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病院・クリニック向けAI電話応答サービス12選|医療特化型から予約・受付DXまで比較

病院やクリニックでは、診療予約や予約変更、診療時間の確認、アクセス方法など、日々さまざまな電話がかかってきます。受付スタッフが電話対応に追われると、来院患者への対応や会計など、ほかの業務に影響することもあります。

こうした電話業務の負担軽減に活用されているのが、AIによって電話対応を自動化するサービスです。最近では一般企業向けだけでなく、医療機関に特化したサービスや、予約システムと連携できるサービスも登場しています。

この記事では、病院・クリニック向けAI電話応答サービスを、医療特化型、汎用型、予約受付・予約連携型、受付DX型に分けて紹介します。

病院・クリニック向けAI電話応答サービスとは

病院・クリニック向けAI電話応答サービスとは、患者からかかってきた電話にAIが応答し、問い合わせの受付や案内などを自動化するサービスです。

病院・クリニック向けAI電話応答サービスの仕組み
患者から電話
→
AIが応答
発話内容を認識し
問い合わせ内容を判断
→
問い合わせに自動対応
予約受付・変更
診療時間・休診日
アクセス案内
担当部署へ転送
SMSなどによる案内
電話の一次対応をAIに任せることで、受付スタッフの電話業務を効率化

従来の自動音声案内では、「予約は1番、その他のお問い合わせは2番」のように、発信者が番号を選択する方式が一般的でした。

AIを活用したサービスでは、患者が話した内容を認識し、問い合わせ内容に応じて回答したり、必要な受付を行ったりできるものがあります。

従来の自動音声案内とAI電話応答の違い
従来の自動音声案内
「予約は1番、その他は2番」など
発信者が番号を選択して操作
AI電話応答
患者が話した内容をAIが認識し
用件に応じて回答・受付

たとえば、次のような業務の効率化に活用できます。

  • 診療や検査などの予約受付、変更

  • 診療時間や休診日、アクセスなどの問い合わせ対応

  • 担当部署への電話転送やSMSによる案内

対応できる範囲はサービスによって異なります。まずは、自院でどの電話業務に時間がかかっているのかを確認してから選びましょう。

病院・クリニックでAI電話応答サービスが注目される理由

医療機関では、受付スタッフが来院患者への対応と電話対応を同時に行うケースも少なくありません。

特に診療開始前後や休み明けなど電話が集中する時間帯には、電話対応が受付業務の負担になることがあります。患者側にとっても、何度電話してもつながらない状態は不便です。

AI電話応答サービスを導入すると、定型的な問い合わせをAIに任せ、人による判断が必要な電話にスタッフが対応しやすくなります。

また、サービスによっては診療時間外の受付にも対応できます。電話をすべてAIに任せるのではなく、「AIが対応する業務」と「スタッフが対応する業務」を分けることが大切です。

AI電話応答サービスが注目される理由
医療機関の電話対応の課題
電話が特定の時間帯に集中
受付スタッフの負担が増える
患者が電話をつながりにくい
→
AI電話を導入すると
定型的な問い合わせを自動対応
スタッフが必要な業務に集中
診療時間外の受付にも活用

病院・クリニック向けAI電話応答サービスを選ぶポイント

サービスを比較するときは、AIを搭載しているかだけでなく、自院の業務に合うかどうかを確認しましょう。

特に確認したいのが、医療機関への導入実績です。医療特化型のサービスなら、病院やクリニックでよくある問い合わせに対応できる機能が用意されている場合があります。

予約対応を任せたい場合は、既存の予約システムと連携できるかも確認しましょう。AIが電話を受けても、その後スタッフが予約情報を手作業で入力する必要があれば、電話対応の負担を十分に減らせない可能性があります。

そのほか、現在使っている電話番号をそのまま利用できるか、必要に応じてスタッフへ切り替えられるか、導入後の設定変更やサポートに対応しているかも確認しましょう。

病院・クリニック向けAI電話応答サービスといっても、医療特化型から予約管理、受付DXまで、サービスによって対応できる範囲は異なります。

AI電話応答サービスを選ぶ6つのポイント
医療機関への導入実績
病院・クリニックでの
利用実績を確認
予約システム連携
既存の予約環境と
連携できるか確認
有人対応への切り替え
必要な電話をスタッフへ
つなげられるか確認
既存の電話番号
現在の電話番号を
継続利用できるか確認
設定変更
回答内容などを
変更しやすいか確認
サポート体制
導入時・運用時の
支援内容を確認

