Instagram広告のターゲティングとは？

2023.07.05

はじめに

Instagram広告のターゲティングは、広告配信を事業の成果につなげるために、非常に大切な要素です。

この記事では、Instagram広告のターゲティングの仕組みや特徴、設定手順などを詳しく解説していきます。

Instagram広告のターゲティングの仕組み

Instagram広告のターゲティングは、ユーザーのプロフィール情報、行動履歴、趣味・関心などのデータを活用して行われます。以下に、Instagram広告のターゲティングの仕組みの一般的な手順を説明します。

仕組み	手順	活用方法
1.ユーザープロフィール情報の活用	・ユーザーが提供するプロフィール情報（例：年齢、性別、地域、趣味、興味関心など）	・広告主がターゲットとする特定のユーザーの傾向を把握する
2.Webサイトやアプリのトラッキング	・ユーザーがインターネット上で訪れたWebサイトやアプリをトラッキング	・ユーザーの行動履歴を把握し、関心や嗜好に基づいて広告を表示することが可能
3.インスタグラム内の行動パターンの分析	・ユーザーが行った過去のインタラクションや行動履歴を分析・投稿の「いいね」やコメント、フォロー、広告へのクリックなどが含まれる	・ユーザーの関心や嗜好に基づいて広告をターゲティングすることが可能
4. ユーザー間の関連性	・ユーザー間のつながりや関連性を考慮	・ユーザーがフォローしている他のユーザーが特定のブランドやトピックに関心を持っている場合、広告主はそのユーザーをターゲットにすることが可能になる
5. 広告主の要件と目標	・広告キャンペーンの目標や要件を設定	・特定の地域のユーザーに対して広告を表示したい場合、地域ターゲティングを行う

これらの要素を総合的に考慮して、Instagramは広告を表示する対象を決定します。広告主は、Instagramの広告プラットフォームを通じて、ターゲットユーザーに対して広告を配信することができます。

Instagram広告のターゲティングの特徴

Instagram広告のターゲティングの特徴は以下の通りです。

1.　ユーザー属性ターゲティング

Instagram広告はFacebookと連携して設定するため、ユーザーがFacebookに登録している情報を元に詳しい属性をターゲティングすることができます。地域、年齢、性別、属性などの情報を元に、ターゲティングが可能です。

2.　カスタムオーディエンスと類似オーディエンスの利用

カスタムオーディエンスとは、自社がすでに持っている顧客情報をアップロードし、その情報をもとにターゲティングを行う機能です。また、既存顧客と似た趣味・関心傾向をもつ「類似オーディエンス」を設定したターゲティングを行うことができます。類似するユーザーに絞って広告を配信できるため、見込み客や潜在層へのアプローチに非常に効果的な機能です。

3.　広告配信の費用対効果が高い

ターゲティング広告は、見込み顧客や潜在顧客に絞って広告の配信が可能なため、高い費用対効果が期待できます。

Instagram広告のターゲティングの設定方法

InstagramはFacebookの傘下にあるため、Instagram広告のターゲティングはMeta広告ビジネスマネージャを介して行われます。

以下に、一般的な手順を示します。

①Meta広告ビジネスマネージャでアカウント作成→ログイン

↓

② 「広告キャンペーンの作成」をクリック

↓

③ キャンペーンの目的を選択

：Instagram広告を作成する場合、一般的な目的は

「トラフィック」「ブランド認知」「リーダーシップの獲得」などがある

↓

④ 広告セットの作成画面に進む

↓

⑤ 広告セットの詳細を入力

：ターゲットオーディエンス・広告予算・配信スケジュールなどが含まれる

↓

⑥ 「カスタムオーディエンス」または「ターゲットオーディエンスの作成」を選択

↓

⑦ ターゲットオーディエンスを作成

：地理的な位置・年齢・性別・言語・興味関心・行動などの条件を設定

また、Facebookのピクセルデータやカスタムオーディエンスを使用することもできる

↓

⑧ ターゲットオーディエンスの条件を設定→保存

↓

⑨ 広告セットのその他の設定（予算・スケジュールなど）を行う

↓

⑩ 広告のクリエイティブを作成→広告セットに追加

：Instagram広告のクリエイティブには、写真・ビデオ・キャプションなどが含まれる

↓

⑪ 広告セットを保存→レビューを経て承認されるまで待つ

以上が、一般的なInstagram広告のターゲティングの設定手順です。広告の目的やビジネスのニーズに合わせて、より具体的なターゲティングオプションを選択することもできます。

Instagram広告のターゲティングをする際の注意点

Instagram広告は、細かいターゲット設定が可能です。
性別、年齢、地理的な場所、興味・関心、行動などの要素を考慮して、広告を配信する対象を絞り込むことで、届けたいユーザーにアプローチすることができます。しかし、あまりにターゲットを絞り込みすぎてしまうと、配信量が減り、費用対効果が悪化する可能性があるため、適切なターゲット設定で配信することが大切です。

また、広告のターゲティングには試行錯誤が必要です。複数のターゲティングオプションをテストし、効果的な広告を見つけるためにデータを分析したり、広告のクリック率やコンバージョン率などの指標を追跡したりすることで、ターゲットを最適化していきましょう。