ホームページ制作・WEB制作会社 システム開発・WEBマーケティング・ブランディングも得意

> マーケティング > 気の利いた一言メッセージをシーン別に紹介 ビジネスで役立つ!

気の利いた一言メッセージをシーン別に紹介 ビジネスで役立つ!

ビジネスシーンでは、言葉の選び方一つで印象が大きく変わります。特にビジネスメールや会話は、どうしても形式的になりやすいもの。
気の利いた一言を添えることで、コミュニケーションが円滑になり、相手との信頼関係を深めることができます。

 

 

気の利いた一言メッセージをビジネスで活用する方法

気の利いた一言メッセージは、メールや手紙、会話の中に取り入れるのがおすすめです。
ビジネスシーンでは、メールと手紙の冒頭や結びに入れるとよいでしょう。

ビジネスメールは、次の構成で書くのが基本です。
気の利いた一言メッセージは、挨拶や結びの部分に入れます。

  1. 宛名(会社名・部署名・役職・相手の名前)
  2. 挨拶(例:いつも大変お世話になっております)
  3. 名乗り(会社名・部署名・自分の名前)
  4. 要旨(例:次回の打ち合わせ日程が決定いたしました)
  5. 詳細
  6. 結び(例:何卒よろしくお願い申し上げます)
  7. 署名


手紙の場合、次の構成で書きます。前文や末文に気の利いた一言メッセージを入れます。

  1. 前文(頭語・季節の挨拶/例:拝啓 厳寒の候、貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます)
  2. 主文
  3. 末文(結び・結語/例:寒さが厳しくなってまいりました。時節柄、ご自愛ください。敬具)
  4. 後付け(日付・署名・宛先)

季節の言葉や相手の体調を気遣う言葉は、気の利いた一言メッセージの1つです。
会話で取り入れる場合、本題に入る前の挨拶や別れ際に一言加えるとよいでしょう。

 

相手・目的・シーン別!気の利いた一言メッセージの例文

気の利いた一言メッセージには、決まった形式やルールはありません。
相手や状況に応じて自由にアレンジができる一方、どんな言葉を選べばよいのか迷いやすいものです。

相手や場面に応じた言葉を選ぶことで、心に響く一言になります。
気の利いた一言メッセージを入れる理由を明確にするとよいでしょう。

 

クッション言葉として使う

気の利いた一言メッセージをクッション言葉として取り入れることで相手に対して丁寧で思いやりのある印象を与えることができます。

クッション言葉とは、直接的な表現や依頼を和らげたり、相手に配慮を示したりするために使われるフレーズです。

例えば、次の場面でクッション言葉を入れます。

 

  • 依頼やお願いをする時

例:お忙しいところ恐れ入りますが、〇〇についてご確認いただけますでしょうか

 

  • 意見を述べる時

例:個人的な意見ですが、〇〇についてはこのように考えております

 

  • 謝罪や訂正をする時

例:誠に申し訳ございませんが、〇〇に関して訂正させていただきます

 

  • 断りを入れる時

例:大変恐縮ですが、今回は見送らせていただきます

 

依頼や謝罪、断りの連絡を入れる際、要件のみでは相手に冷たい印象を与えてしまいます。
ただし、クッション言葉を使いすぎると、要件が正しく伝わらなかったり、まわりくどい印象を与えたりするため、適度に使うことが大切です。

 

感謝の気持ちを伝える

ビジネスシーンでは、取引先や上司、同僚などに対して、感謝の気持ちをメールや手紙で送る場面があります。例えば、打ち合わせや商談、指導や助言をもらった後などに送ります。

 

  • 取引先への商談のお礼

例:年末のご多忙の中、貴重なお時間をいただきありがとうございます

 

  • 取引先からお歳暮を頂いたお礼

例:心温まるお歳暮をいただき、深く感謝申し上げます。ご丁寧なお心遣いに感激しております

 

  • 上司から助言をもらったお礼

例:お忙しい中、貴重なご助言をいただきありがとうございます。いただいたアドバイスを実践し、より良い結果を出すよう努力してまいります

 

感謝の言葉に一言加えることで、相手に丁寧な印象を与えることができます。
あまりへりくだり過ぎず、素直で具体的な表現を選ぶとよいでしょう。

 

