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良いWebデザインの条件

Webデザインを考えるとき、「とにかくかっこいいものにしたい」や「ほかのサイトと差別化したい」という気持ちが大きくなりがちです。しかし、良いWebデザインとは必ずしも、かっこよかったりユニークだったりというわけではありません。そこで、今回は良いWebデザインの条件について説明していきます。

良いWebデザインとはどんなもの?

 

良いWebデザインとは、第一にわかりやすいことが大切です。サイト内の情報を正しく提供することがWebデザインの重要な役割だからです。どのようなWebデザインが良いのか、具体的に挙げてみます。

・読みやすい(文字のフォント・色、文字数など)

・サイトやターゲットに合う雰囲気になっている

・導線がわかりやすい

読みやすい文字のフォントや大きさ、文字数と導線については、ターゲットがどのような方でもある程度共通です。しかし、サイトの雰囲気はターゲットの性別・年齢・目的によって異なります。このため、良いWebデザインを作るためには、サイトの意図やターゲット層をしっかり理解する必要があるのです。

 

「かっこいい=良い」ではないWebデザイン

 

Webデザインを作るときに、斬新でかっこいいものを目指そうと考える方は多いでしょう。しかし、かっこいいデザインが良いデザインとは限りません。かっこよさやユニークさは、わかりにくさに繋がることが多いからです。

たとえば、Webサイトを閲覧しているときに、「かっこいいけれど残念だな」と、思ったことはないでしょうか?

・ページが開くのに時間がかかる

・色合いが奇抜で見にくい

・サイト内の目的のページにたどり着けない

見にくかったり欲しい情報にたどり着かなかったりすると、読者はイライラしてサイトを閉じてしまうかもしれません。いくらかっこいいWebデザインでも、わかりにくいものは良いとはいえません。

 

好まれるWebデザインを目指すには

 

好まれるWebデザインを作るには、サイトを見ている人にとって、どのようなデザインがわかりやすいのかを知ることが大切です。

東京オリンピック・パラリンピックで競技を表すピクトグラムが有名になりましたが、私たちの生活のなかでも、対象をわかりやすく指す「ユニバーサルデザイン」が普及しています。ユニバーサルデザインとは、性別や人種、障がいの有無に関わらず、多くの方が過ごしやすい環境を目指して誕生したデザインです。

駅や空港などの公共施設では、ユニバーサルデザインでの表示が増えていますが、今後はWeb上でももっと重視されるでしょう。

 

色の見え方も、年齢や先天性の性質によって異なります。誰もがわかりやすいWebデザインを目指すなら、まずは配色に気を配るのも1つの方法でしょう。

このように、良いWebデザインとはサイトの見やすさやアクセスしやすさを重視して作られたものなのです。