ホームページ制作・WEB制作会社 システム開発・WEBマーケティング・ブランディングも得意

> マーケティング > 手紙の結びで印象アップ!ビジネスで使える例文をシーン別に紹介!

手紙の結びで印象アップ!ビジネスで使える例文をシーン別に紹介!

手紙には基本的な構成があります。中でも結びの言葉は、手紙の全体的な印象を左右する重要な要素です。
適切な結びの言葉を使うことで、相手に与える印象が良くなったり、手紙の内容が伝わりやすくなったりします。
ビジネスシーンでは、取引先や顧客、上司への手紙に結びの言葉を入れるとよいでしょう。

 

 

手紙の基本構成

手紙の基本的な構成は、次のとおりです。

  1. 前文:「拝啓」などの頭語と季節の挨拶
  2. 主文:手紙の本文
  3. 末文:結びの言葉と「敬具」などの結語
  4. 後付け:日付、差出人、宛名

結びの言葉は、「末文」に入れます。結びの言葉は、あくまでも手紙の本文に添える一言であるため、長文にする必要はありません。

 

手紙に入れる結びの役割

手紙に入れる結びの言葉には、相手の健康や発展を祈ったり、今後の良好な関係を願ったりする役割があります。

用件のみを伝える手紙は簡潔で内容が伝わりやすい一方、形式的で冷たい印象を与えることがあります。

結びの言葉で相手への気遣いや自分の願いを示すことで、相手とより良好な関係を築けるでしょう。

手紙に入れる結びの言葉は、メールでも活用できます。

ビジネスメールの最後に一言添えることで、要件のみの形式的なメールから、オリジナリティーのあるメールに変わります。

 

【シーン別例文】ビジネスで活用!手紙に入れる結びの言葉

手紙の結びは、相手や季節、シーンによって使い分けるのが基本です。
本文よりも長くならないように注意し、なるべく簡潔に書きます。
手紙全体のバランスを見ながら、複数の例文を組み合わせるのも1つの方法です。

 

要件を結ぶ一般的な結び

相手やシーンを問わず、広く使える結びの言葉です。
ビジネスシーンでは、取引先や顧客に送る手紙に使用します。

  • 用件のみにて失礼いたします
  • 略儀ながら書中をもちましてお礼とさせていただきます
  • 以上、どうぞよろしくお願い申し上げます
  • まずは書中にてご挨拶申し上げます

 

お礼・感謝を伝える結び

主文で感謝の気持ちを述べ、結びでも重ねてお礼を伝えます。
主文と結びでお礼の言葉を使うことで、より感謝や喜びを伝えることができます。

  • この度は心より感謝申し上げます
  • 厚く御礼申し上げます
  • ご厚情を賜り、誠にありがとうございます
  • 日頃からお心遣いをいただき、深く感謝いたしております

 

今後につなげる結び

良好な関係や継続的な取引などを願う言葉です。上司へのお礼の手紙に添えるのもおすすめです。

  • どうぞよろしくお願い申し上げます
  • 今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます
  • 今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます
  • 引き続きお力添えいただけましたら幸いです

 

お詫び・謝罪を伝える結び

主文でのお詫びに加え、結びでも謝罪の気持ちを伝えます。結びでのお詫びは一言にとどめます。
本来、謝罪は直接会ってするのが礼儀です。面会が難しい場合、書面やメールで先に謝罪し、後日直接お詫びします。
面会後に手紙で改めてお詫びするのもマナーです。お詫びをするタイミングによって、結びの言葉を変えるとよいでしょう。

  • 多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした
  • この度の件につきまして、謹んでお詫び申し上げます
  • 何とぞご容赦くださいますよう、お願い申し上げます
  • まずは書面にてお詫び申し上げます

 

お断りする結び

相手からの申し出を断る場合、できる限り冷たい印象を与えないようにします。
次回につながる言葉や、理解を得る言葉、お詫びの言葉などを結びに添えるとよいでしょう。

  • ご期待に沿えず申し訳ございません。ご了承くださいますようお願い申し上げます
  • 何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます
  • またの機会がございましたら、よろしくお願いいたします
  • 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます

 

返事や確認を促す結び

必ず返事が必要な場合は、結びに返事を促す言葉を入れます。
期日や返信方法などを具体的に示すとよいでしょう。
ただ依頼するだけではなく、手間をかけることへのお詫びも添えるのがおすすめです。

  • お手数をおかけしますが、〇日までにご返事いただけますと幸いです
  • お忙しい中恐れ入りますが、ご返信いただきますようお願い申し上げます
  • 何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます
  • 〇〇につきまして、ご教授いただけますと幸甚に存じます

 

相手の繁栄を祈る結び

会社や個人の繁栄を願う言葉は、一般的なビジネスでの手紙や、新店舗開店のお知らせ、退職の報告などに対して使います。

  • 貴社の一層のご隆盛を祈念いたします
  • 御社の一層のご繁栄をお祈りいたします
  • 末永いご繁栄とご躍進をお祈り申し上げます
  • 〇〇様の益々のご活躍をお祈り申し上げます

 

相手の健康を願う結び

形式的な手紙に健康を気遣う一言を入れることで、温かみのある手紙になります。
特に、暑さや寒さが厳しい時期や季節の変わり目、多忙な年末に入れるとよいでしょう。

  • 時節柄くれぐれもご自愛くださいませ
  • ご自愛専一にお過ごしください
  • 皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
  • どうぞお身体を大切になさってください

 

季節感のある結び

手紙では、季節に合わせた時候の挨拶を入れます。
時候の挨拶は、手紙の冒頭に入れる「前文」と末文に入れる「結び」を対で使うのが基本です。
結びに入れる時候の挨拶では、季節感のある言葉とともに、相手の健康を気遣う言葉を入れるとよいでしょう。

  • 春寒の折、どうぞご自愛ください
  • 酷暑が続いております。くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます
  • 季節の変わり目、どうぞお健やかにお過ごしください
  • 厳寒の折、皆様どうぞお健やかにお過ごしください
  • 時節柄お忙しいかと存じますが、どうぞご自愛ください

 

相手や内容にあった手紙の結びを選ぼう

手紙の結びには、相手への気遣いを示したり、相手に行動を促したりする役割があります。

用件のみでは形式的で冷たい印象の手紙になりやすいもの。結びの言葉を入れることで、手紙全体の印象が良くなります。

手紙の書き方は、ビジネススキルの1つです。結びを使いこなすことで、ビジネスでのコミュニケーション能力がアップするでしょう。