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新しくWebサービスを立ち上げるには|運用ステップを解説!

Webサービスを立ち上げるには?

Webサービスで新規事業を立ち上げるには、開発までさまざまなステップを踏む必要があります。

Webサービスは非常に幅広い概念で、メールや検索エンジン、ECサイトなどネットを通してユーザーと接点をもつ多種多様なサービスが含まれます。

決められた開発手順に則ることで、無駄なく上質なものを開発できます。
今回はWebサービスの種類や開発・運用手順を具体的に解説します。経験がなくてもシステム開発の方法が分かるので、ぜひご一読ください。

 

Webサービスとは

Webサービスとはインターネット上で提供されるサービスで、ユーザーはブラウザからアクセスして利用します。サービスにはさまざまな種類があり、その中でも代表的なものは、メールサービス・検索エンジン・ソーシャルメディア・オンラインショッピングなどです。

 

Webサービスはユーザーの利便性を向上させ、ビジネスの効率化に役立ちます。またインターネットを介して世界中のユーザーがつながるので、ビジネスのグローバル化にも貢献します。

 

WebサイトとWebサービスのおもな違いは、Webサイトはユーザーが閲覧するコンテンツを提供するサービスであるのに対し、Webサービスはユーザーが操作して機能を利用するサービスである点です。Webアプリも同様、見るではなく使うことがメインの概念です。

Webサービスのおもな種類

Webサービスのおもな種類を一覧で紹介します。

 

Webサービス

内容

コミュニケーションサービス

メール、SNS

情報提供サービス

ニュース、天気予報、レシピ

ショッピングサービス

Amazon楽天市場

決済サービス

PayPal、クレジットカード決済

マッチングサービス

マッチングアプリ、デートサイト

相談サービス

弁護士相談、医療相談

オンライン会議サービス

ZoomSkype

業務効率化サービス

GoogleドキュメントDropbox

ストレージサービス

GoogleドライブiCloud

 

Webサービスを作るステップ・運用するステップ

Webサービスの開発・運用手順を紹介します。

 

STEP1. サービスのアイデア出し

ユーザーのニーズやトレンド、競合サービスの確認などによってアイデアのヒントを得ながら、独自性が高いサービスを考案します。

 

STEP2. 要件定義

Webサービスの要件定義とは、開発プロジェクトの開始前に、目的やユーザーのニーズ、システムの機能・性能・セキュリティなど、必要なすべての要件を明確に定義することです。
要件定義は、開発プロジェクトの成功を左右する重要な要素です。

 

STEP3. プロトタイプの作成

Webサービスの開発におけるプロトタイプの作成とは、開発の初期段階に、機能を簡易的に実現したモデルを作成することです。おもに開発の要件を検証し、ユーザーのフィードバックを得るために使用されます。

プロトタイプで確認すべき項目は、デザイン性やシステムの構成です。ユーザーのニーズを分析し、ユーザーが使いやすいデザインを作成する必要があります。

システムの規模が小さい場合は、簡易的なシステム構成で十分です。しかし、システムの規模が大きくなると、より複雑なシステム構成が必要になります。

 

STEP4. 開発

Webサービスの開発に必要なプログラミング言語は、いくつかあります。最も一般的なプログラミング言語はJava・Python・PHP・JavaScriptです。

これらのプログラミング言語は多くの開発者によって使用されているため、学習リソースも豊富です。

Webサービス開発に使用するプログラミング言語は、プロジェクトの規模や目的によって異なります。

大規模なWebサービス開発では、JavaやPythonなどのオブジェクト指向言語が適切です。小規模なWebサービス開発では、PHPやJavaScriptなどのスクリプト言語が適しています。

 

STEP5. データベースの設計

データベースの設計は、Webサービスのパフォーマンスやセキュリティなどに大きく影響するため、非常に重要な工程です。アクセス速度やデータの正確性、拡張性に問題ないか確認しましょう。

データベースの設計で、管理すべき情報をエンティティと呼びます。事前に管理すべき情報を洗い出すことで、設計ミスや手戻りのリスクを下げ、効率よく品質が高いサービスを構築できます。

 

STEP6. テスト

Webサービスの開発におけるテストとは、試作品にバグがないか確認するプロセスです。品質を向上させ、ユーザーに満足してもらえるサービスを提供するために重要な工程です。

種類には各ユニット(クラス、メソッドなど)が正しく動作するか確認する単体テスト、各ユニットが正しく相互に連携するか確認する競合テストなどがあります。

テスト作業は、プロジェクトの早い段階から開始することが重要です。早期にテストを開始することで、バグを早期に検出し、修正することができます。

開発の工程の中で、継続的に行う必要があります。Webサービスは開発が進むにつれて、機能や仕様が変更されることがあります。

テストではセキュリティの確認も行われます。Webサービスに潜在的な脆弱性を検出する脆弱性診断、Webサービスに攻撃を仕掛けて実際に侵入できるかどうか確認する侵入テストなどが代表的です。

 

STEP7. 公開

公開の前に必要な準備としてはサーバーやドメイン、SSL証明書の取得が挙げられます。

サーバーとはWebサービスがインターネット上でアクセスできるようにするコンピュータです。

ドメインを取得することで、Webサービスに独自のURLを設定することができます。よく現実世界の不動産にたとえて、サーバーが土地、ドメインが住所といわれます。

SSL証明書とは、Webサービスが安全に通信できるようにするための証明書です。SSL証明書は、Webサービスが正当なWebサービスであることを認証し、ユーザーがWebサービスに安全にアクセスできるようにします。暗号化することで、データが盗聴や改ざんされるのを防ぐことが可能です。

 

STEP8. 運用・改善

一度作ったら終わりではなく、ユーザーのフィードバックを収集するシステムの改善点を見つけて定期的なメンテナンスを施します。

Webサービスに必要な定期的なメンテナンスにはサーバのアップデートやデータベースのバックアップ、セキュリティのチェック、パフォーマンスのテストなどがあります。

Webサービスを使った事例

Amazonは世界的な規模のECサイトを通じ、さまざまな社会課題を解決に導き、成功を収めています。その中でも、特に重要なものは次のとおりです。

  • 低価格で商品を提供することで、人々の生活を向上させる
  • 便利なショッピング体験を提供することで、人々の時間を節約する
  • 幅広い商品を販売することで、人々の選択肢を広げる
  • 世界中の企業と取引することで、経済の活性化に貢献する
  • 環境に配慮した取り組みをすることで、地球環境を守る

Amazonはこれらの取り組みを通じて、人々の生活をより豊かに、そして持続可能なものにしています。

まとめ

ユーザーに求められるWebサービスを生み出すには、いまだ顕在化していないニーズを見つけることからスタートします。

サービスの種類は幅広く、既存の企業が見つけていない・対応できていない社会課題に狙いを絞れば、売れる商品作りが可能です。

Webサービスを開発したいけど何から始めればよいか分からないとお悩みなら、キナバルのWebコンサルティングにおまかせください。