健康や繁栄を願う

メールや手紙でよく使われるのが、相手の健康や繁栄を願う言葉です。
暑さや寒さによる体調の変化を気遣ったり、会社の繁栄を願ったりする言葉で、「時候の挨拶」と呼ばれます。

時候の挨拶には一般的な例文があるため、メールや手紙に取り入れやすいでしょう。
手紙では前文と結び、メールでは結びに入れるのが効果的です。

 

  • 暑さを気遣う時候の挨拶

前文:猛暑の候、ご健勝のこととお慶び申し上げます

結び:連日、猛暑が続いております。くれぐれもご自愛ください

 

  • 寒さを気遣う時候の挨拶

前文/寒冷の候、貴社におかれましてはますますご発展のこととお喜び申し上げます

結び/年末も押し迫り、何かとご多忙のことと存じます。どうぞご自愛ください

 

時候の挨拶の他に、相手との関係性や会話の流れによって、次のような一言メッセージを添えるのも効果的です。

 

  • 取引先が新店舗を開店する際のメッセージ

例:新店舗のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。ぜひ、近々お伺いしたいと思っております

 

  • 退職の報告を受けた際のメッセージ

例:長年のご尽力に深く感謝申し上げます。おかげさまで多くのことを学ぶことができました。

新たなステージでのご成功をお祈りしております

 

  • 退院の報告を受けた際のメッセージ

例:ご退院おめでとうございます。お身体の回復を心よりお喜び申し上げます。何かお手伝いできることがあればご遠慮なくお知らせください

 

協力や指導をお願いする

取引先や上司に対して協力や助言をお願いする際、日頃の感謝とともに、今後につながる言葉を入れるとよいでしょう。

 

  • 取引先に協力をお願いする

例:貴社のご協力に感謝申し上げます。今回のプロジェクトにつきましても、お手数をおかけしますがよろしくお願い申し上げます

例:いつもご協力いただきありがとうございます。今回も引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます

 

  • 上司に指導や助言をお願いする

例:いつもご指導いただき、ありがとうございます。おかげさまで、仕事がより充実したものになっています。引き続きご指導の程よろしくお願い申し上げます

例:日頃からのご指導に深く感謝申し上げます。私も〇〇さんのような振る舞いができるよう、精進いたします

 

同僚や部下を励ます

仕事仲間からの励ましの言葉は、心の支えになります。要件の結びに一言メッセージを添えることで、さりげなく相手を励ますことができます。

 

  • 努力や成果を認める一言

例:目標達成おめでとう!次のステップも楽しみにしています

例:日々の努力が実を結んでいますね。今後もその調子で頑張ってください

 

  • 大きなプロジェクトに向けて励ます一言

例:新たな挑戦を応援しています。何か手助けが必要な時は、遠慮せずに言ってくださいね

例:前向きな姿勢と努力に感謝しています。成功に向けて一緒に頑張っていきましょう

 

  • 今後の活躍を祈る一言

例:日々の努力が実を結んでいますね。今後もその調子で頑張ってください

例:これからもさらにスキルを磨き、共に成長していけることを楽しみにしています

 

要件を結ぶ

メールの結びに一言添えることで、返信を促したり、要件を念押ししたりすることができます。

 

  • 要件・シーンを問わず使える一言

例:以上、どうぞよろしくお願い申し上げます

例:取り急ぎ、ご報告申し上げます

玲央:今後ともよろしくお願い申し上げます

 

  • 返信をお願いしたい時の一言

例:ご連絡お待ちしております

例:お忙しいところ大変恐縮ですが、〇日までにご返信いただけますと幸いです

例:お手数をおかけしますが、至急ご回答いただけますでしょうか

 

  • 返信不要であることを伝える一言

例:ご返信にはお気遣いただきませんようお願いいたします

例:ご参考までにお送りしました。ご返信には及びません

例:不備がなければ、ご返信の必要はございません

 

  • 対応をお願いしたい時の一言

例:ご査収の程よろしくお願いいたします

例:ご多用のところ大変恐縮ですが、ご検討いただきますようお願い申し上げます

例:恐れ入りますが、ご周知の程よろしくお願いいたします

 

気の利いた一言メッセージで印象アップ

気の利いた一言メッセージには、相手との関係性を深めたり、行動を促したりする効果があります。ビジネスでは、要件を簡潔に伝えるのが基本です。そのうえで、相手やシーンに合った一言を添えることが大切です。まずは、クッション言葉や時候の挨拶から取り入れてみるとよいでしょう。