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注文したくなるスイーツのサイト

「おうち時間」や「在宅ワーク」の機会が増えたことで、お取り寄せスイーツの需要が高まっているようです。 

スイーツを紹介するサイトのデザインや表現方法が魅力的で、「注文してみたい!」と感じたものがいくつかあります。

 

・「hi-cheese」

https://hi-cheese.jp

「世界のチーズで心ときめく味覚の旅を」をキャッチフレーズにした、チーズケーキ専門店「hi-cheese」。

 

トップに、イラストレーターのナガノチサト氏とコラボしたデザインのパッケージ、色とりどりに配置されたチーズケーキが順番に現れ、アートな雰囲気に引き込まれます。

 

全体的にシンプルなグレーの背景でまとめられており、ケーキの色や質感が際立っています。

陰影のつけ方までケーキの存在感が引き立つよう計算し尽くされていて、ギャラリーの展示を見ているような感覚に。

 

私が特に気になったのは、さまざまなフレーバーを楽しめる、新食感のレアチーズケーキ「CUICUI(キュイキュイ)」という商品。コロンとした円柱型のかわいらしいフォルムと、鮮やかなカラーバリエーションが目を惹きます。

 

ショップのショーケースに並んでいたらそれだけで魅力的なのに、こちらのサイトではラインナップの一つ一つを、半分にカットした断面で紹介。

 

内側にとじこめられているフルーツや台となるビスケットなど、フレーバーによって異なる細部まで見せてもらえることで、好みのものを選びやすくなるうえ、作り手の丁寧さと自信が伝わり信頼度が増します。 

 

・「世にもおいしいチョコブラウニー」

https://yonimo.jp 

ダークな色調の部屋の中で、キラキラと舞う魔法の粉。ふわりと宙に浮くブラウニー。

おとぎ話のような不思議な世界観がベースとなったストーリー仕立てのサイトで、私たちをワクワクさせてくれます。

 

主役にスポットライトを当てながらも、大切なことは白抜きの文字でしっかりと主張。

スクロールしていくと、おいしくなったポイントをわかりやすく解説してくれます。

「世にもおいしい」「チョコ、ザックザクッ!」など、ストレートな表現で商品の魅力をアピールし、見ている方との距離を縮めています。

 

一方、ブラウニー自体の見た目はいたってシンプルで王道をいくもの。一見普通のブラウニーに見えるからこそ、どう違うのか食べてみないとわからない、食べてみたいと思わせる工夫が散りばめられています。

 

・「coneri渋谷」

https://coneri.jp/shibuya/ 

サイトを開いてまず目に入るのは、パイを片手に思い思いの時間を楽しむ人たち。

家で過ごすひとときや、ドライブにアウトドアといった、さまざまなシーンにパイが溶け込んでいます。

まず入り口の部分で、商品であるパイそのものよりも「パイのある生活」「パイとともに過ごす人々」に視点を移しているのが新鮮です。

 

次に紹介されるのは、原材料となる粉や作る過程でのこだわり。どの部分にも手を抜くことなく、おいしさを追求する姿勢が伝わります。

日常に取り入れやすい手軽さだけでなく、上質なものである印象を与えています。

 

また、パイにはプレーンなものだけでなく食感や甘さにもバリエーションが豊富にあるため、甘党でない人も一緒に楽しめるのが嬉しいところ。

新しい食べ方として提案されているパイにつけるディップの種類も豊富で組み合わせは自由。

 

お菓子の紹介にとどまらず、新しいライフスタイルまで提案してくれているので、何気ない日常が格上げされるような期待感が生まれます。

 

・好奇心と想像

オンラインストアで注文するスイーツは、実店舗やコンビニで買える商品とは異なり、ほぼ視覚による情報から判断することになります。

画面の向こう側のスイーツが、どんな味で、どんな香りで、どんな食感なのか。新しさのあるデザインとちょうどいい情報量により、手に取りたいという好奇心がわくと感じました。

 

また、スイーツが持つストーリーやコンセプト、作り手の思いなどを知ることが、どんな場面で誰と楽しむかという想像をより膨らませるきっかけになります。

 

束の間の癒しを求めたり、自分へのご褒美やギフトにしたり。

スイーツを食べるという、非日常ではないけれどちょっとだけスペシャルな時間。

今までに出会ったことがないものに出会えるかもしれない好奇心と、その先にある満たされた気持ちを想像できる情報を提供することは、サイト制作において大切だと気付かされます。

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