各サービスの特徴を一覧で比較してみましょう。

サービス名 分類 主な特徴
Dr.JOY AI電話 医療特化AI電話 100回線同時対応、大規模病院・
健診センターでの導入実績多数
NOMOCa-AI call 医療特化AI電話 複数キャラクターボイスから選べる、
クリニック向けFAQ自動生成
メディグルAI電話 医療特化AI電話 地域医療連携CRMと一体、
紹介元病院とのやり取りも一元管理
Capai AIコール 医療特化AI電話 IVR「Iver」5,300件超の導入ノウハウを
継承、自社予約・問診と連携予定
やくばとAI電話予約 医療特化AI電話 Web・電話・FAXの予約経路を
1システムに統合
IVRy 汎用AI電話 緊急連絡は即スタッフ接続、
それ以外はAIが完結する振り分け機能
ミライAI 汎用AI電話 業種を問わない汎用設計で、
自院に合わせた設定を柔軟に構築
DenwaFlow 汎用AI電話 予約登録・変更・キャンセルまで
電話内で完結、30言語以上対応
メディカル革命 byGMO 予約受付・予約連携 LINE/WEB/電話予約を1画面に集約、
電子カルテ・決済まで連携
よやくらく 予約受付・予約連携 予約受付に特化し
Googleスプレッドシートで管理、医療・
美容両対応
クリニックさくらさん 受付DX・総合受付 電話・Web・LINE予約から来院時の
順番案内、紹介状自動作成まで一気通貫
AI Agency Japan
(電話AI受付エージェント)
受付DX・総合受付 電話・Webチャット・Instagram DMの
3チャネルを自動化、美容系クリニック特化

医療特化型のAI電話応答サービス5選

まず紹介するのは、病院やクリニックなど医療機関での利用を想定して開発されたAI電話応答サービスです。

医療特化型AI電話の特徴
医療機関向けに設計
病院・クリニック特有の
電話業務を想定
時間外にも対応
24時間365日対応できる
サービスもある
医療業務に対応
予約・健診・地域連携
などにも活用
医療特化型5サービスの主な違い
Dr.JOY AI電話
着信量が多い大規模病院・健診センターなどに対応
NOMOCa-AI call
クリニック向けFAQや音声をカスタマイズ
メディグルAI電話
地域医療連携を含めた電話業務を効率化
Capai AIコール
予約・WEB問診との連携を見据えた医療DX
やくばとAI電話予約
Web・電話・FAXの予約経路を一元管理

Dr.JOY AI電話

Dr.JOY AI電話は、Dr.JOY株式会社が提供する医療機関向けのAI電話サービスです。

Dr.JOYは診療予約、健診予約、地域連携、患者対応など病院業務を支援する複数のサービスを展開しており、AI電話もそのシリーズの一つとして位置づけられています。

AIが患者の発話を認識し、100回線の同時対応(ベストエフォートのため80回線を推奨)が可能な点が特徴で、大規模病院や健診センターでの利用を前提とした設計になっています。

他の医療特化型サービスでは電子カルテや院内システムとの連携に対応するものもありますが、Dr.JOY AI電話は電子カルテやCRMと連携しない独立したシステムです。シンプルに運用しやすい点が特徴です。

通話内容はテキスト化・音声データともに確認でき、CSV出力にも対応します。病院ホームページに設置したボタンやQRコードからブラウザで直接AI電話に接続できる機能もあり、フリーダイヤルの通話費削減にもつながります。

湘南藤沢徳洲会病院では、AI電話導入により応需率が21%から52%に向上した事例も公開されており、大規模病院を含めた導入実績の豊富さが強みです。

サービス名 Dr.JOY AI電話
提供元 Dr.JOY株式会社
料金 要問合せ
特徴 100回線同時対応、電子カルテと非連携のシンプル設計、
ブラウザ接続対応
向いている医療機関 大規模病院・健診センターなど、着信量が多い医療機関

 

NOMOCa-AI call

NOMOCa-AI callは、株式会社GENOVAが提供するクリニック特化型のAI電話自動応答サービスです。

365日24時間、診療時間外でも患者からの電話に自然な会話形式で対応します。従来のIVR(番号選択式)とは異なり、普通に話しかけるだけでAIが内容を理解する点が特徴で、複数のキャラクターボイスからクリニックの雰囲気に合わせて選択できるカスタマイズ性も備えています。

