印象に残った文房具のサイト
日常の中で使われる文房具。
なんとなくあるものを使っていることも多いですが、意識して選んでみるとメーカーの工夫が凝らされているものもたくさんあって興味深いです。
サイトを覗くと、さらにその製品に込められた思いや背景を知れることも。
特に印象に残った文房具とそのサイトをご紹介します。
・MARK’S
ノートの表紙面がPVC製のスライドジッパーになっており、ペンやクリップなどを収納して一緒に持ち歩くことができる「strage.it(ストレージイット)」や「EDiT(エディット)」シリーズの手帳などを主力商品に持つ「MARK’S(マークス)」。
文房具売り場で目にすることも多く、シンプルながら洗練されたデザインが目を引くアイテムを揃えています。
サイトを開くと、様々なバリエーションの「strage.it」が並んでいます。
15年以上のロングセラー商品であると同時に、時代と共に進化。現在はリサイクルPVCを使用し、サステナブルなアイテムとして認定されています。
また、「Edit」シリーズの手帳だけでもかなり種類が豊富。
細部まで使いやすさを追求しており、ユーザーのこだわりに応えるかのように様々なパターンを用意していることがわかります。
10年以上前に、書店でこのシリーズのB7サイズの手帳を見かけて驚いたことを覚えています。それも、内容は1日1ページのデイリー手帳。つまり365日分が詰まっているのです。
ポケットに入ってしまうくらいのミニマムサイズで当時は珍しく、目を惹くものがありました。
考え抜かれた機能性と、無駄がないながらも手の込んだデザインのアイテムの数々。
サイトの作りも白をベースにほとんど装飾などはないのですが、各商品ページや「みんなの使い方」ページを開くと文房具愛の強い人たちのこだわりが見える、「濃い」ページが見られるのも面白いです。
・& STUDIUM
https://hello-iroha.com/andstudium/
書籍や雑貨などを扱う「いろは出版」が手がけている文房具のシリーズ「&STUDIUM」。
勉強の計画を手帳形式で書き込むことができる「スタディプランナー」、勉強に使うもの一式をまとめて持つことができる「スタディツールポーチ」などを扱っています。
HPを開くと、次々と映し出されるアイテムやシーンは、韓国コスメを彷彿とさせるような淡く甘美な色使いです。10〜20代の女性を中心に、「可愛いモノ」が好きな人をターゲットとしていることがしっかり伝わります。
「かわいらしい文房具」というものはこれまでも多く存在していました。ですが、キャラクターものであったり、水玉や花柄といったわかりやすい模様であったり、「子ども向け」と呼べる商品も多かったと思います。
また、強みは見た目の可愛さだけでなく、その実用性。使い勝手はもちろんのこと、それぞれのアイテムが勉強へのモチベーションを高めるためのツールとなっているのです。
専用ノートで計画を立てる、道具を一つにまとめるなど、自己管理することで勉強が捗るように作られています。
勉強に使う文房具はシンプルなもので当たり前、という固定概念に縛られず、新しい視点で生み出されたシリーズで気になります。これからも風を吹かせてほしいです。
・サクラクレパス
文房具の大手老舗メーカー「サクラクレバス」。
登録商標にもなっている「クレパス」や「クーピー」は、誰もが目にしたことがあるほど、長きに渡って親しまれてきた商品です。
1921年に「日本クレィヨン商会」として誕生し、創業から100年を超えました。
HPでも世界観が保たれ、深い歴史が受け継がれながらも、古びない魅力を映し出しています。
扱う商品も多岐に渡るため、カテゴリや用途などどちらからもアクセスできるようになっており親切です。
サクラクレパスのシンボルマークと同じ赤い色が、サイトを通して要所要所で現れ、統一感を出しています。
見ていて圧倒的な安心感がありながら、何か新しいことが起こりそうなワクワクする気分も与えてくれるサイトになっています。
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