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Webサイトで見る自然派コスメ

コスメは、美容に関心のある人なら毎日使うもの。化粧水や乳液といったベーシックなスキンケアから、リップやチークなどのメイクアップまで、さまざまなコスメが用意されています。

コスメブランドにはそれぞれのアピールポイントがあり、それが即効性や発色の良さであったり、コストパフォーマンスであったりします。中でも、近年はその製品が「何からできているか」が注目されるようになってきていると感じます。

大切な肌に直接つけるものなので、成分を重視する人は多いでしょう。美容意識が高いほど、「今」だけでなく「使い続けること」を考えて選ぶ傾向があるのは頷けます。
特に、自然由来の成分でできているコスメが支持されるようになってきたのは、素材に自信を持つコスメブランドが、多くの人にその良さを知ってもらう手段としてWebサイトを充実させていることも一因と言えるでしょう。

このような点から私が注目したコスメブランドのWebサイトを紹介します。

 

 

・SHIRO(シロ) 

https://shiro-shiro.jp/

 

自然由来の素材を最大限に生かす製品を生み出し、エシカルな取り組みを信念としている「SHIRO」。

 

酒かす、がごめ昆布、ジンジャーなど普段私たちが口にするものが素材として使われているのが特徴です。
基礎化粧品だけでなく、マスカラやアイシャドウ、リップなどにもこれらの成分が用いられており、意外性のある組み合わせに驚かされます。

 素材をクローズアップしたことでブランディングに成功し、のちに自然派コスメが広く浸透するきっかけになったとも考えられます。現在はカフェやビューティーサロンまで幅広く展開しています。
Webサイトには、「SHIROを知る」というページがあり、理念や取り組みについて深く知ることができます。
使う人にとって心地いいものであるのはもちろんのこと、製品を作る過程に力を注ぎ、社会貢献につながる取り組みが軸となっていることがわかります。

様々な観点からエシカルを追求して製品を作り上げることで、コスメの可能性、そして素材の可能性も広げていると思います。

 

 

・ICOR(イコ)

https://icor.jp

住所:北海道虻田郡ニセコ町羊蹄99-3

 

国産ホリスティックビューティーブランド「ICOR(イコ)」。

 

「ICOR」とは、アイヌ語で「宝物」を意味するそうです。自然、水、そして製品を使う「あなた」がかけがえのない宝物であるという思いが原点とのこと。

 

北海道ニセコ羊蹄山の雪解け湧水、そしてその水に育まれた自然の恵みを活かした製品を展開しています。全ての商品で、自然由来成分の配合を90%以上とすることをコンセプトとして開発しているという徹底ぶりです。
Webサイトでは、スキンケア商品をはじめとし、クレンジング製品や除菌スプレーなどのラインナップが並びます。
紹介される製品の写真はどれも透明感に溢れ、美しく清らかな環境で作られたものであることがイメージできます。
人間の命の源である「水」に特に着目して、肌の表面だけを整えるのではなく、内側からもケアして輝かせるという一歩先をいく考え方。時代とともに共感する人が増えていくと感じます。

 

 

・BAUM 

https://www.baumjapan.com/baum/index.html

 

樹木由来の成分を取り入れたスキンケア製品を展開する「BAUM」。

 

貯水やコンディショニングといった、樹木が元来持つはたらきを成分として活用し、肌の機能を整えていく製品を生み出しています。
Webサイトでは、この「BAUM」が提唱する「森林浴美容」について知ることができます。樹木の香りや木で作られたものに触れることで、森林浴をしているような効果を期待できるとのこと。
生活習慣の乱れやストレスを抱えている現代人にとって、樹木の香りや手触りはリラックス効果をもたらしてくれるものです。
こちらのページでは、中央に「BAUM」の製品が、背景には森林や空といった大自然が映ります。時間の流れによって影の位置が変わり、自然とともに時を刻んでいる様子がわかります。
人々の体も、本来は季節や毎日の太陽の動きなど、自然のリズムに合わせて活動するようにできているもの。
心身の健康と肌のコンディションはつながっているということに目を向け、より自然に近い形で、コスメとして与えられるものを提供しようとしている印象を受けました。

 

 

紹介したコスメブランドは、どれも製品のパッケージなどは無駄がなくシンプルなものが多いですが、その成分は自然の恵みを贅沢に受けたもの。

サスティナビリティが重視されるようになり、「効果がある」だけではなく、自分にとっても社会にとっても「持続可能なものかどうか」をモノ選びの判断基準にすることが定着しつつあります。 

Webサイトは、パッケージや広告を見ただけではわからない情報を知るツールであり、ブランドにとっては、素材や製造過程においてアピールできるポイントがあるからこそ多くの情報を丁寧に伝えられる手段となっているのだと感じます。