クリニック向けのFAQを自動生成・登録できる機能や、専門用語・類義語・NGワードを自由に登録できる機能により、クリニックごとの独自ルールに対応できます。

基本プランは月30時間までの対応で、超過分は追加料金が発生する契約形態です。専用の電話番号を利用する仕組みで、既存の番号を使い続けたい場合は転送設定で対応します。

同じ医療特化型のDr.JOY AI電話が大規模病院を主な対象とするのに対し、NOMOCa-AI callはクリニックでの利用を想定しています。キャラクターボイスを選べるなど、患者との会話をカスタマイズしやすい点も特徴です。

サービス名 NOMOCa-AI call
提供元 株式会社GENOVA
料金 基本プラン月30時間まで(超過分は従量課金)、要問合せ
特徴 複数キャラクターボイス、FAQ自動生成、専門用語・NGワード登録
向いている医療機関 患者体験を重視し、自院の雰囲気に合わせたAI電話にしたい
クリニック

 

メディグルAI電話

メディグルAI電話は、メディグル株式会社(リタワークスのグループ会社)が提供する、地域医療連携システム「メディグル」の一機能として展開されているAI電話サービスです。

24時間365日、病院への電話を一次対応し、診療予約や地域医療連携室への問い合わせ、健診・人間ドックの予約受付などを自動でヒアリング・記録・整理します。ヒアリングした通話は一覧化され、ステータス管理や絞り込みが可能です。

他の医療特化型サービスにはAI電話単体で提供されるものもありますが、メディグルAI電話は「メディグル検索」「メディグル予約」「地域医療連携専用CRM」などと一緒に利用できる点が特徴です。病院間の紹介・逆紹介(前方連携・後方連携)まで含めて業務を管理できます。

地域医療連携室を持つ病院で、紹介元医療機関とのやり取りも含めて電話業務を見直したい場合に利用しやすいサービスです。

サービス名 メディグルAI電話
提供元 メディグル株式会社
料金 要問合せ
特徴 地域医療連携CRMなど「メディグル」プラットフォームと一体で
利用可能
向いている医療機関 地域医療連携室を持ち、紹介元とのやり取りも含めて改善したい病院

 

Capai AIコール

Capai AIコールは、株式会社レイヤードが提供する医療機関特化型のAI電話サービスです。

レイヤードは5,300以上の医療機関のDX支援実績を持ち、プッシュ番号式のIVR「Iver」を長年提供してきた企業です。Capai AIコールは、そのIVR提供で培った電話業務のノウハウを活かして開発された、音声対話型の後継サービスという位置づけです。

シナリオに沿ってAIが自律的に会話を進め、予約変更や受診相談、発熱外来の問い合わせなど多岐にわたる用件に対応します。

シナリオごとに利用する時間帯・曜日を細かく設定できるほか、医療機関のホームページから一括でFAQ集を自動生成する機能も備えています。通話内容は自動で文字起こし・要約され、構造化されたデータとして保存されます。

他の医療特化型サービスには電話対応を中心としたものがある一方、Capai AIコールはレイヤードが提供する予約システム「Wakumy」やWEB問診「Symview」との連携を見据えて開発されています。予約や問診も含めて医療DXを進めたい場合に検討しやすいサービスです。

サービス名 Capai AIコール
提供元 株式会社レイヤード
料金 要問合せ
特徴 IVR「Iver」のノウハウを継承、Wakumy・Symviewとの
連携を見据えた開発
向いている医療機関 レイヤードの予約システム・WEB問診と合わせて医療DXを進めたい
医療機関

 

やくばとAI電話予約

やくばとAI電話予約は、メドピア株式会社が提供する、病院向け予約システム「やくばと病院予約」に組み込まれたAI電話予約機能です。

一般的なAI電話サービスは単体で利用するものが多い一方、やくばとAI電話予約は「やくばと病院予約」というWeb予約管理システムと一体で利用できる点が特徴です。

患者との通話内容(氏名、生年月日、診察券番号、希望日など)をAIが自動で聞き取り、そのままやくばと病院予約の管理画面にデータとして反映されるため、Web・電話・FAXという複数の予約経路を1つのシステムで一元管理できます。

