の[プライバシー設定] から[アカウントのプライバシー設定]を開き、プロフィールの公開設定を[公開]にする。[公開]にすることで、すべてのユーザーがフォローや投稿を自由に閲覧できる。

3. 特定のワードを非表示にする

コメントの内容によってはブランド価値を下げたり、フォロワーを不快にさせたりする場合があるため、特定のワードやフレーズを含むコメントは非表示にする。[プライバシー設定] から [コメント]を開き、ネガティブなワードやフレーズを指定する。

 

Instagramマーケティングを成功させるコツ

Instagramマーケティングを成功させるコツはいろいろありますが、特に以下の3つのコツを実践することが大切です。

1. ターゲット層を絞る

Instagramマーケティングは、多くのユーザーのフォローや閲覧によって成功します。しかし、ターゲット層が絞れていないと、サービスや商品に興味を持ってくれるユーザーにアプローチできないため注意が必要です。

アンティーク家具を扱う企業なら「30~40代共働き夫婦」、プチプラコスメを扱う企業なら「10代女子大学生・高校生」などターゲット層を詳細まで絞ることで、ターゲットに合わせた投稿ができるようになります。

 

2. コンテンツを選定する

Instagramのコンテンツ(投稿)は、ターゲット層だけでなくブランドのイメージや知名度アップなどの目的に合わせて選定しましょう。

コンテンツに統一性がないと、ユーザーを惹きつけることはできません。また、コンテンツの内容が不明確なままではユーザー離れが起こるので、事前にどのようなコンテンツを発信したいのか決めておくことが大切です。

 

3. 機能を把握しておく

Instagramは画像や動画投稿の他に、以下のような機能があります。

  • ショッピング:写真や動画からタップするだけで商品を購入できる機能
  • ストーリーズ:アンケートや商品購入、広告の機能
  • ブランドコンテンツ:Instagramクリエーターとつながりより多くのユーザーにリーチできる機能
  • リール:最大90秒の動画をシェアできる機能

機能を把握しておけば、商品やサービスにあった使い方でマーケティングできます。

 

Instagramマーケティングのやり方

 

Instagramマーケティングでは以下の5つの手法が効果的です。

  • Instagram広告の活用
  • ハッシュタグ検索の活用
  • インフルエンサーの起用
  • ユーザーが参加できるキャンペーン
  • ストーリーズでのユーザーとの交流

Instagramでは、投稿の他にストーリーズやフィードを使って広告を出稿できます。直接広告を出さなくても、流行や旬のワードなど人気の高いハッシュタグをつければ、ハッシュタグ検索でユーザーへの露出を高めたり、フォロワーを増やしたりすることが可能です。

また、影響力を持ったインフルエンサーを起用して自社の商品をアピールしてもらう手法もよく活用されています。

商品やサービスに関連した写真投稿などユーザーが参加できるキャンペーンや、ストーリーズのアンケート機能を使って二択アンケートを実施すれば、多くのユーザーにアプローチできコミュニケーションが取れるので、ファンを獲得しやすくなります。

Instagramマーケティングの成功事例

 

実際のInstagramマーケティングの成功事例をご紹介します。株式会社SAKIYOMIでは、フィットネストレーナー愛用のアプリ「みんなのパーソナルトレーナー(以下、みんパソ)」のInstagramマーケティングの事例を公開。

  • 運用開始12ヶ月で13万フォロワー獲得
  • 最大月間フォロワー増加数2.3万人
  • 月間獲得リーチ数1,800万リーチ
  • アフィリエイト収益100万円/月

上記のような運用実績となりました。アカウント設計や運用方針を作りこむことで大きな成果を得られると実証されています。

参考:【月間1,800万リーチ】Instagram×ダイエットで、オウンドメディア超えの成果を出す方法。

Instagramマーケティングの注意点

 

Instagramマーケティングを実際に企業で取り入れる際は、以下の3点に注意しましょう。

  • ユーザーとのコミュニケーションの取り方
  • コンテンツの権利問題
  • あからさまな宣伝にならない

Instagramを運用することで、自社の商品を手に取ってくれる可能性があるユーザーと直接コミュニケーションを取ることができます。その際「いいね」や「コメント」をどこまで行うかあらかじめ設定することで、負担の軽減が可能です。

また、投稿に使用する画像や動画はInstagramのガイドラインに違反しないことを心がけましょう。

まとめ

 

Instagramマーケティングでは「認知度を高め、コアなファンを獲得し関係性を深める」ことが可能です。

その結果、企業にとって新たな流入チャネルとなり効率的な集客に結びつきます。

「無料」というメリットも活かし、自社のマーケティング戦略の一つとして導入してみてはいかがでしょうか。