他の医療特化型サービスには電話対応の自動化を主な目的とするものがありますが、やくばとAI電話予約は、電話・Web・FAXなどの予約経路をまとめて管理できる点が特徴です。すでにやくばと病院予約を導入している、またはこれから予約システムごと刷新したい病院に向いています。

サービス名 やくばとAI電話予約
提供元 メドピア株式会社
料金 要問合せ
特徴 Web・電話・FAXの予約経路を「やくばと病院予約」で一元管理
向いている医療機関 予約システムそのものを刷新し、経路を一本化したい病院

医療機関への導入実績がある汎用AI電話3選

医療専門ではないAI電話サービスにも、病院やクリニックで利用できるものがあります。幅広い業種に対応しているため、自院に必要な機能や設定のしやすさを確認しましょう。

医療機関でも使える汎用AI電話の特徴
幅広い業種に対応
医療以外でも利用される
汎用的な設計
柔軟に設定
自院の電話フローに
合わせて構築
外部システムと連携
予約・CRMなどと
連携できるサービスも
3サービスの主な違い
IVRy
用件に応じてAI対応とスタッフへの接続を振り分け
ミライAI
自院の問い合わせ内容に合わせて柔軟に設定
DenwaFlow
予約登録・変更・キャンセルなど事後処理まで自動化

IVRy

IVRyは、株式会社IVRyが提供する電話自動応答サービスです。

医療専門ではなく、飲食店や美容室など幅広い業種で利用されているサービスですが、病院・クリニック向けの専用ページや導入事例も公開されています。

緊急性の高い電話は即座にスタッフへ接続し、診療予約や営業電話への対応はAIが完結させるといった、用件に応じた振り分け機能を備えています。

医療特化型のサービスとは異なり、さまざまな業種で利用できる点が特徴です。電話の自動応答だけでなく、用件に応じてスタッフへつなぐ仕組みも利用できます。

サービス名 IVRy
提供元 株式会社IVRy
料金 要問合せ(汎用プランをベースに提供)
特徴 緊急連絡は即スタッフ接続、それ以外はAIが完結という振り分け
向いている医療機関 医療特化型より汎用的な電話業務効率化を重視するクリニック

 

ミライAI

ミライAIは、株式会社ソフツーが提供するAIを活用して電話対応業務を効率化する汎用サービスです。

医療機関に限らず利用できるサービスのため、電話業務のどこまでを自動化したいのかを整理して導入を検討する必要があります。

医療特化型サービスのような医療用語登録やFAQテンプレートは前提とされていないため、自院の問い合わせ内容に合わせて設定を作り込む前提で比較するとよいでしょう。

サービス名 ミライAI
提供元 株式会社ソフツー
料金 要問合せ
特徴 業種を問わない汎用的なAI電話応対
向いている医療機関 医療特化機能より汎用性・コストを重視するクリニック

 

DenwaFlow

DenwaFlowは、ISZ GROUP合同会社が提供する、業務完結型をうたうAI電話エージェントサービスです。

一般的なAI電話受付の多くは「用件の聞き取り・文字起こし・通知」までを担い、その後の予約台帳への入力や確認作業はスタッフに残ります。

DenwaFlowは、あらかじめ設定されたルールに沿って、空き状況の確認、予約や受注の登録、日時変更、キャンセル処理、確認メッセージの送信までを電話の中で完結させる点が特徴です。

日本語を含む30言語以上の音声対話に対応し、既存のCRMや予約システムとAPI連携できるほか、システムを未導入の店舗・企業向けに専用ダッシュボードも提供します。

医療機関に限らず、クリニックの予約受付にも活用できます。大阪の美容サロングループでは、導入後に電話対応時間が約70%削減された事例も公開されています。電話の取り次ぎや通知だけでなく、予約登録や変更、キャンセルなどの処理まで自動化できる点が特徴です。

サービス名 DenwaFlow
提供元 ISZ GROUP合同会社
料金 要問合せ
特徴 予約登録・変更・キャンセルまで電話内で完結、30言語以上対応
向いている医療機関 通知だけでなく事後処理まで自動化したいクリニック

予約受付・予約連携に活用できるサービス2選

電話応答だけでなく予約受付も効率化したい場合は、予約管理機能を持つサービスも候補になります。

予約受付・予約連携型の特徴
予約経路を集約
電話・Web・LINEなどを
まとめて管理
予約情報を管理
受け付けた内容を
予約管理へ反映
周辺システムと連携
電子カルテ・問診・決済
などと連携
予約受付から管理までの流れ
患者が予約
→
電話・Web
などで受付
→
予約情報を
登録
→
管理画面で
一元管理

メディカル革命 byGMO

メディカル革命 byGMOは、GMOリザーブプラス株式会社が提供する医療機関向け予約管理システムです。

独自の予約最適化エンジンにより、1分単位で診察枠を設計できるほか、LINE予約・WEB予約に加えて電話自動応答(IVR)も1つの管理画面に集約できます。

Web問診や電子カルテとの連携はベンダーを問わず50以上の実績があり、GMOペイメントゲートウェイグループのキャッシュレス決済機能も搭載しています。診療科を問わず2,700以上の医療機関で導入されています。

AI電話単体ではなく、電話予約を含めた予約受付全体や、決済・問診・電子カルテとの連携までまとめて効率化したい医療機関に向いています。

サービス名 メディカル革命 byGMO
提供元 GMOリザーブプラス株式会社
料金 要問合せ
特徴 LINE/WEB/電話予約の一元化、電子カルテ・決済連携、
2,700以上の導入実績
向いている医療機関 予約だけでなく問診・決済・電子カルテまで含めて効率化したい
医療機関

 

よやくらく

よやくらくは、合同会社AMORが提供する医療・美容業界特化型のAI予約システムです。

24時間365日、AIが自然な会話形式で予約を受け付け、担当医の指名や診察券番号の確認にも対応します。医療アドバイスは一切行わず、予約と案内に特化している点が明確な設計方針です。

受け付けた予約はGoogleスプレッドシートで一元管理できるため、既存の業務フローを大きく変えずに導入できる点も特徴です。

対象は医療機関に限らず、歯科医院、整骨院・接骨院、エステサロン、ネイルサロン、美容室にも及びます。運営元は「受付スタッフを1人雇用すると年間400万円以上かかるところ、よやくらくなら年間150万円で同等の対応が可能」とコスト削減効果を打ち出しています。

メディカル革命 byGMOが電子カルテや決済まで含めて予約業務を管理するのに対し、よやくらくは予約受付に機能を絞っています。Googleスプレッドシートと連携して予約情報を管理できる点も特徴です。

サービス名 よやくらく
提供元 要確認(公式サイトyoyakuraku.comでご確認ください)
料金 要問合せ(年間150万円程度が目安として公開)
特徴 予約受付に特化、Googleスプレッドシート連携、
医療・美容両業種対応
向いている医療機関 予約受付のみをシンプルに自動化したいクリニック・サロン系事業者

電話以外の受付DXにも対応するサービス2選

受付スタッフの負担は、電話だけでなく、来院時の案内や各種問い合わせにも及びます。受付業務全体を見直したい場合は、総合的なDXサービスも比較してみましょう。

受付DX・総合受付型の特徴
電話受付
問い合わせや予約を
自動受付
Web・LINE対応
電話以外の問い合わせ
経路にも対応
来院時の受付
順番案内など
院内業務も効率化
来院前から来院後まで受付業務を効率化
来院前
予約・問い合わせ
→
来院時
受付・順番案内
→
受付業務
各種案内・書類関連

クリニックさくらさん

クリニックさくらさんは、株式会社ティファナ・ドットコムが提供するAI接客サービス「AIさくらさん」シリーズのクリニック向けプランです。

電話・Web・LINEでの予約受付に加えて、来院時の受付(番号案内、順番案内、待ち時間案内)、初診案内、疑義照会の要点共有、紹介状の自動作成、クレーム対応、多言語の自動翻訳など、幅広い受付業務に対応している点が特徴です。

Web制作で培った25年以上のノウハウをAIが学習しており、利用企業側でチューニング作業をしなくても稼働できる設計です。

実際に東京都内のクリニックへの導入事例も公開されており、電話対応だけでなく、来院前から来院後まで受付業務全体を効率化したいクリニックにも利用できます。

サービス名 クリニックさくらさん
提供元 株式会社ティファナ・ドットコム
料金 要問合せ
特徴 電話・Web・LINE予約、来院時受付、紹介状自動作成、クレーム対応、
多言語翻訳
向いている医療機関 電話だけでなく来院前後の受付業務全体をDXしたいクリニック

 

AI Agency Japan(電話AI受付エージェント)

AI Agency Japan(電話AI受付エージェント)は、有限会社グローバルスペースが運営する、クリニック・サロン向けのAI受付ソリューションです。

電話AI受付エージェント、ウェブサイトチャットボット、Instagram DMアシスタントの3つのAIソリューションを展開しており、電話・Web・Instagramという複数のチャネルをまとめて自動化できる点が特徴です。

電話AI受付エージェントは、営業時間外や混雑時にAIが自然な日本語で電話対応し、よくある質問への回答や伝言受付を行います。日本語ネイティブ品質の自然な会話に加え、英語・中国語などの多言語対応も可能です。

他の医療特化型サービスには病院や一般診療のクリニックを主な対象とするものがありますが、AI Agency Japanは歯科医院、皮膚科クリニック、美容外科クリニックなどの美容系クリニックにも対応しています。美容サロンやヘッドスパ、ネイルサロンなど、医療以外の美容業態でも利用できます。

運営会社が美容業界に強いネットワークを持つ創業背景もあり、電話に加えてInstagram DMという美容業態ならではの問い合わせ導線までカバーしている点も、他のサービスにはない特徴です。

サービス名 AI Agency Japan(電話AI受付エージェント)
提供元 有限会社グローバルスペース
料金 要問合せ
特徴 電話・Webチャット・Instagram DMの3チャネルを自動化、
多言語対応
向いている医療機関 歯科・皮膚科・美容外科クリニックなど、美容系・自由診療の医療機関

AI電話を導入するときは対応範囲を明確にする

病院・クリニック向けAI電話応答サービスを導入すると、電話対応にかかるスタッフの負担軽減が期待できます。一方で、すべての電話をAIに任せればよいわけではありません。

診療内容に関する相談や緊急性のある連絡など、人による確認や判断が必要な問い合わせもあります。

AIとスタッフの対応範囲を分ける
AIに任せる業務
診療時間・休診日の案内
アクセス方法の案内
定型的な予約受付
よくある問い合わせ
⇄
スタッフが対応する業務
診療内容に関する相談
緊急性のある連絡
個別の確認が必要な内容
人による判断が必要な対応

そのため、診療時間やアクセスなどの定型的な問い合わせはAI、個別判断が必要な内容はスタッフというように、あらかじめ対応範囲を決めておくことが大切です。

AI電話導入前に確認したいポイント
AIの対応範囲
どの問い合わせまで
AIに任せるか
システム連携
予約システムなどと
連携できるか
有人対応への切り替え
必要な電話をスタッフへ
転送できるか
セキュリティ
患者情報・通話データの
管理方法を確認
サポート体制
導入時や運用開始後の
支援内容を確認
導入・運用コスト
初期費用・月額料金・
従量料金を確認

また、患者の氏名や予約情報などを取り扱う場合は、個人情報の管理方法やセキュリティ対策についても確認する必要があります。

自院の電話対応に合ったサービスを比較しよう

病院・クリニック向けAI電話応答サービスには、医療機関に特化したものから、幅広い業種で利用できるAI電話、予約受付や受付業務全体を効率化するサービスまであります。

まずは現在どのような電話が多く、スタッフが何に時間を取られているのかを把握しましょう。

導入目的を整理してからサービスを比較
電話業務を
洗い出す
→
負担の大きい
業務を特定
→
必要な機能を
決める
→
条件に合う
サービスを比較

電話問い合わせの負担が大きい場合はAI電話、予約電話を減らしたい場合は予約連携型、受付全体を見直したい場合は受付DX型というように、現在の課題からサービスを絞り込むと選びやすくなります。

自院の課題に合わせてサービスを選ぶ
医療特化型
医療機関特有の
電話対応を効率化
汎用AI電話
自院に合わせて
柔軟に設定
予約連携型
予約受付・管理まで
効率化
受付DX型
電話以外の受付も
改善
現在の課題からサービスを絞り込む
電話問い合わせの負担が大きい
→
医療特化型・汎用型
予約電話・予約管理の負担が大きい
→
予約受付・予約連携型
受付業務全体を改善したい
→
受付DX・総合受付型
候補を絞ったら5つの項目を比較
対応範囲
システム連携
有人切替
セキュリティ
サポート

導入目的を明確にしたうえで、対応できる問い合わせ、予約システムなどとの連携、有人対応への切り替え、セキュリティ、サポート体制などを比較し、現在の電話業務や受付業務に合うサービスを選びましょう。